咲 -Saki- 感想

第110局　爆発


本編

　他校のエースを活躍させないため、準決勝からは火力より速度優先と言い含められているタコス。
　その指示に従い、タコスは手を大きく仕上げたい気持ちを抑えて、早和了りで局を潰していく。
　外連味無く役目に徹するその姿、すばら先輩の後輩らしくて、すばらだね。



　タコスは、東３局１本場はドラ１で2600は2900点を、



　東４局は一通赤２で3900点を、それぞれ脇から出和了る。
　どちらも中張牌から仕掛けてタンヤオを意識させ、老頭牌で仕留めているところがいやらしい（褒め言葉）。
　個人的には、役牌暗刻の和了りをバックと呼ばれると違和感を覚えないでもないが、それはさておき。




　南１局　　親：タコス　　ドラ：


　これで東場は終わり、前半戦は南場へと突入。



　南入した途端、タコスはこれまでとは一転して、防御優先の構え。
　２回戦ではオーラスでのリーチが祟って３着落ちしてしまったけど、今回のタコスは慎重だね。
　部長の入れ知恵もあるのだろうが、自らの弱点を把握し、引くべき時は引くのも大切なこと。
　最近のタコスは、ガイトさんに負けず劣らず格好良くて、思わず惚れてしまいそうだ。


　しかし、ここに来て、遂に漫に「爆発」の予兆！？



　この時、漫が開いた牌は、まだ４枚乃至６枚。
　にも関わらず、愛宕姉は導火線に火がついたと言い、末原さんの顔には笑みが浮かぶ。


　漫自身も良さそうな感触を得た、その配牌がコレ。

　　　ドラ

　ネックが多い上にドラもなく、正直僕的にはあまり良い配牌に思えない。

　だが、漫は数巡で急所のを引き、そのままアッサリとツモ。



　ツモ平和純全三色一盃口は4000・8000。そろそろまぜろよ。

　倍満親っかぶりで、タコスは8000点の支出。
　まさか、漫の「爆発」とは、こんな和了りがこの先ずっと続くのか？
　しかも、次の南２局は漫の親番……というところで、次回に続く。

　現在の点数状況は、清澄：109900点、姫松：105000点、臨海：103400点、有珠山：81700点。
　なお、次号は休載で、次回掲載はその次の5月17日発売号だそうだ。




　成香ちゃん。



　今回も成香ちゃんは、ビクビクしていただけでノー和了だった。
　この怯えっぷり、何となく弱気な時の咲に似ている様な。




［咲-Saki-］特製両面クリアファイル

　今号のYGは、永水女子のイラストが両面に描かれた、クリアファイル付き。



　表面は、姫様、霞さん、ハッちゃんの３人。
　うん、別段おかしなところもなく、いつも通りの永水女子だね。



　裏面は、巴さん、はるる、そして再びハッちゃん？
　眼鏡着用と黒糖ポリポリは問題ないけど、こちらのハッちゃんは着こなしが若干地味じゃないか？
　こんな格好で外を歩いていたら、見掛けた人に通報されなくても文句言えないぞ……。
　まさか、ハッちゃんと見せ掛けて、この娘が中等部の明星ちゃんだったりしないよね？