「ほにゃらら・・・パーマ」？

パーマにはいくつか種類があります。
雑誌に出ている「ほにゃららパーマ」などのネーミングから来ているものや、メーカーがつくった薬の名前に由来するものではなく、実際に家に帰ってからのスタイリング方法に、種類を絞って考えて見ます。

１・洗いあがりの状態から（タオルドライのみ）自然乾燥
２・ハーフドライの状態までドライヤーで乾かし、その後自然乾燥
３・八分乾きまでドライヤーで乾かし、その後自然乾燥
４・パーマを伸ばすようにして、完全にドライヤーで乾かしきってからスタイリング
５・乾かしきってから、ブラシを使ってのブローをやりやすくするためのパーマ
６・乾かしきってから、ホットカーラー、アイロンなどで巻いた時の、もちを良くするパーマ

大きく分けて６パターン
１・パーマって洗いあがりの感じがすごく良くても、ドライヤーで乾かすとバサバサになったって経験ありませんか？そもそも自然乾燥用のパーマは、洗いあがりでタオルドライをしてから、トリートメントムースを全体になじませて、後は絶対さわらないように自然乾燥（ようはほっとけばいいのです）そうすると洗いあがりの毛束感のまま乾きます。完全に乾いたのを確認して、もみほぐす様にすればカールが伸びることがなく、綺麗にウェーブが出せます。
２・根元の方だけドライヤーで乾かすパターンと、３・のほぼドライヤーで乾かす場合は、どちらも、乾かしたり手ぐしを通したりしていると、手や風のテンションで、パーマが乱れたり伸びたりします。ドライヤーを使った後は、ヘアークリームやムースで丁寧に整えてから自然乾燥に入りましょう。どの程度パーマをドライで伸ばすか、どの程度スタイリング剤を揉み込みながらパーマを戻すのか、この調節が個人個人違いますので、やや難しいかもしれません。
４・は、ドライヤーで完全に乾くまでひたすらハンドブロー。乾かす前にはヘアークリームを、髪全体に薄くのばすか、トリートメントオイル、ムースなどをつけておくと、髪の毛のオーバードライによるダメージを防ぐ事ができます。洗いあがりのパーマっぽさをドライで伸ばしてしまう方法なので、仕上がりはほぼストレートになりますが、パーマをかけてない時に比べ、若干のやわらかさ、動きが出しやすくなります。
５・６・は４・の発展系です。巻いても１日持たない、ホットカーラーのカールがすぐ取れるという方、髪の毛をブラシに引っかかりやすくして、ブローをやりやすくしたいという方のためにパーマを強めにかけるパターンなので、洗いあがりのパーマは強めの印象になります。まず４・の状態まで完全ドライして、キープローションなどを全体に薄くつけ、その後でブローをしたり巻いていけばかなりカールのもちがいいはずです。

このようにスタイリング方法、求めるヘアースタイルによってパーマの種類が分かれます、それプラス、髪質、コンディションによって出来るパーマと出来ないパーマがあります。
後はかけ方によっては、いろいろなスタイリングを楽しめますが、場合によっては１種類のスタイリング限定になる場合もあります。
微妙なニュアンスを求める人、とにかくパーマをかけてみたい人、求めるスタイルによってパーマの強弱、カールの大小が違ってきます、雑誌の切抜きを持っていって「こんな感じ」だけではなく、家でのスタイリング方法もしっかりカウンセリングしますので、ブログだけではパーマについて２０パーセントも書ききれませんが、サロンではしっかりお話しましょう。