Be Cool Fool!

Go@tee's Spongelife in 葉山

This is it!

2010-01-15 22:35:19 | Musicology
ぽっと時間できたんで、Michael Jacksonの"This is it!"を見てきました。
Thrillerの後以降、あんまり好きでなくなったし、そんなに見たいとも思ってなかったんやけど、友達がよかったで~って言うてたのを思い出して、見てきました。あと、最近久し振りにJackson 5聴く機会あって、良かったし。

ちょっと斜に構えて品川のシアターの席についたんやけど、変なミラーマンスーツからステージに現れたマイケルのキューで、1曲目 wanna be startin' somethingが始まった瞬間(シンセ・ベースが懐かしくってカッコよくって!)、不覚にも身体が震えてしまいました。めっちゃかっこええやんっ!!

これは、マイケルが亡くなる前にやってた、ロンドン公演に向けてのリハを記録したドキュメンタリーやから、もちろんパフォーマンスは完成されてないんやけど、それにしても、ダンスとか、曲のアレンジとか(あ、でも、時々ちょっとくどいアレンジもあったけど)、映像とか、全体構成とか、とにかくどれもめっちゃカッコええねん。参りました。初めて、マイケルのライブを観たいと思ったわ。もちろん、もう無理やけどね。

よかったんは、ダンサーとか、ミュージシャンとか、プロダクションスタッフとか、みんながマイケルの大ファンやっていうのが、伝わってくるところかなあ。リハやからもちろん観客おれへんのに、出番待ちしてるダンサーとか、スタッフとかが、ノリノリで盛り上がってるんも良かったな。

リードギターが白人の女の子やねんけど、その子もかっこよかったなあ。Beat itのソロは、Eddie van Halenのソロを忠実に再現してたしね。

残念やったんは、僕が一番好きなP.Y.T.をやらんかったことかな。Human Natureはよかったけどね。

変やったんは、映画見に来てる観客が、みんな刑事ジョンブックでも見てるみたいに、身動きひとつせず見てることやねん。僕は、ひとりでリズム取ったり、思わずyeahとか言うてしもたりしてたけど、浮いてたかなあ。

Anyways、DVD買お。

COP15 Tycho Brahe

2009-12-19 04:10:32 | etc.
COP15会場のベラセンター内の2つの本会議場(Plenaryという)のうちのメイン会場の名前は、「ティコ・ブラーエ」!

16世紀の天文学者で、彗星や超新星、惑星などの詳細な観測データを残してんけど、そのデータが、弟子のヨハネス・ケプラーが惑星運動を定式化した「ケプラーの法則」を生み出すもとになってんな。なので、地動説の観測をしたわけやね。
「海王星惑星環の力学的安定性について」という卒論を書いた僕としては、ティコ・ブラーエ先生とケプラー先生に大変お世話になったわけです。
でも、正直、デンマーク人とは知らんかった。ケプラーはドイツ人やね。

もう一つのプレナリーは、「カレン・ブリクセン」。Wikiによれば、19世紀末生まれの小説家で、紙幣にも肖像画乗ってるそうな。

他の小さな会議室やセミナー室(サイドイベント会場)にもそれぞれデンマーク人の名前がついてるんやけど、Niels Bohrの名前もありました。高校の化学の先生の飯ちゃんは、ニールス・ボーアこそ最高の科学者と言ってたけど、本国ではティコ・ブラーエの方が格は上みたいやね。

(写真は、Voyger2号撮影の海王星by NASA。環っかは、あまりに薄いからこの写真では写ってないねん。確か太陽を背にした逆光写真に写ってたんちゃうかな。)

COP15 Ah- we're half way there♪

2009-12-19 03:21:18 | Conservation

遅いランチのあとは、COPのために世界中から集まってるスタッフといろいろ打ち合わせをしました。
その間も、大変な2週間(僕は1週間やったけど)を共にした仲間たちがぽろぽろとそれぞれの国に帰るためにホテル発ちます。一方で、それぞれ自国の政府代表団に入ってるスタッフは、まだベラ・センターにいて、刻々と状況を同胞メールで知らせてくれてます。

現状は、全くのデッドロック。打開に向けて小浜さんと温家宝さんのG2サミットが開かれてる模様。

小浜さんのスピーチには、2つ前の記事にも書いたとおり、新規性もなく感心しなかったけど、アメリカの同僚からは、甚だがっかりしたとの感想が相次いでます。アメリカ国民として恥ずかしいと。

曰く、世界に向けたメッセージではなく、アメリカ国民に向けて、自分はアメリカを守るために戦ってるんだ!というメッセージだったと。
まあ、小浜さんの内政での困難を考えれば、それもしょうがないのかもしれないけど、115カ国の首脳が集まったコペンハーゲンに、千両役者として登場した結果がこれでは。。。

ますますボンジョビが頭の中でこだましてます。

COP15 Livin' on a prayer

2009-12-19 01:08:33 | Conservation
鳩山さんのスピーチが終わったあと、同僚と近くのブラッセリーで遅いランチをしてきました。
今、BBCつけると、日本の島田国際調整官、中国の武さんがインタビューされてて、見通しがあまり良くないようなこと言うてた。希望はあるけど、前ほど高くはない、と。

土壇場にきて、結局アメリカと中国の戦いになりつつあるみたいやね。日本の1.5兆以外にも、ブラジルなんかも資金を積むことを大統領スピーチで表明してたけど、合意に至らんとこれらのコミットメントもどうなるんやろね。

ちなみにランチは、本日のスペシャル。マルモ地方料理だとかいう、牛肉のビール&赤ワイン煮込み。肉は少し硬かったけど、パンとベイクド・ポテトはうまかった!
ドリンクとコーヒーも入れて一人約2500円。豪華なランチでした。まあ、会議中は、ほとんどまともなもの食べてなかったから、まあええでしょ。

COP15 宇宙人首相のスピーチ終了

2009-12-18 21:41:02 | Conservation
引き続き、マルモのホテルのカフェで首相スピーチ聞いてます。
たった今、鳩山首相のスピーチが終わりました。

すでに2012年までの150億ドル支援も発表済みだったから(でも、会場からは拍手がああがりました。特にうち130億の公的資金の部分)、新しい内容はあまりなかったけど、内容としては、ぼちぼちやったんちゃうかな。前向きやったし、このCOPでの政治的合意の必要性も言ってた。これまでにみたいに経団連に配慮したような発言ももちろんなかったし!
法的拘束力ある合意を来年6月までにというのも、まあそこそこ評価されるんちゃうかな。

スピーチ自体も、結構自分の言葉っぽくて、オバマさんのような聴衆を魅了するようなスピーチではなかったけど、まあ良かったんちゃうかな。

さて、残り半日で、どうなることやら。
カフェのBGMで、ボンジョビのLivin' on a prayerがかかってたのは、みんなの気持ちを代弁したDJが気を利かしたんかな。。。

COP15 Obama is here

2009-12-18 20:55:17 | Conservation
今日も、マルモのホテルに缶詰めです。
ヨーロッパ全域で数年ぶりというカンパが直撃中らしく、朝から吹雪いてます。でも、なぜかマルモの街は、うじゃうじゃ人が繰り出してて、広場の観覧車には列が出来れる。なんでやろ?

ついさっき、小浜大統領のスピーチが終わりました。
ホテルのカフェで、無線LAN経由のインターネット中継で聞いてたんやけど(写真↑)、結局新しい内容は何もなし。「会議はもう十分、今こそ行動の時だ」というのも、なんだか虚しく聞こえたなあ。
でも、中国もここ2週間言ってきたことと何も変わらない内容だったし、あと半日の間に本当に合意できるのか?

一方で、BBCやTwitterを見てると、昨夜遅く辺りから会場の雰囲気は変わり始めてて、中国が譲歩しただの、アメリカが前向きだなど、いろんな噂が流れてます。ここまで来ると、合意文書のドラフト作業と並行して、首脳間の二国間、多国間協議が断続的に開かれてて、どういう話し合いがなされてるのか、全くわからない状況になりつつあるようです。

昨夜からのポジティブな雰囲気が、今日のオバマさんの演説でどういう風向きになるのか、ちょっと注目やね。

COP15 You cannot cut a deal with mother nature!

2009-12-18 05:51:26 | Conservation
今日明日と会場に入れないんで、ホテルにこもって仕事してるねんけど、今BBC Worldでなかなか面白い討論会やってるねん。モルジブとメキシコの大統領、オーストラリアの首相、南アの環境大臣がパネリストで、会場からはマータイさんやグリーンピースの人なんかが意見したりで、かなり面白い。

なかでも、モルジブの大統領がええこと言うてはります。
モルジブは、サンゴ礁からなる島嶼国やから、気候変動の進展で国が失われるリスクがあることもあって、このCOPでは、途上国の交渉グループの中でも独自の意見を主張してて存在感を示してたけど、このBBCの討論では、日本やEUも含めて、先進国が「アメリカや中国もやるなら○○%まで削減する」という交渉スタンスはもうやめるべきだと。気候変動という物理法則、自然というのは、交渉するものではない!と。

ちなみに、モルジブは、10年以内にカーボン・ニュートラル・エコノミーに移行するそうです。おもにバイオ・エネルギーや自然エネルギーに転換するとか。そして、それは、経済的に成り立つからやるのだと。そしてモルジブのような小さく貧しい国に出来て、先進国や中国に出来ないはずはないと。
会場からは、拍手喝采でした。

さて、残り1日。今も交渉は続いてます。

(写真は、一昨日のハイレベル・セグメントの開会式を、EUパビリオンのモニターで傍聴する人々。EUは、毎年、独自にサイドイベント会場やミーティングスペースなどをEUパビリオンとして大々的にやってます。今年は、カフェもありました。)

COP15 雪

2009-12-18 00:35:56 | Conservation
写真は、昨夜のホテル前の広場。
昼過ぎても、地面に雪残ってたんで、今日は気温氷点下みたいやね。
ホテル1階の外面したガラス張りテラス(もちろん屋内で暖房されてるねんけど)でコーヒー飲みながら仕事しててんけど、寒かった。

雪喜んでたインドネシアンの同僚は、いそいそとカメラ持って出て行きました。

南国からのスタッフはみんな大喜びで、クリスチャンも多いんで、「交渉にクリスマス・ミラクルが期待できるかも?」などと言いながら、みんな雪を珍しげに見てます。

COP15 けっこう寒い

2009-12-18 00:32:16 | Conservation
昨日は、会場までの直行バスが来えへんから電車で「通勤」してんけど、一駅行ったマルモ南駅で故障かなんかで皆下ろされて(写真↑)、雪がちらつく中を30分も待たされて閉口したわ。海からの吹きっさらしで、さすがのヒートテック股引はいてても寒かったわあ。
おもろかったんが、下ろされたとたん地元ぃーは老若男女とわず、タバコ出してきてスパスパ始めたこと。やっぱりヨーロッパやねえ。

長い一日が終わって、明日から会場入れないから資料とかを手分けして撤収して電車でマルモ戻ろうと思ったら、30分ほど電車が遅れてるねん。何かと思ったら、コペンハーゲン中心部でのCOP関連のデモの影響やったらしい。
その上なぜかスウェーデン側での交代の運転手が雪で遅れてる来てないとかで、さらに30分待たされて、段ボール箱の資料持ってるのに、ほんま堪忍して欲しいわ。

そういえば、南国インドネシアからの同僚が、生まれて初めて雪見たって喜んでたのがかわいかった。

COP15 天使もおるで

2009-12-17 23:08:48 | Conservation
こちらは天使。わざわざ竹馬にでも乗ってるのか、ご苦労さまです。
「京都議定書を救いなさい」という天からの声を伝えてるそうな。

ちなみに、京都議定書の延長は、議定書I国(先進国)だけが削減の義務を負うということで、日本をはじめ、先進国が大反対。途上国による長期的な削減コミットメントがなければ絶対ダメとのことで。
で、途上国は、先進国が先にもっと減らせや。途上国の支援せえや。と言ってて、今硬直してるわけやね。

BBCでもほとんど生中継でアップデートを流してるけど、先行きよくない論調ばかりやねえ。クリントン国務長官の、「$100bln(9兆円)/年」の途上国支援も、みんなで合わせてそれくらいしようって話で、自分たちがどれくらいかはよう分らんしね。

日本の1.5兆円支援もそれなりに評価されてるけど、中身がいまいち不明だからみんなどう評価するか困ってる感じやね。