賭博堕天録カイジ 和也編 感想

賭博堕天録カイジ 和也編　第28話　雌伏


　今回のカイジは、１人のとあるフィリピン人の話。


　資源ゴミを拾い集め、換金しながら暮らす人々、スカベンジャー。
　最低の暮らしを送りながらも、他に就く仕事の無いその青年は、自らの人生に絶望していた。
　ゴミの海で生まれ育った自分は、その生涯を同じゴミの海で過ごすのだと。


　19歳になるその青年には、23歳の兄がいた。
　この兄は、近所の爺さんから日本語を習ったり、他人に食事を配ったりする変わり者。


　青年は兄に言う。
　そんな事をしても無駄なのだと。
　自分たちに未来はないのだと。

　だが、兄は、そんな青年にこう答える。
　神は心清く正しき者にチャンスを与える、と。


　夢想家で楽天家。
　そんな兄の言葉など、到底信じる気にはなれない青年。

　だが、そんな青年の前に、転機が訪れる。




　起こる！

　兄の言っていた‥‥‥

　奇跡が！




　‥‥

　‥‥‥‥

　‥‥‥‥‥‥

　‥‥‥‥‥‥‥‥それはいいけど、