獺祭独言

最近はもっぱら葉山でたゆたってます。
時間の流れ方がゆったりしてきました。

イード ムバラク

2007-12-19 21:15:27 | @Yemen
今年の12月19日はイード(犠牲祭)の始まり。19日当日にイエメンを出て帰路につきました。イードはハッジ(巡礼)の最終日の後の3日間のお休みだそうです。人々は、衣類を新調し(これはイスラムの教えです)、羊をいけにえにささげます。先日、港町のAl Makhaを訪れたわれらのチーム長は、何千頭という羊がソマリアから陸揚げされたところを目撃したそうで、興奮して帰ってきました。この1週間朝から晩まで羊さんたちはバアァと鳴きながら、売られていきました。美味しく食べられるよう祈願。

オフィスに住み着いたわんこには、子犬が産まれ、きゃんきゃん鳴きやまないこのごろの様子は、写真にて。かわいいけど、近寄るとうーうーと威嚇されます。

仕事は、苦しい2ヶ月終了。気晴らしのない国でプロジェクトの先行きが見えない状態ですごした二ヶ月は苦しかった。読んでた本が「不毛地帯」。ますます気がふさいでしまった。成果は、ヨガを毎朝続け、食事コントロールのおかげで体がしまったこと。アラビア語は、単語を覚えきれないけれど、動詞の過去形まで到達。これが唯一の気晴らし。

3週間の日本滞在の後、1月中旬から3月初旬まで再び60日のイエメンです。
その間に、次への準備を怠らず、新らたなチャンスを探すこととします。いつまで漂流を続ければよいものか。溜息。




オープンデー

2007-12-10 18:26:09 | @Yemen
本当に久しぶりにフィールドに出ました。ここのところ、事務所につめていることばかりで気が滅入っていたのでいい気分転換になりました。
Al Makha郡の学校オープンデーは伝統音楽あり、劇あり、歌ありで楽しかった。海側の人たちのほうが、自分たちの生活を笑い飛ばす(田舎の生活はつまんないから都会に行きたい、旦那がだめっていうけど離婚してでもいくという歌があったり、識字教室で夫婦喧嘩を繰り広げる劇があったり)元気があって大変よろしい。

少し気が晴れた。最初のオープニングで生花がステージから飛んできた。暑くて水が貴重な生活で花を育てられるのはお金のかかること。あんまり貴重な花がとても美しく感じられました。(暑くてすぐ駄目になったけどね)。