いやあ面白かったあ・・・最近涙腺が弱くなって、しょっちゅう泣いている小生だが、この映画ばかりは、そんな心配もなく楽しめた。
それが今日紹介する「謝罪の王様」であった。主演は阿部サダヲ、脇を固めるのが、荒川良々とくれば、ご存じクドカンの世界。
小生、クドカンはツボにハマるタイプなので、最初から楽しみだった。結論から言うと、この役ばかりは阿部サダヲでなくてはできない・・・そんな役だった。
ちょっと意外だったのが井上真央。っていうか、映画の最後のテロップ見るまで、井上真央だとわかんなかった。
内容について語るのはご法度だからやめておくが、全体にクドカンワールド全開で、飽きることはなかった。
ときに、思ったことが二つ。実は「あまちゃん」の中で東日本大震災について、あまちゃんのセリフで語ったメッセージは、当時のマスコミのあり方について、クドカンなりに批判したもので、小生も個人的には当時からそんなことを言っていて、周囲からひんしゅくをかっていたものだったので、おおいに同意した。
今回の「謝罪の王様」でも、そんなマスコミに対するクドカンなりのアンチテーゼが、こっそり井上真央のセリフで語られていた。
やるなあ・・・クドカンって。ますます好きになってしまった。
そしてもうひとつは、今回の作りこみが、伊丹十三の「マルサの女」とか「ミンボーの女」みたいな感じがしたこと。
その意味で、単なるお笑いの映画という側面以外の部分も少なからず感じたのは小生だけだろうか・・・あ、小生だけか(汗)
最後に、主題歌がe-girlsの「ごめんなさいのKissing You」なのだが、この歌に妙にハマってしまった。こちらでお聞きになれる。
別に、この映画のために作った曲ではないとは思うのだが、途中までクドカン自身が作詞したりして・・・と思ったり。
とりあえず、半沢直樹の土下座とは、まったく違う世界の土下座の世界・・・とりあえず笑って過ごせる二時間であった。
クドカンワールドお好きな方はもちろん、ちょっとお疲れの方にもお勧めできる映画であった。
しかも、朝の番組で曲を流したとは!
もしかして、小生のブログが影響した?なんてうぬぼれて舞い上がっている桂であります(^_^;)
そうでしたか、あの曲はオリジナルバージョンなんですね。
でも小ネタたくさんで、たっぷり楽しめました(^o^)/
豪華なエンドムービーは「イギリスの私立学校の女子寮に忍び込もうとした男子が・・・」という設定で、本編とは独立した(?)謝罪ダンスをお楽しみいただけます♪
あいかわらず、小ネタ満載でラストまで楽しめますね。