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俺の本音

本音を徒然と書いていきます

砂漠の世界 第八話

2013-05-05 16:39:52 | 小説
高槻に連れられてきた場所は闘技場のような場所だった。そこには6人ぐらいの人たちがサンドバッグを蹴ったり腹筋をしたりしていた。中にはダンベルを持ち上げているものも。高槻は「ここでお前は特訓をしてもらう、喧嘩のな。」と言われた。僕は「え、ってことは俺はここで誰かと闘ったりするのか?」と言った。「まだそれはしないよ、まあいずれはするけど。お前がやるのは今日から毎日腕立て100回、スクワットも100回、腹筋も背筋も100回やってもらう。」と彼女は言った。僕は「筋トレか。」と言ったら「そうだ、お前あまりにも弱すぎるから笹浦ってやつに勝てるぐらいにまでは強くしてやるよ。」と彼女は言った。僕はその日辛かったが何とか全部100回やった。こんなことして笹浦に勝てるのだろうかと顔もいながらも頑張った。彼女は「100回全部できたじゃん。じゃあまた明日も来いよ。」と言ってその日は解散した。次の日もまた僕はあの場所へ行ってまた全部100回ずつやった。筋肉痛なのに無理やりやった。そしてその日は喧嘩のコツなどを教えてもらった。「まず相手の髪の毛を自分の指に絡ませてその手を膝まで持ってって相手の顔面を膝蹴りするんだ。簡単にはほどけないから何度でも攻撃できる。」といろいろなことをその日に教わった。次の日の学校帰りに久しぶりに高山さんと帰った。僕は「高山さんって笹浦と付き合ってるの?」と聞いたら彼女は「天野君知ってたんだ。」と言った。僕は「なんで笹浦と付き合ってるの?」と聞いたら彼女は「確かに皆なんで笹浦なんかと付き合うの?ってよく聞かれるけど実は笹浦君のお父さんってろくに働かなくてお母さんは病気なんだって、それで仕方なくカツアゲとかしているんだって、もちろんカツアゲはよくないことだけど。」と言った。笹浦にそんなことがあったのか。でもどんな理由があっても高山さんを盗撮することだけは許さない。絶対に。僕は彼女に笹浦が盗撮していることは言わなかった。いや、言いたかったが高槻に止められたのだ。理由は「お前が高山さんに言ったらその笹浦ってやつをボコボコにできなくなるだろ。それにもし言ったらお前が強くなる前にその笹浦ってやつにばらしたことがばれてボコボコにされるだろ。」だそうだ。その日はついに闘技場で殴り合いをした。僕と同い年ぐらいの男と、「どうした天野、そんなに怖がってたら負けちまうぞ」と高槻が言った。その日はボコボコにされて帰ってきた。今日はすごく怖かった。でも、笹浦を放っておくほうがもっと怖かった。絶対笹浦をブッ飛ばしてやる。僕はそう誓った。その日帰って鏡で見てみるとあざが出来ていた。殴り合いなんて初めてだった。その日は風呂に入ってすぐ寝た。後は笹浦が高山さんを盗撮した証拠があればいい。声と笹浦がとった写真を出せばいい。次の日学校ではとんでもないことになっていた。

砂漠の世界 第七話

2013-04-30 19:19:57 | 小説
「あの女全然自分が撮られていることに気が付かないんですよ。」笹浦の声は大きいので普通にこっちまで聞こえてきた。撮る?どういうことだ。僕にはまだ良く分からなかったが笹浦と一緒にいる男たちがこういった。「これだけ撮れれば上出来だよ。こいつは高く売れるぞー。」分かった。笹浦は高山さんのことを盗撮していたのだ、だから笹浦は高山さんと付き合っているフリをしたのだ。そのことを知った瞬間僕は今すぐにでも笹浦をぶっ飛ばしてやりたかった。僕はこらえてじっと聞いていた。「これだけ撮ったらだいたいいくらなんでしょうか。」と笹浦が言うと「そうねえ、だいたい5万ぐらいかな。まあこれからもがんばってね。」と男が言った。そして笹浦が僕に気が付いた。「あっれー、お前盗み聞きしてたのか。ま、いいか。お前学校のやつらに言ってもいいけどそしたらお前殺すからな。」と笹浦が言ってそのまま立ち去った。許せない。僕はその後高槻との約束があったのでデニーズに言った。僕は高槻に笹浦が盗撮していることを言うと高槻は「なるほど。やっぱり裏があったか。そしてお前はどうするんだ?」と言った。僕は「笹浦をぶっ飛ばす。あいつが誤るまで許さない。」と言うと「お前、喧嘩もしていないししかも帰宅部なんだろ? 勝てるわけないじゃん。」と言った。確かにそうだ。僕は全然喧嘩もしたことがないし、臆病だ。僕はそんな自分がいやだった。笹浦に金を出せって言われたときもそうだ。僕は何にも出来なかった。こんな自分なんて死んでしまえばいい、最弱で雑魚くてまったく喧嘩も強くないただの独りぼっちのただのクズ。僕は自分のことをそう思っていた。僕は高槻に「そんなの俺だって知ってるさ、俺は強くなりたい。いままで俺は人から逃げてきたただのクズだった。だけど笹浦だけはぶっ飛ばしてやりたい。俺は死んでもいい、ただ高山さんをそいつらから守れればそれで良いんだ。」と言った僕からそんな言葉が出るとは思わなかった。高槻は「ついて来い」とだけ言って僕をある場所に連れて行った。

砂漠の世界 第六話

2013-04-25 19:10:54 | 小説
僕はそれを夢だと信じたかった。僕はすぐその場から逃げようと思ったが立ち止まった。絶対何かの気のせいに違いない、偶然か僕の勘違いだと決まっている、そう信じた。二人の声が聞こえてきた。「笹浦君、今日はありがと。また部活無い日に一緒に映画館行こ。」高山さんの声だった。すると笹浦が今まで聞いたこともない口調で話した。「ああ、また今度行こうな。」僕は頭が真っ暗になって僕は気付いたら走り出していた。僕は走りながらケータイを取って電話をかけた。僕は目的の場所に着いた。僕が電話をかけたのは高槻だ。なぜ電話をかけたかわからない。とにかく急に誰かに相談したくなったからだ。高槻は「どうした、そんなに急いで。何かあったのか?」と言った。僕は今まで起きたことをすべて話した。すると「なるほどね、お前のきらいな笹浦ってやつがお前の好きな人と付き合ってたって訳か。」と言った。彼女はそして何かを考えているみたいに黙ってしまった。しばらくして「確かにお前はクラスでも静かなやつらしいし友達もいない、しかも帰宅部。魅力ないからなー、その笹浦ってやつは魅力とかあるの?」と言った。僕は「魅力か、あいつはみんなから嫌われているからな。魅力と言ったら金髪に染めてることと喧嘩が強いぐらいだな。」と言ったら「お前の好きな人はそんな事で好きになるのか?もっとほかの理由があるはずだが。
」と言われた。確かにな、あいつには何か理由があるはずだが頭も悪いし性格も悪い。何か僕の知らない理由でもあるのか?考えてる時に彼女が「お前がもっとそいつより魅力的になればいいんじゃないか?」と言った。その通りだ。僕は焦っていたせいでこんなこともわからなかった僕は「魅力的って例えばどんな?」と言ったら「その笹浦ってやつより喧嘩で強くなること。」と言われた。僕は「そんなの無理だよ。」と言ったら「だったらしばらく様子を見れば?何か裏があるかもしれないし。」と言われた。それもそうだ。普通に考えてクラスの嫌われ者があんな優しい人と付き合うはずがない。絶対裏があるはずだ、絶対に。彼女は「てかそれだけでウチを呼び出したの?」と言った。僕は焦って「いや、それだけで呼び出したわけじゃないけど。」と言った。その後いつも通りに僕がおごって家に帰る途中に笹浦を見つけた。こんな時間に何をしているんだ?すると怪しげな男たち数人と話している。僕はその話を聞いてようやく裏が分かった。笹浦が高山さんと付き合う理由が。

砂漠の世界 第五話

2013-04-19 16:07:44 | 小説
土曜日がやっと来た。思えば今週はやたら長く感じて久しぶりに遠くへでも行こうか、それとも映画でも見に行こうかとかいろいろ今日のことを考えた。そういえば高槻は週末何しているんだろう。まさか週末もゲーセンにいるのか?まあ別に僕には関係ない話だがそれにしても僕は友達がいない。帰宅部だから当たり前のことだが友達がいるやつらは普段何をしているんだろうか。遊園地でも行くんだろうな。いや、なんで僕はこんなことを考えているんだ。今日は自転車で遠くに行くことにして僕はしばらく乗っていない自転車にまたがったが、自転車の空気がすっかり抜けていので空気を入れて出発した。2時間ぐらいしてやっと着いた。そこは誰もいない砂浜で僕はただ一人で寝っ転がっていた。僕は友達なんかと会話するよりこうして一人でいたほうがいいしずっとこのまま一人でもいい。眠い、僕はそのまま寝てしまっていた。僕が友達を作らない理由、小4の時僕には親友がいた。その親友とは毎日遊んでいたし、とても充実した毎日だった、あの日までは。親友だと思っていたそいつは笹浦の仲間だったのだ、僕の言ったことや秘密をそのまま笹浦に教えていた。そいつは「笹浦に脅されて言ってしまった。」とか言ってたが僕はそれからまったく人を信用しなくなった。僕の心は砂漠だ。人なんでろくな生き物じゃないと思った。いやなことを考えてしまった。僕はもう家に帰ろうとしたその帰り道に偶然高山さんを見つけた。「高山さん」言いかけたその時僕の肝は一気に冷えた。そこに一緒にいたのは笹浦だったのだ。


砂漠の世界 第四話

2013-04-12 20:29:22 | 小説
疲れた。笹浦に殴られたからというわけではないが、どちらかというと心のほうが疲れている。僕は今日高山さんとは帰らなかった。高山さんは今日部活なのだから今日は一緒に帰れないという。そんな一人で帰っていると僕のケータイが鳴った。ああ、すっかり忘れていた。それは高槻からの電話だった。「はい、もしもし」僕は面倒だったが電話に出た。「おう天野か、今日6時にデニーズ集合な。てか最初にあった時から一度もお前からの電話来てないんだけど、まさか忘れてたの?」いつもと変わらない声だった。「忘れたわけだじゃなくてたまたま忙しかっただけだよ。6時にデニーズだな?ああ、分かった。」僕は電話を切った。今日はそんな気分じゃないのに、どうせまた今日も僕がおごるんだろああ最悪。全く今日はろくなことがない。朝会の時に先生が言った言葉「君たちも校則を守ってこの学校の誇りを汚さないようにしましょう。」馬鹿馬鹿しい、何が誇りだ。僕の学校は荒れていて不良が市内で一番多いしさらにタバコを吸ったりお酒を飲んでいる奴もいる。とにかく誇りも糞もない学校だ。その学校の糞校長が校則違反だ何だ言うな、そんなんだからいつまでたってもこの学校は荒れているんだ。だから僕は部活をはいらなかった、根性焼とかが絶対にあるからだ。そして気が付いたら家の前にいた。なんか最近ワンパターンだな、学校行って家に帰ってパソコンやって気が付いたら11時くらいになってる毎日、こんな毎日なんて全く面白くなかった。そして僕は自分の部屋でパソコンを開いた、やることは2ちゃんねるぐらいしかない。不健康な毎日、僕はパソコンを閉じて家を出てデニーズに向かった。6時ギリギリにデニーズに入って高槻を探した。いた、僕はそこの席に座った。「2分オーバー」彼女はそう言ってちょっと怒っていた。「遅れてごめん。」僕はそう言って謝った。「あっれ天野元気ないね、どっか調子でも悪いのか?」と聞かれた。それは一番聞いてほしくないことだったが僕は学校のことを話した。すると彼女は「へえーお前好きな人いたんだ、んでその人と一緒に帰っただけでもう心臓バクバク、そして次の日に不良に腹ドーンって訳か。」と言った。「ああそうだよ、なんかいろんな意味で疲れた。明日は土曜だし、ゆっくり休みたいよ。」と僕は言った。すると彼女は「はあ?土日は思う存分遊ぶのが普通だろ。お前は40のおっさんかよ。」と言った。「僕も彼女がいればデートでも行くのにな。」と言ったら「へえ~お前そんなこと言う奴だったんだ。」と言われた。なるほど彼女は僕がこういう冗談を言うとは思わなかったのか。僕は言った「ってか今日も俺がおごんのかよ。」彼女は意外なことを言った。「今日はウチが払うよ。」へえ、以外、こいつが払える金持ってんだ。その金はどっから来ているんだ?まさか。とか考えていると眠くなってきた、眠いな、「じゃあ僕は眠いから帰る。」と言った。すると彼女は「早」とだけ言った。僕はそのまま帰った。「じゃあな。」彼女は最後に「なるべくメールしろよ。」と言った。僕は家に帰っていつの間にか玄関で寝ていた。