アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

あまりに悲しい!福島近郊のSAで・・・

2012-03-14 12:20:27 | つれづれ
いつものようにボーッとネットを眺めていた小生、憤りを通り越して悲しくなってしまうニュースを目にした。

 「福島近郊の高速道路のサービスエリアで、地元の銘菓や食品類が大量に捨てられている」というもの。当該の記事はこちらをクリックしてください。
 「おそらく、県外の住民が福島で地元の人からもらったお土産を捨てているのだろう。訪ねてくれた御礼に被災者たちが用意したものだったはず。風評被害というには、あまりにも悲しすぎる」という言葉にすべてが集約されている。

 決して多数派ではないとは思うが、潜在的な偏見・差別意識がそういう行動に出てしまう・・・ということになる。さらに、別のページではこんなのもあった。もはやここまで来ると天罰を受けろ!ぐらいだ
 この一連の話は、風評被害というレベルで括っていいものではないだろう。風評に基づく、差別意識である。さらにいえば、自分のところに持ち込むなという利己主義的排除だ。

 がれきの処理などでも、今の日本では100万人が(無言で)承認していたとしても、ひとりの声の大きい反対が出ると、引きずられてしまう・・・そんな状況だ。
 そんな状況で絆だヘチマだと、きれい事言っても何にもならない。

 もうひとつ悲しかったのは、福島出身者への差別も根強く残っているというくだり。
 「福島から山梨県内に避難してきた子供に対し、近隣住民から「遊ばせるのを自粛してほしい」との声が上がり、保育園からは「原発に対する不安が他の保護者から出た場合、対応できない」という理由で入園を断わられたという深刻な人権被害を3月2日に甲府地方法務局が公表した」という。

 その人たちが逆の立場に立ったらどう騒ぐのか。当然、自分の子は外で遊ばせないんだよな!保育園にも行かせないんだよな!と言いたい。
 東京都でがれきを引き受ける際に、反対意見を受けての石原都知事の反論は見事だった。小生、石原都知事の全面的支持者ではないが、少なくとも「うちで引き受けなきゃどうすんだ」という単純にして明快な回答はあっぱれと感じた。

 テレビなどで、さんざん「がれきが依然として処理されないまま、これでは復興もおぼつかない」なんてやっている。だが、それをどこかが引き受けるとなると日本全国反対運動。善意の食べ物もSAに廃棄・・・
 このまんまじゃ、何十年経っても何も変わらない!変わりたくても変われない!あまりに悲しすぎる。

 昨年も、小生福島の温泉めぐりをしてきた。例年なら予約も難しい宿が、あっさり取れてしまい、事態の深刻さを感じた。
 当然、今年も予定しているし、昨年現地で買ってきたフルーツの美味しかったことは、極めて印象的だった。小生のできることは限度があるが、くだらん差別・偏見だけは絶対持たない所存。

 お互い様・・・この一言だと思うんだがなあ。
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2 コメント

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こんにちは( ^ ^ )/ (にっち)
2012-03-15 14:21:21
桂さんの温泉♨のいろいろな写真やお話も、楽しみにしています。


福島大好きで、2ヶ月に一度くらい、遊びに行ってましたが、これからも行きます!
宮城にも、来ることがありましたら、教えてください^^
東北を、避けないで・・・・の気持ちです(^^ゞ

お互い様・・・って、本当にその通りですよね(’-’*)
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にっちさんお久しぶりです ()
2012-03-15 17:17:00
コメントありがとうございます。
もちろん宮城に行くときは連絡しますよ。
これからもよろしく~
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