建築士のたわごと!    ひとりごと!

ぶつぶつ独り言(いや!内容を復唱しながら?)を言いながら図面を描いてます。たまに近くにいる人が反応してます。(笑い)

パッシブデザイン

2015-12-23 11:08:18 | 住宅
ここ数日ある課題について考えていました。

それは、”パッシブデザイン”というもの

初めて聞かれる方も多いとは思いますが、住まいづくりにおいて自然の力で環境を整えようとするもの
(まだ勉強中なのでこんな感じですけど・・・ 奥は深そう)

本を読んでいると昔の住まいづくりを思い出した。
(昔といっても自分が建築の仕事に付いた頃なのでかれこれ30年ほど前です)

よく”家相”って聞いた事があると思います。
これは中国から伝わった? と聞いていますが・・・・・

当時は、かなり厳しい見方をしていました。 トイレがあるからダメだとか キッチンそこじゃダメ

何度 図面を書き直した事か・・・

しかし 私もその当時のお陰というか 身体に少し染み付いているのか 

ある程度 家相を考えながら住宅の計画をしています。
(当時から家相に迷信的なことはたくさんありました)

その中で、一番考慮したのは、窓(開口部)つまり日照と通風でした。

今では、ガラスが、ペア-(一つのサッシに2枚ガラスがはまっている商品)だとかLOW-Eなど
ありますけど当時は、まだ何もない時代でした。(なんか 古臭いですね)

よく 家相を考えたら家は建たないっと聞きましたが(私もよく叩かれていました)

逆に言えば必要な風も入らないエアコン頼りの家になっているはず(持論 、個人差は、もちろんあります)

昔の人の知恵

エアコンの無い時代に考え出された知恵 それが我々は、当時 家相という言葉で話していました。

家相は、通風や日照だけでなく色々な事も書かれていました。

今の建物を建てる時の法律もこの”家相”から来ている事も数多く目にします。

只、先ほども書きましたが迷信的な部分(根拠のない部分)は、たくさん混ざっている事は、否定しません。

昔の方(ご先祖様かもしれませんよね!)が、身体で感じた自然現象を今の時代に伝えていた知恵だったのかもしれません。

今も昔も必ず朝日は東から昇ります(西から上るのは”バカボン”漫画の世界)

昔と違うのは、住宅の量と敷地の広さ 車の台数 これってプランの際、かなり苦労しますが

必ず解決出来るはず。

便利さも大事ですが、健康のためにも 今一度 住宅の原点に戻ってみるのも良いかもしれません。
(断熱材は、重要ですよ!) 昔の知恵と現代技術の融合で!

冷えからやってくるのは、病気だけ!! 身体を冷やさないように暖かくしてこの冬を乗り越えましょう。