５度目の五輪だ、原田が魔除け

トリノ五輪の代表選手が決まっている中で、「おお、今回も」と思った選手は何人かいるが、やはりなんと言っても筆頭はジャンプの原田雅彦だろう。実に５回目だという。

　このところのスキージャンプ陣の低迷は目を覆うばかりだが、その中にあって、気がついたらしぶとく入ってきたという感じだろうか。
　この辺は、スケートの岡崎やモーグルの里谷あたりと同様の印象であるが、原田のすごいのは、すでに１０年バンクーバー五輪にも意欲を見せているということだ。

　おお！原田って、ジャンプ界の中山か・・・と思ったら、あながち笑えないことがわかってきた。代表入りが決まり、成田空港に到着したときのことである。
　原田はスポーツ新聞を購入、自分の名前が躍っている。反響の大きさに「おれは魔よけかっ！」と意味不明？　な言葉を発したという（汗）

　うーむ、何が魔除けなのか・・・たぶん本人の頭の中では、オチを考えていたのだろうが、滑ってしまった節がありありとわかるぞ。やはり中山か・・・（爆）
　ときに、原田は旭川の近くの出身であり、あるスキー場に自分の使った板を提供している。小生そのスキー場に、以前毎年スキーに行っていた。

　そのジャンプ用の板をどうするのかというと、そのスキー場のマスコット犬に履かせ、平坦なコースを滑らせるのだ。ここのスキー場の名物イベントである。
　大きなセントバーナードが、もちろんサポートをつけてだが、ゆっくり滑ってくるさまはなかなか可愛いかったが、そこに板を提供する原田の人柄も感じられた。

　そんなわけで、何度かの五輪での失敗を通じて長野で勝ち取ったメダルのときのコメントは忘れられない。今回も、やはり応援してしまうだろうなあ。
　なんといっても、今回落選した船木あたりが二の線で行ってるのに対し、お笑い路線で行っているところが小生好きだったりする。頑張ってほしいなあ・・・

　しかし、それにしても、さっきの意味不明なギャグ・・・うーむ、ジャンプに専念するあまりセンスが錆び付いてしまったか（汗）
　ここは、もう少し滑らないようにオチをしっかり考えてもらって・・・あっ、しまった。滑って落ちないのがジャンプだ（爆）

　そうか、原田はそこまで考えてギャグを飛ばしていたのか（←違うと思うが）・・・そこまで追求する原田のプロ意識に幸多かれ（苦笑）