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へぶつい (Heavenly Twins)

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咲 -Saki- 感想

2008-07-31 06:31:00 | 咲-Saki-
第31局 阻止


 南4局オーラス。ドラは


 親は、和がパーフェクト目前な事に、怒りを燃やす透華。



 11巡目。
 そんな透華に聴牌が入る。

 当然に、を切ってダマ。



 一方の和は、



 11巡目でこれ。
 やる事なさそうな手だ。

 ドラがなので、親にを合わせ打って、オリ前提の七対子へ移行。



 次巡。



 透華がをツモ。


 これで、

   ドラ

 この形。

 当然、を切って、三面張に受ける。



 それは良いのだが、



 何と透華はここでリーチ。



 井上の言う通り、ダマで11600点あれば、デジタル派は基本的に先制リーチはしない。
 和了率の低下に見合う程、得点期待値が向上しないからだ。
 例外として、3巡目程度の序巡なら、他家がオリてもリーチ有利になるそうだが。

 つか、井上。お前、オカルト打ちの癖にデジタルの解説するなよ。



 と、デジタル的に有り得ないリーチを打った透華。
 勿論それには理由がある。

 それは……、



 ピキーン。



 原村より目立ってさしあげますわっ!!



 目立つためだけにデジタルを捨てた―――!?


 そんな理由かよ。
 思わず、吹き出してしまった。

 始まる前は「自分の打ち方を貫く」とか言っていたのに、流石は透華だ。



 だが、この無茶なリーチが功を奏する。



 いらっしゃいまし!



 一発ツモ+裏ドラがで親倍(メンタンピン一発ツモ一盃口赤裏)に。


 この和了で龍門渕がトップ逆転。


 尚、この時点での得点状況は、下記の通り。
 龍門渕:125100点
 清澄 :118800点
 風越 : 80700点
 鶴賀 : 75400点
 やはり、南3局の和の和了は、7700出和了りではなく、2000・3900ツモに変更した様だ。




 南4局1本場。

 透華の手は、10巡目でドラ2赤2の好形一向聴。
 鳴いても満貫以上、門前で張ればダマでも親倍まで有り得る手。



 だが、そこにロンの声が掛かる。



 和了ったのは、鶴賀の東横桃子。

 得点は2600+300と安いが、手役はメンタン(リーチタンヤオ)。
 つまり、ダマではない。



 前巡にリーチされた事に、全く気付いていなかった透華。
 初心者でもなければ、有り得ないミス。



 そして、



 遂に顔を見せた、東横桃子。
 左腕の辺りに黒いオーラ的なモノが見える。



 ここで副将戦前半戦は終了。
 5分間の休憩の後、後半戦が行われる。



 最後で謎の和了をした鶴賀陣営。



 消える・・・のに時間がかかりました。
 比喩ではなく、本当に身体の一部が消えている東横桃子。

 これまでずっと顔を見せなかったのも、「影のちょー薄い」のを強調する為か。



 最後の不可解な和了は、彼女の“能力”によるものだったらしい。

 しかし、この能力は脅威だな。
 リーチがダマと同じ、リーチにアタリ牌を打っても相手がフリテンになる(=見逃される?)って。

 何となく、『HUNTER×HUNTER』の「神の不在証明パーフェクトプラン」を思い出した。



 ここからはステルスモモの独壇場っすよ!!




 う~ん。今回は内容が濃かった。

 和のパーフェクトゲームかと思ったら、それに発奮した透華が大物手を和了って、それを阻止。
 そして、そのまま透華のターンかと思ったら、今度は東横桃子がそれを阻止するとは。



 目立つためにデジタルを捨てた龍門渕透華。
 逆に、消えてしまえる程に目立たない東横桃子。自称ステルスモモ。
 そして、覚醒したネット最強雀士のどっち。

 三つ巴でどういう展開になるのか、後半戦が楽しみだ。
 ……って、あれ? これってサンマだっけ?




 最後に。

 まさか前回のフリテンロンって、作者の計算ワザとじゃないよな?
 もしそうだったなら、今以上に作者を尊敬するのだが。


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