舘鼻岸壁日曜朝市に行く(朝市通い6回目)

　今年の大型連休中の最初の「舘鼻岸壁日曜朝市」である。期間中はあと一回ある。ゴールデンウィークという条件と好天に恵まれたことが追い風になり、どこの駐車場も他県ナンバーが目立つ。私が朝市会場に出かけた時刻は朝の6時半ごろだ。マイカーを留めた駐車場所までの移動中に名古屋、千葉、函館、熊谷、福島、仙台、秋田などの他県ナンバーが目に留まり、まさに全国区である。大体、いつも利用している駐車場には既に多くの先客の車があり、もう少し遠い場所に停めざるを得なかった。これだけでも、民族の大移動なる「ゴールデンウィーク現象」だし、同時に「日本一の朝市」としての面目躍如であろう。



写真　相変わらず超人気店の「しおてばの大安食堂」のお店には、唐揚げお目当てにお客さんの長い行列ができていた。


写真　切り餅や赤飯などを販売していた出店

　おにぎりや赤飯などはあちこちでよく販売されているが、切り餅を売っている店は少ない。無類のもち好きな私は一も二もなく買い求めた。先週の串もちや豆腐田楽のたぐいも好きなのだが、切り餅のたぐいにも目がないのだ。１パック300円は安い。しかも臼で餅をついてからまだ間もないとみえて、餅が柔らかい。一緒に赤飯も２パック買う。


写真　今朝の朝食代わりのメニュー

　「シナモンサンデー」さんの店の前を通ったら、まず目に入ったのが、うまそうなスープだった。クラムチャウダーだろう。同時に、一緒に隣に置かれていたフルーツの盛り合わせもうまそうに見えた。食後のデザート代わりにちょうど良い。商品の近くにはポップがあり、それには「八戸ではここだけ。ハワイの朝食で大人気。アサイボール。アサイは超健康フード。600円」とある。この2点を注文する。食事をしていたら、サービスだと言って、ホットコーヒーを持ってきてくれた。「店舗を持っているんですか」と訊いたら、「朝市専門です」という答えだった。

　朝市の店で食べ物を買う場合、その店に椅子やテーブルが用意されているかどうかは、私にとって大変重要な条件である。お金を払ってすぐに食べることが出来る環境があるか。朝市に出かけた時の気温が寒い場合は、マイカーに戻り車内で食べる場合もあるが、暖かい場合はその店で食べたいと思う。椅子しか用意していない店も時々見かけるが、あれは本当に損をしていると思う。ベンチにすわり、使い捨て用の容器に入った豚汁などを手に取り、食べている光景を見かけるが、食べにくいのだ。それだけで、スルーされている場合があることを知るべきだろう。お客さん視点が大事。その証拠に同じ鍋ものを扱っている店でも、椅子とテーブルがある店ではお客さんの入りが全然違う。
　
　
写真　アサイーボールのポップ