週刊少年ジャンプ 感想

週刊少年ジャンプ 2011年24号 感想


奇怪噺　花咲一休

　第２話。



「とある悪人に父と母が捕らわれ 今まさに手にかけられようとしている
　さてこの状態で一人だけ救う事が出来るとしたら お前らどちらを救う！？」

　よくある質問ではあるが、これに主人公が「悪人を救えば、全員救える」と答えたのは面白かった。
　悪人正機だっけ？　救いは、善人よりも、悪人にこそ必要だという考え方もあるしね。
　もっとも、父母が命拾いした事を「救われた」と解釈するかどうかは、教義によるんだろうけど。


　さて、師匠の許可も下り、主人公の旅が始まった訳だが、どんな話にするのかね？
　十二ある「願印」を集めると願いが叶うという設定は、西遊記を元にした某漫画を思い出すな。
　途中でバトル漫画化して、「とんち力… たったの５か… ゴミめ…」なんて言い出さない事を祈る。




めだかボックス

　中学生のカリキュラムの一環として、めだか発案の『宝探し』大会が開始された。

　ルールは、地図とヒントを元に、隠された『宝物』を探し出すという単純なもの。
　その宝物の詳細は秘密だが、めだか曰く「とびっきりに素晴らしいもの」なのだとか。
　生徒会役員の予想では「メッセージ性の強い、精神的なもの」だろうとのこと。


　見事に見付け出した者には、その『宝物』と同時に、希望する副賞が与えられる。
　その副賞に、中学生たちは、生徒会役員たちの腕章を希望した。

　希望するのは、喜々津ツッキーが、めだかの「会長」の腕章。
　鰐塚さんが、阿久根の「書記」の腕章。



　そして、財部さんが、球磨川の「副会長」の腕章。
　ツギハが、喜界島の「会計」の腕章。
　希望が丘ノゾミちゃんが、善吉の「庶務」の腕章という事になった。

　阿久根ファンの鰐塚さんと、もう完全に球磨川に惚れているっぽい財部さんは予想通り。
　だけど、喜々津、ツギハ、希望が丘ちゃんについては、面接した相手と違う腕章になったか。

　まぁ、会長の腕章を希望した喜々津と、残った腕章を選んだ希望が丘ちゃんについては分かる。
　でも、ツギハは、どうして、喜界島の「会計」の腕章を希望したんだろう？


　自分たちの腕章を守るため、めだか以外の生徒会役員もこの宝探しへ参加する事が決定。
　そして、生徒会役員が先に宝を見付け出した場合も、希望する副賞が与えられる事になった。

　善吉は、副賞として、副会長の腕章を「立場込み」で希望した。



　この挑戦を球磨川が受け、善吉の副賞は「副会長の座」に決定。
　火花を飛ばす、善吉と球磨川が、ライバルっぽくて良いね。


　喜界島の副賞は「お金」。
　そういや、守銭奴設定だったな、すっかり忘れてた。


　そして、阿久根の副賞だが、鰐塚さんの希望により、何と「黒神めだかへの挑戦権」にされてしまった。
　そういや、阿久根って、かなり強い設定だったんだよな、本当は。
　まぁ、この学園では、強さも設定も役に立たないらしいけど。


　最後に、球磨川の望んだ副賞は、



『女子は全員裸エプロンで』
『僕に傅け。』

　うんうん。
　今回も球磨川は、安定して過負荷マイナスだなぁ。
　さっきまで善吉と火花を飛ばし合っていたというのに、一言で台無しにしてくれた。


　副賞から予想すると、阿久根が勝つ可能性が一番高そうだな。本人乗り気じゃないケド。
　確かに、一人だけ、望んでもいないものを副賞にされてしまったのは、ちょっと可哀想だ。
　そういや、「宝」って、１つだけなのかね？　それとも、複数あるんだろうか？


　全員の副賞が決定し、めだかから参加者に配られたのは、１枚の学園の見取り図。
　そして、その裏側には、暗号文が書かれていた。

　　　　第一関門
　次の文を読んで解き明かし
　　示される場所へ向かえ。

　ライオンは、死を縫合する
　峡谷で新たなる思想に出会
　うだろう。もしも視界の外
　で縫針が親子を支え始めた
　ら帰れ。試み施す指を止め
　て糸通しを示す姿が私の死
　だ。雌の支柱獅を司る銃は
　青く、紫の指の熾烈さに過
　ぎず、天使も私の着物では
　ない。人は仕える相手を間
　違えたい。抜糸するのは着
　替えたあとになりそうだ。

　う～ん、色々想像は出来るけど、表側の地図も見ないと、現時点では何とも言えないな。
　素直に「ライオンは、」からがヒントなのか、「第一関門」からヒントが始まっているのかも判断出来ないし。
　本当は全然分からないんだけど、こう書いておいて、後から分かってたフリをしよう。

　一つだけ言える事は、僕が善吉だったら、「欲視力パラサイトシーイング」でめだかの視界からヒントを得ようとするだろう。
　でも、めだかは完璧超人だから、視線から宝物の隠し場所を悟られる様なミスはしないかな？

　あと、安心院さんなら、すぐに宝物を見付けられそうだけど……、訊いても教えてくれないよな。
　あ、この間、仲の悪いハズのめだかと不知火が一緒に歩いていたのが、何かのヒントだったり？
　そう言えば、どうして、今回のめだかは、似合いもしない体操服姿なんだろう？


　最後に。
　めだかが中学生に向けた「私のようにはなるな。」という言葉は興味深かったな。
　確かに、学園が荒れてしまったのは、めだかが生徒会長になってからなのか。
　主人公属性だから、最後には必ず勝つ代わりに、トラブルも招いてしまうって事なのかね？
　そうだとすれば、めだかは決して、優れた生徒会長だとは言えない訳か。




黒子のバスケ

　火神は、まだ青峰には勝てない事を悟り、冷静にボールを戻した。
　こうなると、火神と青峰のエース対決は、やるにしても試合後半かね？

　でも、青峰って、今よりも更に一段階“上”があるという話だったよな。
　通常モードの青峰に負ける様では、その“上”が出て来たらどうしようもないんじゃ？
　まぁ、常時出来る訳ではないという話だったから、上手くいけば戦わずに済む可能性もあるが。

　あと、今回の結果を見る限り、火神の実力って、まだ黄瀬よりも下？
　IHの黄瀬は、最後の最後で負けたとはいえ、青峰とほぼ互角のプレイをしていた訳だし。


　日向が、新技「不可侵のシュートバリアジャンパー」を披露。
　要は、ステップバックからのジャンプシュートだが、動きが速くてブロックが難しいらしい。

　やっぱ、日向の３Ｐは強力だよな。
　青峰は３Ｐ撃たないから、上手くすれば桜井を抑えるだけで、桐皇に勝てるんじゃないだろうか？




ぬらりひょんの孫



「ひかぇおろぉー！！
　この紋所が目に入らぬか！！
　ここにおわす御方をどなたと心得る！！
　前の副将軍水戸光圀公にあらせられるぞ！！」

　……やりやがった。
　総大将、ノリ良いな。




　つか、敵もノリ良いな。
　お前等、水戸光圀だと分かった上で、襲い掛かってたんじゃねーのか。


　それと、山ン本五郎左衛門だが、



　①逃げ続ける
　②説得する
　③泣いてあやまる
　④もう少し考えて突然いい考えが浮かぶのを待つ
　⑤まだ本気出してない
　⑥今すぐやせる
　⑦百物語を続ける
　⑧釜を喰ってみる
　⑨自決…美しく散る

　こっちはこっちで、何、ポルナレフやってんだよ。
　しかも、ところどころ、変な選択肢が混じってるし。