昨日、しょんなことから、おかんと「お江戸」見物に出かけました。
以下、その始末記です。
知り合いのT氏から格安の案件を紹介された時、一人分だけなので
いつもの「日帰り一人旅」を計画。
これが、また、楽しい・・・
まず思いついたのが、開通したばかりの「新幹線」で青森行き。
駅弁を食べるだけの、極単純なもの。
ところが、折からの大雪で、T氏が青森で身動き不能との情報・・・
こりゃ、やばいか・・・
更には郡山からは直通が無く、全て仙台で乗り換えとの条件が・・・
これじゃ大変だぁと、問題が浮き彫りになりボツ。
代案として浮かんだのが「東京スカイツリー見物」
まっ、後々のための「下見」と言う訳。
ところがです。
そのことを知ったおかんが、同行を申し立てたから大変。
・・・お土産コースを設定しないと・・・
で、「羽田国際線ターミナル」を組み入れ、時間の割り振り・・・
最終案が出来上がった頃は、入浴時間スレスレ。
翌朝6時出発、徐々に明るくなるにつれ粉雪が舞う空模様・・・
誰が悪いのか、ヤケクソ気味で新幹線に乗って、見るのは空ばかり・・・
花のお江戸に着いても、雲は晴れないだわなぁ。
計画通り、まず、羽田。
成田とは違って、電車を降りると直ぐに搭乗フロアだから便利です。
目指すは4階のショッピング・センター。
感想は、狭いなぁ!
田舎の団体さんがいっぱいいますが、こりゃ迷子の心配がないわ・・・?
でも、高いな・・・値切り交渉はまったく駄目!
こうなりゃ開店(11時)一番乗り!
噂の親子丼で腹ごしらえし、もう、一回り。
早々に切り上げ次のポイントへ。
京急で押上まで行き、いよいよ本日のメイン「東京スカイ・ツリー」
地下駅から地上に出てキョロキョロすると、おかんの声!
「後!上!」振り向けば、いきなり覆いかぶさるように
ドデ~ンとそのデカイコト・・・天辺が見えない・・・
首の回らないおじさんには超しんどい!
あんまり近すぎだぁ~
出口が三つもあるとは、知らなかったぁ!
あわてて地下道に入って反対側に出て
超、絶景ポイント十間橋へ。
TVで何度も見ている光景が、今ここにあります。

次に源森橋で電車を狙ってみました。
変なおじさんが、講釈語ってます。
真ん中にドテンと立っている絵を、何枚もさりげなく広げます。
誰か話を聞いてやらないと・・・
あ~ぁ、捉っちゃった!

次は「牛島神社」から言問橋を渡り、交差点の歩道からパチリ。

そして、「浅草寺」お参り。
この近くに親父の従兄弟がいるので、尋ねることにしました。
まったくの突然のことなので連絡してませんから、会える確立はかなり低いない。
午後になると青空が広がってきました。
歩くほどに汗が滲んできて、そよ吹く風が気持ちいいっす。
17歳のときに訪れて以来だから、何年ぶりだか指が足りません。
その上、町名が変わっているので・・・
歩いて歩いて二度尋ねて、やっと辿りついたのは8階建てのビル。
こんなの作っちゃったの?
ここで文明の利器、携帯の出番です。
言われるままにエレベーターで上がると、彼が待っていました。
彼の姉は音大卒業後、オペラ歌手として活躍し、NHKのテレビに
出るほどでしたので、当時は大変なものでした。
彼女の歌を生で聞いたことがあります。
従兄弟の結婚式で突然紹介されて、マイク無しで「愛の賛歌」を歌いました。
歌い出したとたん会場にどよめきが起こりました。
「あれ、何者!」
「えっ、誰?生歌?」
200人を越す来客が、その歌声に圧倒されたのです。
すぐに静かになって聞き入りました。
その人の名は「城君子」
昨年亡くなったそうです・・・
焼香しご冥福を祈りました。
思いつきだったけど
何とかお天気も回復して、青空と白い雲を従えた
東京スカイツリー・タワーをおさえる事ができました。
終わりよければ全てよし・・・
感慨深い「お江戸」めぐりの旅でした。
・・・おかん孝行間違いなし・・・
いい汗かいたぞ、ちょっと歩き過ぎたかな・・・