いいぞ東京新聞

退職後、しばらくの間は年金受給までの時間があり、やりくりつけなければいけないのだが・・・そうは言ってもほしいものまで我慢するのも・・・と。


　ということで・・・(あれれ、この書き出し数日前もどっかで見たような)、今まで日経新聞を読んでいた小生だが、コスト節約のため東京新聞にした。
　ページ数は少し減ったが、日経との差の部分のほとんどは、小生にとってはまったく縁のない株式欄とかで、紙面として不足感はない。

　何より、しっかりと是々非々で政府への問題提起をしているところは、マスコミとしてあるべき姿だろう。先日の記事では、自民党の憲法改正草案の皮肉な解説本を紹介していた。
　トップ写真では見にくいので、そのアップをちりばめた。たとえば、「国民主権などにこだわることより、日本人であることに誇りをもち、国家権力に協力して日本のために尽くしてほしいと思います」とか・・・


　一番、我が意を得たりと思ったのは、「軍隊は国民にも銃を向けます。心配はいりません。国防軍に殺されたくなければ、政府に犯行したりしなければよいのです」というくだり。
　さらに「人権を制限すれば、国を危機におとしいれる人はへり、国民はくらしやすくなるでしょう。国のために国民みんなが努力して・・・」なんて・・・(苦笑)


　だが残念なことに、そんな草案にひそむ危うさを紹介すらしない、大マスコミの方が売れてんだよなあ・・・と。
　勘違いしないでほしいのは、こうしたものをしっかり知って、それでもこの国の国民が支持するならよいと言っているわけで、この内容だけでどうと言いたいわけではない。

　といいつつ、お支払いのときに日経よりかなり安いことが嬉しかった。もとより東京新聞にした効果が出たわけなんだが・・・
　すると集金にきた人が言ったのは、「この金額でひと月けっこうですから、日経に戻してもらえませんか」と。

　どうやら日経は売れていないらしい・・・会社にいた頃は、ほぼ全員が日経を読んでいたのだが、世間ではそうでもないのかと。
　いずれにしろ、東京新聞にアッパレと言いたい小生である。