噺家の世界では芸名、相撲取りの世界では四股名、ともに昔からの名跡もあれば、新しい名前もある。
最近の噺家では、柳家おじさんとか三遊亭ありがとうなんていう、インパクトのある芸名もある。すでに真打ではあるが、柳家三三だって、一瞬何? と思ってしまうかも。
そんな中、とんでもなく斬新な四股名が生まれたという。その名は・・・
その名も「宇瑠虎太郎(うるとらたろう)」角界に珍名力士誕生(スポーツ報知) - goo ニュース
そう、なんと宇瑠虎太郎という名前ができたというのだ。力士の四股名は、苗字にあたる部分が通称呼ばれる部分で、名前の部分は普段は呼ばれない。
そのてつでいえば、この力士は電光掲示板などには「宇瑠虎」と書かれるはずだ。呼び出しなども、「にぃし~、ウルトラ、ウルトラぁ~」なんてやることになる。
名前の元はといえば、当然トップ写真のウルトラマンタロウである。ウルトラマンシリーズの中でも、かなり前の頃に属するが、この大きな角が特徴だ。
ひこにゃんというか、井伊直弼のかぶとを彷彿とさせるが、マッハ5で空を飛ぶときに、この形状はいかにも不利だ・・・っていうか、自ら発生する衝撃波で自らがズタズタになる・・・と、柳田理科雄氏は著書の中で触れていた。
なんてことはともかくとして、記事によれば、この力士の太郎は60キロ台の体重しかないというから、ウルトラ小兵力士というべきだろう。
そんな小兵力士がウルトラを名乗って、土俵を飛び回る・・・おお、舞の海を思い出すぞ。そういえば舞の海という四股名もいかにも・・・だが、彼の出身地が鯵ヶ沢町舞戸町だから、一応地名ではある。
こういう力士が元気にやるのって嬉しいが、いずれ幕の内になったら、土俵入りも奇抜な衣装で勝負してほしいなあ。
かつて異色の横綱を主人公にした「ああ播磨灘」っていう漫画があった。播磨灘は、横綱の土俵入りの際に、プロレスラーのマスクマンのようなかっこうでやっていたはず。
これにちなみ、宇瑠虎太郎も被り物とかで登場とか・・・って。おお、そうだ。化粧廻しは当然円谷プロからの寄贈で、できればマントなんかもほしいかも。
うーむ、将来彼が出世して話題になる日が楽しみだなあ・・・頑張ってほしいものだ。
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