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河内のオッサンのダンジョンズ&ドラゴンズ 5th Tips

ダンジョンズ&ドラゴンズ第五版(D&D 5e/D&D 5th/#DnDj)についての情報ブログ

オリエンタル・キャンペーンは実現可能?

2015-12-26 00:00:00 | 日記
4版を除く旧来の版には、割と普通にサムライニンジャといった和風クラスが登場していました。
これはAD&D1stのオリエンタル・アドベンチャーからの伝統みたいなものです。
フォーゴトン・レルムにもフェイルーンの東にカラ=トゥアという大陸があり、その東の端にダイミョウが支配するワという島国とコザクラという群島共和国が存在しています。
アメリカにおける一頃のニンジャブーム、サムライブームを反映してるんでしょうね。

そんなD&Dにおける伝統的な和風クラスを遊びたいという向きのために、プレイヤーズ・ハンドブックやダンジョンマスターズ・ガイドには軽い指針が示されています。
曰くウェイ・オヴ・シャドウを選んだモンクはニンジャと呼ばれるとか、各種武器の中国や日本での呼び方一覧があるとか、サムライはオース・オヴ・デボーション(武士道)のパラディンであるとか(中国武侠はオース・オヴ・ヴェンジェンスを選んだパラディンであるとか)、そんな風な具合です。
気を駆使していたAD&D1st時代のサムライや3版3.5版のファイター亜種としてのサムライと比べると随分持ち上げられたなって感じです。
普通にファイターで騎士の背景を武士の背景に改変して取得するだけでええやんって気もするんですけど。

あと開発者との質疑応答集の中で、「ケンセイ(剣聖)を手早く用意するならファイターかバーバリアンかモンクのどれ?」という問いがあり、「剣を装備するモンク」と応えてましたが、モンクだと2レベルまで使える武器に制約ありまくりじゃんと。
でもそれ以外の点で考えると、案外マッチングは良いかもとも思えます。

そんなこんなで、ダンジョンズ&ドラゴンズ5版上で他のクラスに混ざってサムライやニンジャを登場させること自体は割と普通にできる感じですよ。
自作データにも寛容なプレイグループであればケンセイを作って入れても良いでしょう。

対して完全に和風世界を舞台として遊びたい場合には、何を用意すればいいでしょう?

AD&D1stには種族としてコロボクルヘンゲヨーカイスピリットフォークなんてものが紹介されていますけど、日本の昔話的な妖怪退治話には人間(ヒューマン)しか出てきませんし、人間に化ける動物(ヘンゲヨーカイ)を入れるとしても、アイヌ伝承のコロボックルやら天女的なスピリットフォークまで入れて良いのかは何とも言えませんね。
しかし新たな種族の自作は負担も大きいでしょうし、特に深く考えず、ドワーフを山の精、エルフを森の精、ハーフリングを小人さん、ノームを小妖精、ハーフオークを半鬼、ドラゴンボーンを竜人、ティーフリングを半魔、ハーフエルフを半妖精くらいに読み替えちゃって運用すればいいような気もします。
なんとすればアアラコクラを鴉天狗としても良さそうですし。

クラスもおおよそ同様の読み替えで何とかなる感じです(雑
ちなみにAD&D1stではオリエンタル・バーバリアン、サムライ、ブシ、ニンジャ、シュケンジャ、ソウヘイ、ウー・ジェンといったクラスが紹介されています。
ウー・ジェンというのが謎ですけど、ぐぐると中国語でシャーマンを意味する巫人(ウー・レン)の言い間違いかもしれないと言われてますね。
ブシ(浪人的な、主君に仕えない戦士全般)とサムライ(主君に仕える戦士)が明確に分かれているのも不思議な感じですけど、主君に仕えないと只のファイター、主君に仕えるとパラディンという感じでの棲み分けはできるでしょう。(違和感はありますけど。)

モンスターに関してはダンジョンマスターズ・ガイドに自作指針や既存のクリーチャーを改変する指針が示されてますから、それも問題ない感じです。
モンスターそのものの参考には、旧版のオリエンタル・アドベンチャーよりも妖怪大辞典的なものの方がいいでしょう。

であれば、割と苦労することなく和風世界のキャンペーンをやれそうに感じますね。
一度挑戦してみたい感じです。

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