アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

柴又帝釈天

2012-10-17 05:38:59 | つれづれ
葛飾柴又の帝釈天といえば、寅さんで有名だが、実は小生行ったことなかった。名刹好きの小生としては、一度・・・と思っていたが、先日ようやく出かける機会があった。



 柴又の駅から帝釈天に至る参道等については、また稿を改めるとして、まずは帝釈天自体にスポットを当ててみたい。
 帝釈天というと、いったい何の仏様かな? と思われる向きもあるかと思うが、悪の化身の阿修羅と激闘をしたことが有名で、その戦いを称して修羅場という。

 この辺については、以前の記事でも取り上げているので、こちらをご参照願いたい。境内は、浅草あたりに比べるとこじんまりした形だが、さすがに格式を感じる。



 まずはお参りをした。こういうときになんとかいいながら、必ずお賽銭を入れて拝んでしまうのは日本人の習性かも。
 さて少し前にテレビで見たことで、本堂の周りの彫刻がすばらしいことを聞いていたので、これを見たいと思った。

 本堂の脇に、拝観券で買うと順路が始まる。本堂の周囲を屋根付きの回廊で囲い、本堂自体の外壁の彫刻を見られるようになっている。
 彫刻自体は、昭和初期の頃のものであるが、けやきの一枚板を彫ったもので、みごとなものである。一枚ごとに法華経の説話となっているもので、たくさんの名工が渾身の作品を作ったという感じだ。



 正直この大きな板に、立体感を持たせるのも大変だし、かなり細かい部分もたくさんある。ちょいとミスれば、一からやり直しとなるわけで、そのすごさを実感した。
 さらに、ここから庭園を見るコースに入れる。京都あたりの名刹の庭園とは違うが、やはりいかにも日本の庭園という感じの素晴らしいものである。

 ここで、しばし席に座り、庭園を眺めていると、観光に来ている外国人の方も多いことに気が付いた。浅草などに比べて、どうかと思ったが、さすがにメジャーな存在なんだなあと感じた。
 一通り回って戻ると、空にはご覧のとおり、これでもかという秋空の雲が輝いていた。

 門前で座っていたおじさんが、突然声掛けてきて「ここへ来るなら庚申の日にこないと」と。見ず知らずの人に気さくに声掛けるおじさんって、やはり寅さんの土地かしらんと。
 ちなみに、その時点で庭園にたくさん猿の像があったのか・・・と気づいた次第。次回タイミングが合えば、狙ってみたいかも。
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