週刊少年サンデー 感想

週刊少年サンデー 2009年41号 感想


マギ

　壺から出て来たジン「アモン」により、アラジンとアリババは、迷宮ダンジョンの完全攻略クリアを認められた。


　それを聞いたアリババは、大喜びで財宝を集め始める。
　おかげで、アオリの「お宝ザクザク。迷宮編最高潮！！」が「お宝ザクザク。迷宮最高！！」に見えてしまった。


　その間に、アラジンはアモンに「マギ」とは何なのかを訊いていた。
　アモンによると、ジャミルの言っていた通り、「マギ」は王を選定する魔法使いらしい。
　また、アモンは「マギ」をソロモンの移し身とも呼んだが、詳しい事を聞く前に迷宮が崩れ始めた。



　アラジンとアリババは、慌ててアモンの作った出口へと飛び込んだ。
　だが、ジャミルは精神が崩壊したのか、ブツブツと何かを呟いていて、その場から動こうとしない。



　そして、「見えない鎖」に縛られているモルジアナは、やはりジャミルを助けようとした。


　そんなモルジアナを止めたのは、ゴルタスだった。
　ジャミルも、誇りを忘れてジャミルの言いなりだった自分も、外に出るべきではない。
　そう言うと、ゴルタスはモルジアナの足の鎖を切り、ジャミルを担ぎ上げて迷宮の中へ戻って行った。



　ジャミルの目には何が映っていたのか、そこにはいない奴隷たちの事を褒め、最期にモルジアナの事を探していた姿には、ちょっと同情してしまった。


　アラジン、アリババ、モルジアナの３人は、崩壊する迷宮から無事に脱出した。



　アリババが、しっかり袋詰めしていたおかげで、ちゃんと財宝も持ち出せたようだ。
　ウーゴくんの事までしっかりと頭数に入れているところが笑った。

　しかし、これなら、きっと借金を返しても、まだ余るよな。どうするんだろう？
　残った金でジャミルの奴隷を買い取り、全員解放するのかな？
　それとも、ジャミルの代わりに、アリババが領主になるんだろうか？

　そう言えば、ジャミルが治めていたチーシャンの町って、迷宮のおかげで栄えたんだよな。
　迷宮がなくなって、これからどうするんだろう？


　なお、第七迷宮のジン「アモン」は、アリババの短剣に憑いた様だ。
　アモンは礼節と厳格から作られたとか言っていたけど、じゃあウーゴくんは何なんだろう？
　それと、今気付いたけど、ジンの名前って、迷宮の名前と同じだったんだな。
　そうすると、迷宮の名前って、発見者とか権力者が思い付きで決めている訳じゃないのか。



　第七迷宮「アモン」を消したのは、アラジンとは違う別の「マギ」だった。
　アラジン以外に「マギ」がいたのも驚きだが、「マギ」には迷宮を消すほどの力があるのだろうか？

　この「マギ」は、ジャミルに会いに来た様だが、町にいないのを知ると、そのまま帰ってしまった。
　「マギ」と一緒にいた人物が、王の候補者の一人なのだろうか？

　つか、そもそも王って何？　単純に国王の事？　それとも、もっと別の意味があるの？
　次回で迷宮編は最終回だそうだが、未だに謎ばかりで、続きが気になる。




ケンイチ

　兼一とハーミットの学生生活は見ていて楽しい。
　もう完全に兼一に遊ばれてるよな、ハーミットって。

　また、二人の新島の扱いの酷さも笑える。
　殴っておいて、「人かと思ったぜ」とか「宇宙人って人に含まれるのかな？」だなんて……。


　YOMIって、もう10人中9人が分かっていたのか。
　で、最後の１人、「月」のエンブレムを持つ九拳の弟子が、馬槍月を師に持つハーミット？
　これは多分ミスリードだとは思うけど、新キャラだとすると最後まで隠す理由が分からないなぁ。

　ハーミット以外で既出のキャラだとすると、モジャモジャに骨法を教えたのが月の九拳だったとか？
　そう言えば、DofDのサラリーマンも、あれっきり一度も出ていないな。

　いずれにしても、最近は兼一ばかり戦っているので、たまにはハーミットや武田にも活躍して欲しい。


　新島がロキを仲間にした経緯は、こんなだった。
　ロキ、頭良さそうだったのに、卒業してからは貧乏な探偵になっていたのか。
　大昔に兼一が「高校卒業したら不良なんてやってられませんよ」と言っていたのをふと思い出した。