3連休を利用して北海道に旅行したクラスのお友達がクラスみんなにおみやげを買ってきてくれた。
有名な「白い恋人」。
イチゴ組のみんなはそれを一つずついただいた。
響の幼稚園は連絡ノートのようなものはなく、毎日お迎えに行ったときに集まって今日幼稚園でどんなことをした、とか、明日の連絡を先生から聞くことになっている。
今日のその連絡の時間、先生がそのお土産の話をしてくれた。
「○○ちゃんから北海道のお土産に白い恋人を一つずついただきました。おうちに帰ってからのお楽しみ、っていうことにしていますので、おうちで食べてください。」
「えぇっ!!おうちで!?ひとつしかないのに絶対けんかになる・・・。幼稚園で食べてくれればよかったのに・・・」というのがママの正直な気持ちだった。
「よし、響に言って、こっそり一人で食べてもらおう。」そうひそかに決意するママ。
家につくとすぐに響は「こころちゃ~ん、今日ね、○○ちゃんのお土産にひとつクッキーもらったんだよ!」とかばんから例の白い恋人を・・・
「しまった!!もっと早く響に言っとくべきだった・・・」
仕方がないこうなれば後は成り行きを見守るしかない。
でもママの不安をよそに響のひとこと。
「ひとつしかないから半分こしようね!」(注:響は分けることを何でも半分こ、と言う)
そう言って、響はたったひとつの白い恋人を4つに割って
「ハイ、ここちゃん。ハイ、いっくん。ハイ、ママ。」と渡してくれた。
ここちゃんも、いっくんも、そしてひびきもみんなその小さいかけらを宝物のように大切そうに、そして嬉しそうに食べた。
ママにとってもその白い恋人は今まで食べたどんな白い恋人よりもおいしく、宝物のようなひとかけらだった。
あー、子供たちの分かち合いの機会を取り上げなくって本当によかった、と心から思うママでした。
有名な「白い恋人」。
イチゴ組のみんなはそれを一つずついただいた。
響の幼稚園は連絡ノートのようなものはなく、毎日お迎えに行ったときに集まって今日幼稚園でどんなことをした、とか、明日の連絡を先生から聞くことになっている。
今日のその連絡の時間、先生がそのお土産の話をしてくれた。
「○○ちゃんから北海道のお土産に白い恋人を一つずついただきました。おうちに帰ってからのお楽しみ、っていうことにしていますので、おうちで食べてください。」
「えぇっ!!おうちで!?ひとつしかないのに絶対けんかになる・・・。幼稚園で食べてくれればよかったのに・・・」というのがママの正直な気持ちだった。
「よし、響に言って、こっそり一人で食べてもらおう。」そうひそかに決意するママ。
家につくとすぐに響は「こころちゃ~ん、今日ね、○○ちゃんのお土産にひとつクッキーもらったんだよ!」とかばんから例の白い恋人を・・・
「しまった!!もっと早く響に言っとくべきだった・・・」
仕方がないこうなれば後は成り行きを見守るしかない。
でもママの不安をよそに響のひとこと。
「ひとつしかないから半分こしようね!」(注:響は分けることを何でも半分こ、と言う)
そう言って、響はたったひとつの白い恋人を4つに割って
「ハイ、ここちゃん。ハイ、いっくん。ハイ、ママ。」と渡してくれた。
ここちゃんも、いっくんも、そしてひびきもみんなその小さいかけらを宝物のように大切そうに、そして嬉しそうに食べた。
ママにとってもその白い恋人は今まで食べたどんな白い恋人よりもおいしく、宝物のようなひとかけらだった。
あー、子供たちの分かち合いの機会を取り上げなくって本当によかった、と心から思うママでした。