アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

キャプテンウルトラ

2022-03-25 06:00:00 | ノスタルジー

先日、ひょんなところで聞こえてきたのが、小生がガキの頃に花盛りだった特撮モノの話題。といえば、ウルトラマンシリーズがまっさきに頭に浮かぶ。

 だが、そこで小生が思い出したのが1967年放送の「キャプテンウルトラ」だ。ひとくちでいうと、宇宙に出掛けて宇宙人をやっつけるという宇宙版の戦隊モノみたいな・・・

 ただ、当時は主題歌のノリといい、なんともかっこよかった記憶があった。だが、今改めて見てみると・・・なかなかビミョー(苦笑)

 

 主人公のキャプテンウルトラはともかく、注目すべきはキケロ星人のジョーだ。サザエみたいな被り物はヘルメットではなく、頭そのものという設定だったはず。

 しかも、この役を若き日の小林稔侍がやっていた。さらに、このジョーが子供たちから不人気ということで、番組途中で降板し女性のアカネ隊員が参加したという・・・

 

 

 ウィキペディアを見ると、制作や東映やらいろいろな思惑がからんだ作品とのことだが、小林稔侍からすると黒歴史だったのかも・・・

 また、特筆すべきは宇宙人のショボさだ。かつて取り上げたトリプルファイターのそれもなかなかのものだったが・・・

 

 逆に、キャプテンウルトラが乗る飛行船シュピーゲル号は、三体に分割・合体できるもので、設定ではマッハ10万で飛べる・・・音速の10万倍・・・って。

 しかもこの機体は全長50mという・・・大きいんだか、なんだかわかんないぞ。ただ、ガキの頃のイメージでは、このウルトラが強い! 空手や柔道の達人というが、そもそも宇宙人と柔道やってもなあ・・・

 

 そうそう、この記事を書くため、調べていたらアカネ隊員は20歳という設定だが、今から見るとそれなりに・・・

 だが、それよりも設定だ。彼女は、パイオニアスクールの教官を務める宇宙物理学者というが、20歳で学者・・・・すごい!

 

  しかも、変装が得意という・・・宇宙物理学者の特技が変装・・・何の意味があるのか。実際、変装だかなんだかわからんが、こんな囚われの身になっていたりする(苦笑)

 もはやツッコミどころ満載のこの作品だが、最終回はなぜか覚えている・・・この写真がそうだが・・・桃源郷のようなところに一行はたどり着くのだ。改めて動画で確認してみると・・・キャプテンウルトラとアカネ隊員はデキている感じだ。子供向け番組で、そのあからさまな空気はいいのかって(苦笑)

 

 設定によると宇宙の果てにたどり着いたような、実はみんな死んでしまったのか、わからんが、とりあえず、かれらがここからどうやって帰るのか・・・

 子供心に心配で心配でしかたがなかった。そんな昭和42年・・・いい時代だったのかなあ・・・(苦笑)

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2 コメント

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お待ちしておりました!!! (大石良雄 おおいしよしたか 本名)
2022-03-28 08:52:05
拝啓 お師匠様等はいつも大変お世話になり有難うございます。今回久々の参加できそうなタイトルに心躍らせ、改めましてよろしくお願いいたします。
*「数々のタイミングの良さで登場したキャプテンウルトラ」
当時自分は、確か小3位かと記憶していますが、この時間は過去「タケダ薬品アワーとして、例の円谷のウルトラQ-マンシリーズ」が肩で風切って大きな顔しておりましたが、、、残念なのか?天命なのか? 大親父円谷英二の経営者としての失格第一弾(本格的第二弾はその後帰って来たウルトラマン前後に表せる) として「経営運営度外視したリテイクの繰り返し」により円谷プロは機能不全経営不全に陥り満足な作品が出来なくなります。此処で困ったのが当時のTBS であり、各社につなぎ制作を依頼しますが当然東映にも話が在った、、、此処で本当にあった実に不思議で失礼な逸話があります。ウルトラのつなぎ=ピンチヒッターとして矢面に立たされた東映に対して事もあろうにTBSは「東映ってぇ何ですか? TVの特撮ってぇ出来ますか?」と聞いて来たと言いますから驚いた、、、東映ファンの自分にとってこんな無礼な話は無かった。過去東映こそ最も早くから「日本教育テレビ=NET=テレ朝」と創業当時から資本関係を結び、われら少年たちのハートを熱くさせた数々の少年ドラマを送り出した素晴らしい制作会社なのに、恐ろしい事にTBCの大戯けどもは知らなかったと。此処で当時のプロデューサーの平山亨は部下に命じ「東映特撮史」なる自家本を造りTBSに証明させたと言う逸話があります。
こうして登場したのが「キャプテンウルトラ」なのですが、何と言っても素晴らしいのは「個性的なキャスティング=ロボットハックとは、当時人気が在った宇宙家族ロビンソンに登場するロボット」にヒントを得たらしく、今日完全な悪役になってしまった「中田博久さん」や今日すっかりスケベ親父の役が当てはまり鈍牛の様な感じだが当時は若く本当に格好良かった「小林稔侍」とか、美人女優の「城野ゆき」さんとか、良かったですねえ。更に登場するモンスター達も、過去プライドばかり高く図の高かった円谷では絶対に出来なかった物凄くユニークなモンスター達=「工場がそのままモンスターに変化変身したバクトン 亡霊ゴースラー、ガラクタくず鉄の集まりガルパン」等などもう最高でしたね。
何が、要は開き直りと居直り精神 円谷に絶対に出来ねぇ事してやろうぢゃねえかってぇチャレンジ精神が東映には在ったのです。更には
*「大巨匠冨田勲先生の素晴らしい音楽」
これですよこれ。お師匠様も御承知の通りこうした「少年ドラマ、特撮ドラマの音楽作者」ってぇ本当の意味での純クラシック作曲家の登場ってぇ本当に稀でした。走りはおそらく「山本直純先生」のマグマ大使からではないか?と思われその後に「冨田勲先生」更にはウルトラセブンの「冬木透氏」が大活躍するのはもう少し先になります。この冨田勲先生の音楽は。その後1971年にモーグシンセを使って創られる音楽の前章戦?ともいえる作品で既に「主題歌では、ロケットの噴射音をミキシング」するなど数々の実験をされておりますし、何と言っても「宇宙マーチ」は大傑作ですね。8/6拍子のツーステップマーチとしては最高傑作であり、短く要所要所をまとめあげメロディックな旋律と見事なオーケストレーションは本当に素晴らしい!!! 今までのジャズ系などの作曲者とは明らかに一線を画した純クラシック技法を使った作編曲は忘れられません。「観たか知ったか驚いたか?TBS」如何にお前らの世界が狭いか勉強せえっ、反省せんかいっ!!!!!
今回は、全く久々お師匠様には素晴らしい話題のご提供に心より感謝いたします。  敬具
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待ってました! 大石さま ()
2022-03-28 15:55:52
 大石さまならきっとこのネタに食いついていただけるだろうと期待しておりました。
 というより、改めて大石さまの博識に驚いた次第です。小生が、キャプテンウルトラの印象で強く残っているのは主題歌の最後の「それ行け、キャプテンウルトラ」でしたが、今回記事にするにあたり、調べたところ、経費の問題はじめ、いろんな制約があったようですね。
 そんな中でのこの作品、長く語り継がれることになりそうな・・・
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