角灯と砂時計 

その手に持つのは、角灯(ランタン)か、砂時計か。
第9番アルカナ「隠者」の、その俗世を生きる知恵を、私にも。

#024 「危機感が足りない」と言うのなら・・・

2015-02-05 22:40:49 | そうなの?
いや、もう、
あまりにも予想(#019 Je suis japonais.)通り、というか・・・

人の命が、
まさしく「恐怖で他者を動かす」ための道具として失われても、
それを商売にし、飯のタネにする人はいるんだなあと、
哀しいやら情けないやら。

キャスターとか、ジャーナリストとか、専門家とか、とかとか、
まあ、勝手に言ってて下さいって感じです。

ただ、相手が国会議員となりますと、
わずかとは言え、彼らの給料を払っている身として、そういうわけにもいきません。

発言者やその内容は、既にあちこちで紹介されているので、
ここではいちいち挙げませんが、
代表格は、まあ、何と言っても辻本清美さんでしょうか。

2月4日衆院予算委員会での質問、
例によって原典に当たるべく、衆議院インターネット審議中継で録画を見ましたが、
ホント〇〇丸出しでした。

人質の解放について、1月20日まで、
政府が「交渉」相手を特定できてなかったと追求しているのですが、
(2:20頃から)

いや、だから、ISILは「国」じゃないので。
組織図があるわけじゃないし、命令系統が整ってるわけでもないし。

対ISILのいわゆる「有志連合」に「参加」しているのがよろしくない、
みたいな議論もしてます。
(2:31頃から)

米国務省ホームページで日本がリストに入ってるから敵認定されたんだとか。

「ISILは直接その領域を空爆する国と、周辺国を人道支援する国とを区別しない」
とか得意気に言ってますが、

ならば、
「日本は独自の支援ですよ、有志連合と違うんですよ、敵と思わんといて下さいね」
という理屈が、その同じISILに通じると考えてるんですかね。

(ちなみに、上の「参加国リスト」をよく見ると、
 名前の知られたヨーロッパ、中東諸国のほとんどに加え、
 コソボ、ボスニアヘルツェゴビナや
 ニュージーランド、台湾も名を連ねています。
 名前が無いのは、アジア・アフリカの、
 むしろ参加しようにも参加できない国々なのでは?)

あげく、
「アメリカが勝手にリストに載せてるなんて呑気な話じゃない」
「危機感が足りなかったんじゃないですか」
ときた。

全くもう。
「呑気」なのは、今現在の貴方や、貴方達でしょうよ!

政府は「危機感が足りない」と、それを本気で言っているのなら、

世界中に日本独自のスパイ網を、
いざという時には特殊部隊の派遣を

あるいは、それ以前に、
国民の移動、渡航の自由に制限を、

それぞれ可能とするような法律整備を、
国会議員として是非とも、可及的速やかに進めてください!!

現行憲法下ではそれも難しいと仰るのなら、
憲法改正もヨロシクね。

ちなみに、
その後に続いた「歴史認識」、戦後70年談話、歴代の総理談話について、
(2:44頃から延々と)

首相の「全体として引き継ぐ」と、辻本さんの「どの部分を?此処ですか?」の応酬に、
隣で聞いていた(聞かされていた)大学受験生の娘が、
「なんか、不毛・・・委員長(大島理森)も、うんざりしてる感満載だし。
 もうさあ、こういう議論は照明半分にして節電しようよ」
と言ってました。

確かに。


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