goo blog サービス終了のお知らせ 

ハマの街から 

日々の暮らしや自然、民俗、世相などを見つめています。

お彼岸に寄せる短歌 その2

2012年03月21日 | 短歌・写真短歌


お彼岸の仏拝みに行くひとを、同じ地に住み驚き見やる

我が家でもかつて昔はお彼岸に、仏拝みの親戚まわり

車なき時代にやりし仏拝み、ゆっくりとした社会いまいずこ

免許すら持たぬ時代の仏拝み、父よあなたはげに偉かったね

一年に一度行う仏拝み、相手の「皺」はあわせ鏡よ

お彼岸のウミネコの声変化して、春の到来耳でも知るや

お彼岸に訪ねし寺の「バスツアー」、客死の母は浄土の国に

中日は冬と春とが交錯し、青い空より突風吹きぬ

「ゴーゴー」と明るき空は啼いており、今日は「中日」春はそこまで

お彼岸のわずかな日差し受けながら、我が家の庭で福寿草咲く 

彼岸来て磯の香りがなつかしく、母想いつつ蕪島に行く

昆布取り母に連れられし幼き日、磯の香浸みるわれは海の子 

初めての院外発表せし息子、話の花の夕食時よ

雪降りの利益ありやと尋ねれば、 片手に余ると雪国の人

転校のいじめを避けしやり方は、「予習・復習」とその人は言う

雪融けてほこり舞う時期、これもまた春本番の「通過儀礼」よ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。