アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

昭和のクルマといつまでも

2021-01-27 06:00:00 | つれづれ

新年になって偶然知った番組がある。それがBSテレビ朝日の「昭和のクルマといつまでも」だ。内容は、昭和の車に30年以上乗っていらっしゃる方を取材し、その車との歴史やエピソードなどをお聞きしながら、走らせるというもの。

 

 佇まいとしては、同じテレ朝の「ポツンと一軒家」に近いような構成内容だが、ポイントは「昭和の車に30年以上乗っている」という条件

 だからいくら古い車でも、手に入れてから5年なんてのはダメで、いきおいその車に長く乗ってきたストーリーがあるわけで、そこが面白い。

 

 また長く維持するためのご苦労などもあり、押し掛けとか今では見られなくなったシーンもあったりする。

 先日の放送では昭和29年式の日産のオースチンのノックダウン車が登場。オヤジ世代には懐かしい突然飛び出す外付け方向指示器が・・・

 

 今でもこの方式は問題なく車検は通るらしいが、そもそもそれを知らない人が多いので、さらにウインカーもつけてもらえますかと言われて、つけていたりしていた。

 また別の日には、ご主人と奥様が同じ型の古いブルーバードに乗ってカップルで走らせたり・・・またその奥様の車が限定の女性仕様だったりとか、ほんとにおもしろい

 

 冷静にみれば、これらの車はメンテが大変な上に毎年車検だし、クーラーはもちろん、オーディオもなかったりするわけで、快適とは程遠いのも事実。

 それでもなお、乗り続けている方なりの愛着や手放せない理由が深くしみこんでくる。いい番組だと思う小生である。

 

 先日の放送では、新車で購入したコロナを55年間乗り続けている方も登場した。東京五輪の翌年に作られた車だ。

 今年東京五輪があるかどうかは別にして、今年作られた車に55年乗り続けられるかと言われれば、電動化の流れなどで生き残られるかとも・・・

 

 小生がガキの頃、実家には明治生まれの祖父母が同居していた。明治・大正・昭和と三代に渡り生きてきたんだよなあ・・・と思ったが、考えてみればそれと同じ歴史を小生も踏んできたんだと・・・

 個人的は昭和なんてちょっと前のことと思っていたが、昭和64年の車だってすでに30年以上経っているんだと・・・

 

 新しモノ好きの小生には30年同じ車に乗ることは考えられないが、こういう方々の体験談には思い切り興味がわく。

 こういう番組が面白くなったのも、小生が歳のせいかも・・・

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2 コメント

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新年早々物凄く興味深いのめり込み (大石良雄)
2021-01-28 21:24:58
拝啓 お師匠様にはまたまた物凄く興味深くのめり込む話題提供に心より感謝いたし書かせて頂きます。
*「🚙では無いが、半世紀前のDLについて」
 自分の本業クライアントに「鉱山中を走り回る鉱山鉄道顧客」がおられ、何と半世紀前の「DL=ディーゼルロコモ―ティヴ機関車」がトロッコ引いて鉱山の中を走り回っており、その電機整備一切を自分が責任担当しております。1970製でエキスポ70の時の機関車で、間違いなく世界で只1両現役現存の大変貴重なDLです。更に見学問い合わせ厳禁の非常に厳しい警戒の中、、、何故か?ネットでは上から下までズラリと出てきたり、、、おそらく盗撮でしょうが。更に此処は映画やTVのロケ地としても大変有名で「黒部の太陽、フラガール、青春の門、彼岸島、本当に在った怖い話、鉄道公安官、重版出来、ホリディラヴ、garo」等などが全て此処で撮影されています。お師匠様もご存じですが「DLの中身は実は🚙とほとんど同一」で、違いはシャーシと逆転機=🚙のバックとは異なり全てフォア―ド正転の真逆のリバースとして同一スピードとトルクを持ちます。エンジンはいすゞで電装系統は日立ですが、驚く事に電子回路はほぼ皆無で全てアナログ機械式です。つまり「発電機-ダイナモこそ直流では無く交流のオルタネーターですが、レギュレターは何と機械式接点式、スターターモーターはシフト式であり、既に何の在庫も無く骨董品以上の価値です。エンジン他は専門業者がバックアップしており「メンテナンス-保守点検」にしろ「正規修理-リペアコンディショニング」にしろ必ずオリジナルのパーツを用いる条件があり、もはや特定業者にしかいじれません。自分はこのお仕事を本当の名誉と考え命がけで担当しています。🚙との共通点は「例え世界や世間が如何に電動化などと言う空インチキな似非理論」に騙くらかされ、実は物凄く電気を馬鹿食いするであろう似非電動化に真っ向から立ち向かうのが、上記の好き物連中や我がDLなのです。
お師匠様もお気づきでしょう? 普通車なんぞは電動化でも何でも良いでしょうが、とんでもねぇ場所で頑張る「建機重機、鉱山鉄道、大型トラックやトレーラー」等などが完璧に電動化されるなど誰も信じないし思いもしない、、、何故なら現在の天然ガス車もHV車も、全然パワーが無いからなのです。
こんな役不足では厳しい業務には耐えられない。
つまり上記の歴史的DLの様にディーゼルが一番良いのです。まぁクリーンディーゼルなら素晴らしいでしょうね。此処が世界や世間の「物を知らない連中の、誇大妄想や似非信仰、机上の空論ホラ話」の結果なのです。バッテリーってぇ物凄く重いです。大型トラックなどは普通で2台24vで約100kgもあり、これが電動化されれば一体何トンのバッテリーを積めばよいのか、、、更にリチャージや過放電の大飯食らいの時は誰がどうレスキューするのか?
誰も答えすら出せない状況の中、一方的な電動化ばかり進みド素人メーカーすら参入しようとしているが、満足なサービス体制も無い素人メーカーの🚙なんぞ危なっかしくって乗れねぇやと、、、
「バカのやる事ぁ、屁までも臭ぇ」と。
お師匠様なら必ずお解りのはず、陰で笑ってやって下さい。このままだと別の意味で世界は滅びます。電気の食い過ぎで、、、合掌 なみあむだぶつ 敬具
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ディーゼルの価値 ()
2021-01-29 10:17:28
大石様いつもありがとうございます。
 DLの話、非常に興味深く拝見しました。実は、小生が現在乗っている車(もちろん普通車です)は、ディーゼルです。ことディーゼルモデルを選択した経緯はいろいろありますが、そのひとつがトルクの太さへの期待からでした。
 はたせるかな、ガソリン車と異なり、低回転で太く発生するトルクのおかげで街中はもちろん、高速でも扱いやすく、軽油のコスパともども満足しおります。
 考えてみれば、今でも全国の鉄道網でも電化されていないところも少なくなく、そしてそこに走る列車は例外なくディーゼル車というのも象徴的かと。
 日本では乗用車のディーゼルはレアな存在・・・どころか、悪者扱いすらされていますが、欧州では高級車でも積んでいることが日本との大きな違いと。どうしても個人的にはHVや電気自動車は納得できず、法律で電動車が義務付けられる頃には自分も車に乗らなくなる頃だろうと割り切っております。
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