漫画で有名になった「翔んで埼玉」が実写化されたということで、公開早々、ランキング1位を取ったと聞き、ミーハーな小生、早速見に行ってきた。
この漫画、話題にはなっていたが、実際に見たことがなく、当然ストーリーも知らなかった。ただ、結論から言えば、事前知識などまったく不要で、純粋に楽しめる作品だった。
後で知ったが、基本ストーリーは映画のためのオリジナルだという。そうは言っても基本のキャラ設定は原作をトレースしていて、主演のGACKTと二階堂ふみのそれは、こちらの写真で見ればわかる通り、見事に原作っぽい。
また、主人公たちの通う高校は、さながら宝塚のような佇まいで、まさにおとぎ話の世界。非現実感たっぷりなところもいい。
さらに京本政樹や中尾彬、島崎遥香などのキャラもストーリーにぴったりマッチしていて、ストーリーがどうのこうのではなく純粋に楽しめた。
もちろん原作でも話題になったという埼玉ディスりネタも満載。「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ」とか「埼玉特有の熱病 サイタマラリヤ」なんて・・・
時代設定も衣装もぶっとんでいるので時代劇を見ているのか、何を見ているのかよくわからなくなるが、そんなことはどうでもいい。
さらに二階堂ふみはどう見たって女性なのだが、設定では原作に従って男子ということになっている。
まあ、不思議キャラの彼女だから何があっても不思議はないのだが、これはこれでなかなかいい。
会社員時代、所沢に勤務したことのある小生にとっては「埼玉あるある」というところもあったし、所沢が東京との県境ということもあるので、身にしみたことも。
だが、埼玉ディスりまくりで終わるかと思いきや、もちろんそんなことはなく、なるほど・・・という終わり方になった。
それにしてもこの映画、ファンタジーというのでもなく、なんというジャンルに入るのだろう・・・
アニメの実写化・・・であることは間違いないんだが・・・
まあそんなことを真剣に考える必要などないだろう。最初から最後まで純粋に笑える・・・そして最後はホロリと・・・は来ないなあ(苦笑)
あ・・・最後にひとつ・・・麻生久美子が、いい味だしてましたよ~麻生久美子ファンにはぜひご覧になってもいいかと・・・って。
なんかこんな映画ひさしぶりだったかも・・・
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