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ニコ厨にいたる病、そして

ニコニコ動画で実況プレイとかやってます。

CO ケースオフィサー

2011年02月27日 12時22分12秒 | 読書

麻生幾氏の小説。
私は麻生幾氏の作品が大好きで(と言っても3つしか読めていませんが)、日本で最もリアリティのある警察や安全保障ネタを書ける作家であると思います。
福井春敏氏(亡国のイージス等)に似てると言われる方もいますが、福井氏の作品はファンタジーですから、ちょっと違いますね(扱うネタは似てます)。
この「ケースオフィサー」は警察庁のお話し。ある海外にて特別情報提供者を運営するケース・オフィサーが主人公で、彼が過去行った工作が現代日本のテロ防止の切り札となるってお話しです。
日本の制度では警察も自衛隊も幹部はある程度の年数が経てば結構関係ない部署に異動になる事が多いです。海外では専門家として同一職種の部署にとどまる例も見られますが。
日本の公務員はスペシャリストとしてではなくゼネラリストとして育てられるのですが、個人的にはいびつな制度だと思いますね。特殊部隊、諜報・防諜関係など専門性が高いものは専門家を長い年月をかけ育成すべきだと思います(幹部以下の職員はそうだから何とかなってるのかもしれませんが)
話を戻しますが、氏の小説。戦闘シーンになると急激に嘘っぽくなります。公安警察や情報部の活動は恐ろしくリアルなのに、残念な所です(空母からF16が発艦したり、M16から9ミリ弾がスリーショットバーストで放たれたり)
また、オチが弱いです。非常にあっけないというか。それがリアルなのかもしれませんが、物語としては少々残念。
あと、公安警察等に興味が全くないなどの人は楽しめないかも。でもちょっとでも興味があれば麻生氏の小説は非常におススメです。

特別追撃任務

2011年02月14日 16時12分31秒 | 読書
マーカス・ウィン著


CIAに設立された極秘対テロ特殊部隊。アメリカのありとあらゆる部隊から選抜された12名が属する部隊である。
罪を犯し服役中の元隊員が連邦刑務所を脱走。彼の相棒であった主人公と連邦保安局、地元警察が決死の追跡を試みる。

ってな話です。著者は元第82空挺師団(日本のみならずアメリカも売っちゃった日本人元大尉がいた所ですね。部隊は精鋭ですよ)で連邦航空保安官やマンデラ氏警護のアドバイスもした事のある専門家。流石にこの作品、リアルです。特殊部隊マニアな方は必読ですね。連邦保安局SOGなんてあんまり出てこない部隊にスポットライトが当てられていますね。
銃器もさることながら銃弾もちゃんと描写していますし、出てくるテクニックにも感心するばかり。
AR15を撃ちながら前進し、弾が切れるとハンドガンに持ち替え更に撃ち続ける、などはカッコよすぎて痺れます。
特に個人的に嬉しかったのはクリント・スミス氏の名前が出てきた所ですね。彼はアメリカでも有数の著名な戦闘射撃教官で、そのスクール(サンダーランチ)は大人気です。
その氏の名前が出てくるあたり、きっと著者は実際にレクチャーを受けた事があるか若しくは顔見知りなのかなと勘繰りたくなります。

本自体も面白いです。キャラクターも魅力的で、物語にも引き込まれてあっという間に読んでしまうでしょう。お薦め。

クリント・スミス氏。これはDVDの宣伝かな?氏はカスタムしたグロック使われてるんですね。

プロテウス・オペレーション

2011年01月20日 12時52分06秒 | 読書
結構小説とか読むので、たまには読んだ本でも紹介しようかなと。
プロテウス・オペレーション ジェイムズ・P・ホーガン著
 


私はあまりSF小説は読まないのですが、この前大阪市立中央図書館に行ったときにふと目に留まったこの本を借りました。
ストーリーは1975年のアメリカ、すでにほとんどがナチスドイツを始めとした枢軸国に乗っ取られた世界でのお話。
そのときの合衆国大統領、ケネディが現状を打破すべく、1939年の世界に特殊部隊、外交官や歴史家や科学者たちの混成チームを送り込みます。
そこで何とかして歴史を変えようとするんですが、いろいろストーリーが二転三転して面白いです。でも、第二次世界大戦頃の歴史を知らない人は読むのに苦労するかもしれません。
しかし、知っている人なら楽しめること間違いなしです。最初のうちは正直ストーリーがよく分からなくて地雷踏んだかなっとも思いましたが、ある部分を越えるとすっとストーリーに入り込むことができ、一気に読んでしまいました。ここ最近一番のおすすめです。