太公望〈上〉文芸春秋このアイテムの詳細を見る |
歴史物はあまり読みません、特に中国の歴史ともなると時々知ったかぶるくらいです。
「太公望」は以前上司にプレゼントされた本ですが、人にもらった本を読むのが嫌いな僕は最初はいやいや読んでました、が読み進むうちに宮城谷昌光さんの「人を見る力」に引き込まれていき、自分のポジション、組織力、志、を測る上で重要な一冊(上中下で三冊読み応えあり)になりました。
あの時上司は、わがままな僕に少しでも可能性を感じてくれて、人としての「器」を大きく持つようにと言いたかったのだと思います。
(未だに部下には「伊藤さん変わりませんね!」って笑って言われてしまう、「器」が中途半端な僕、もっと成長します)
とにかく宮城谷さん的「人の心の描写」が抜群にデリケートで、大雑把な僕には非常に勉強になる一冊になりました(だから上中下で三冊だって!)。
偉大な歴史小説です。