語り・朗読の風景

皆様と語る「おはなしの世界」。私の宝物の時間。
一期一会。様々な場面への御依頼をありがとうございます。

文化庁文部科学省主催・文化芸術による子どもの育成事業

2014年06月25日 | 文化芸術による子どもの育成推進事業/文部科学省

文化庁文部科学省主催『平成26年度文化芸術による子どもの育成事業』
(旧:次代担う子どもの文化芸術体験事業)

日にち: 2014年6月25日(水) 時間:午前10時40分~12時10分
会場: あしかがの森足利病院・西病棟多目的ホール
対象者:全校生徒,保護者,教員


栃木県足利特別支援学校様より御依頼をいただき、文部科学省後援の『文化芸術による体験事業(旧:次代を担う子どもの文化芸術体験事業)』へ、「朗読家」として出演して参りました 
学校は、山々に囲まれた豊かな自然の中にありました。広がる田畑。山々に反響してなんとも美しく校庭に響き渡っていた鶯の声・・・。清々しい空気。辺りには自由な草原が広く茂っていて、その中には可愛らしくて綺麗な花が沢山咲いていました。
教室の中へ入ると・・、解放された窓からは、ひらひらと1匹のモンシロチョウ。学校には蝶達も遊びにやって来るのですね♫
そんな豊かな自然に囲まれて、生徒さん達は、伸び伸びと学校生活を送られていました♫


会場となりましたのは、学校のすぐ傍にありました「あしかがの森足利病院」様の多目的ホール。
響きのある穏やかな雰囲気の室内にて、病院内の優しい灯りを照らして下さいました。


朗読『あいしてくれてありがとう』(作:宮西達也)

  
 パウパウサウルス 「わたし めが みえないの・・・。」 

今日は、現代童話と日本の昔話の2つの物語を語らせていただきました。生徒さん達、とても真剣に、一生懸命、私の朗読を聞いて下さっていました。生徒さん達の表情を見ると、1人1人それぞれが、それぞれの情景を思い浮かべているのがよく分かりました。まっすぐな瞳、素直な気持ち、柔らかな感性・・・。私のもとへ、まっすぐ伝わってきました。″
みなさん、ありがとうございました!!

事業の中では、生徒さん達とお話もさせていただきました♪ それから、今日はせっかくの機会でしたので、私の朗読の時間の後、‘生徒さん達による朗読の時間’も設けさせていただきました。皆で「詩」を朗読しよう!の時間^^ 足利特別支援学校の生徒さん達は、普段から「詩」を書いているそうです。私が伺った時にも、教室の前の廊下には沢山の詩が展示されていました。作品からは何かぽかぽかとしたものが伝わってきて、実際に読ませてたただくとそのように、
どの詩も素敵なものばかりでした。そしてなんと、今年度の「詩」の全国コンクールでは見事入選をされた生徒さんがいらっしゃる!!とのことで、事前の打ち合わせの時、担当の先生がその生徒さんの書いた詩を私に見せて下さいました。拝見させていただきましたら、とっても素敵で素晴らしい詩の世界に、私は嬉しくなり、その時、今回の事業で是非その生徒さんにも「詩」を読んでもらおう!と思い、担当の先生に提案させていただき、今日の時間が叶いました。詩の1つ1つの言葉が元気いっぱいのエネルギーに輝いていて、豊かな感性が海のように広がっていて、その詩のように、私も素敵な気持ちになれました*^^*
さっそく!今日の後半の時間は、見事入選された生徒さんに、代表で「自作の詩」を発表していただきました~
大きな声で、一生懸命、心いっぱい、まっすぐな朗読、とっても立派でした!!
そして、会場に集まって下さった沢山のお友達や先生から、大きな拍手をもらいましたよ
最後は、全員で一緒に、素敵な「言葉」を奏で
ました♫


 
事業後には、見事「詩」の全国コンクールで入選され、今日は立派に詩の発表をしてくれた生徒さんと一緒に、
そして、沢山の生徒さん達と一緒に、記念撮影をしましたよ。みんなでピース

事業終了の御挨拶の時、なんと全校代表の生徒さんより、御礼の言葉をいただくことができました。”
その生徒さんが紡いだ言葉に、私は、涙が溢れました・・・。これから羽ばたいていく皆さんのもとへ少しでも何かを伝えることができたのだと、その時、実感することができました。代表の生徒さんは、私の朗読を聞きながら、一生懸命に、そのお手紙を書いて下さっていたそうです。後に、担当の先生が私に伝えて下さいました。私はとても嬉しく、心が温まりました。
そして、生徒さんがお手紙に書いて下さました、「幸せ」を届けることができたということ、その言葉を聞いて、私は嬉しかったです・・・。お手紙、大事にさせていただきます。ありがとうございました!!私も、皆さんにお会いできて嬉しかった!


由佳先生と一緒に記念の一枚♫

今回の事業へ最初にお声をかけて下さいましたのは、なんと高校時代の同級生、私の友達でした^^由佳ちゃん、ありがとう
由佳先生は、足利特別支援学校の先生として御活躍されています。由佳先生とは、高校時代・・、沢山おしゃべりしたり、一緒に帰ったり、遊んだりもして、懐かしい思い出があります。昔から頭が良くて、そしていつも心優しく穏やかで、よく気が利いて、しっかり者でしたので、特別支援学校の先生にぴったりです。久しぶりに会った友達は、もうすっかり、立派な先生、立派な女性になっていました。私もそんな友の姿を見ることができて、とっても嬉しかった!時を経て、このようにお声をかけていただき、素敵な再会ができて、素敵な学校へ伺うことができて、何より、由佳先生のお気持ちが嬉しかったです

懐かしい記憶に触れ、青春時代の楽しかった日々を思い出すこともでき・・・、帰りの電車を待つ誰もいない足利駅のホームに1人、そこから見る景色は、どこを見ても足利の自然が広がっていて、青い空、山々から吹いてくる清々しい風、木々や草花は優しい風に吹かれて初夏の緑に輝き、私の心も晴れやに、そして、なんだか胸いっぱいでした。”

今回の由佳先生の思いを真剣に受け入れて下さいました足利特別支援学校の先生方、面倒見が良く、相手への思いやりがあって、さすが支援の先生でした。今回の事業も、そのような先生方の支えのおかげで、皆様と共に、楽しく、とても素敵な一日を過ごすことができました。お声をかけて下さった由佳先生や打ち合わせの時から色々お世話になり沢山御協力下さった担当の栗原先生をはじめ、会場の演出に御協力下さいました清水先生、川田先生、木塚先生、あたたかく迎えて下さいました大木校長先生、教頭先生、教員の皆様、この度は、ありがとうございました
今日、生徒さん達の澄んだ瞳、先生方のあたたかなまなざしが心に響きました。”
またいつの日か皆様にお会いできますことを楽しみにしております☆彡


Photographer主催:文化庁文部科学省/栃木県立足利特別支援学校

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民謡・津軽三味線・和太鼓公演

2014年06月01日 | 音楽コンサート/ホール

80席満員御礼!
『民謡・津軽三味線・和太鼓公演「華響」』語り【ゲスト出演】

日にち:2014年6月1日(日) 開演時間:14:00
会場:学校法人盛光学園認定こども園バンビ幼稚園・ホール(栃木県栃木市)[客席数:80席]
出演:華響~はなひびき~
ゲスト出演:語り 稗田遼子

「 華響~はなひびき~
古より続く日本の伝統的な響きを大切にし、唄、津軽三味線、和太鼓で表現致します。
日本の大地から生まれ、人々の願い、祈りを込めた、日本の音。
それぞれの邦楽器の特性を最大限に生かし、個々の音が響きあうことで魂の響きを創り上げます



本日、栃木県栃木市藤岡町にありますバンビ幼稚園ホールでは、日本の伝統芸能・伝統文化でもあります音楽、
民謡&津軽三味線&和太鼓で結成された女性和楽器グループ「華響~はなひびき~」様の地方公演が開催されました
「華響」の皆様は、NHK紅白歌合戦やNHK歌謡コンサートでのステージ伴奏、NHK民謡の唄やNHK民謡を訪ねて等のテレビ・ラジオ出演をはじめ、舞台や豪華客船での演奏、又各講師としても幅広く御活躍されているそうです。
そのように素晴らしい経歴をお持ちの皆様とステージで御一緒できましたこと、光栄なことでした☆彡
そして本日
、会場は満席でした!!沢山の皆様、御来場ありがとうございました!!!



今回、私は、皆様の公演の華やかなステージプログラムの中の一時へ、「語り手」として、ゲスト出演の御依頼をいただきました
普段の「華響」様の公演・コンサートでは、プログラムの中で曲を解説する時間があり、その時には三味線奏者の方々が演奏の他に語りやナレーションをされているそうなのですが、今回は演奏に集中したいということで、語り手を探していたそうなのです。そんな時、栃木市に住む和太鼓奏者の方が、偶然地元の新聞で私の記事を見つけて下さったそうで、「次回の私達の公演へ‘語り手’として出演をお願いしたい」とのことを伝えに、わざわざ家の方にまで足を運んで下さいました。和太鼓奏者の小笠原さんは、新潟県佐渡島を拠点とする太鼓芸能集団『鼓動』で修行をされた後、3年間の教員生活を経て和太鼓奏者になられたとのこと、現在は和太鼓グループの1人として活動しながら華響のメンバーとしても各地公演をされ、又、TAIKO-LABをはじめ保育園・幼稚園・学校にて和太鼓講師もされているとのこと、そのような経歴からも分かるように、元気でバイタリティーに溢れているような方でした。突然のお声がけでしたが、新聞記者の方が書いて下さった1枚の記事から、このような出演への繋がり、華響の皆様の熱いお気持ち、大変嬉しく思いました!

今回私は、津軽三味線の演奏の前と歌い手が唄うの前の曲繋ぎとしての「語り」の時間を頼まれました。大事な役目です
そしてなんと素敵な内容でしょう!以前から、そのような場面での語りにとても興味があったので、とてもとても嬉しい御依頼でした。台本をいただく前から、初めての民謡語りの世界にわくわく心が躍るようでした。そして、台本を大事に大事に受け取り、ページを開きますと・・・、なんとも胸がいっぱいになるような言葉の紡ぎの数々に・・・感動!!
「民謡語り」の‘響き’は、語りかけるような文末がとても美しく、昔の人達の暮らしに溢れ、なんとも心にじんと響く物語でした ‘生きる’ ということが、力強く描かれていました。このような物語が、やがて、明日へと向かう唄と成り、音と成ったのですね。” 昔を唄い、今に伝え、今を唄う。そしてその心を彩る音・・・。
今日のステージで私が語らせていただきましたのは、2つの物語。
和歌山県大地に伝わる民話 『勇魚(いさな)』 と、熊本県五木村に伝わる民話 『五木の子守唄』 。
勇ましく力強い物語と美しくも切ない物語。相反するような雰囲気ですが、どちらとも民話の重みを感じさせてくれるものでした。” 今回、この2つの物語に出会えたましたこと、大事な朗読作品が増えたので嬉しく思ました 

今日の会場となりましたのは、なんと栃木県内の幼稚園、和太鼓奏者の小笠原さんの御両親が経営されている幼稚園ホールでした。お客様席の座席の配置から様々に変わる照明も楽器の配置も場面転換も出演者の演出まで全て、華響の皆様が考えられた手創りのステージ!小笠原さんの御両親でもあります幼稚園の理事長様・園長様や職員の皆様にも会場作りに沢山の御協力いただいておりました。幼稚園という場所が、音楽ホールとなり、和楽器の音が鳴り響くと至る所に和溢れるコンサート空間へと変わりました

本番前、メンバー皆で元気な声を掛け合い、公演がスタート!公演は前半と後半の2部構成!!
様々に御活躍されている皆様の公演は大変活気があり、ホールは最初から最後までパワフル!!若さ華やぐエネルギーで溢れていました 客席も、扇型の横席まで全席満席!!それから今日はかわいいちびっこちゃん達もステージに出演!! 小笠原さんの姪っ子さん達だったそうです。子供達の登場にステージは更に活気が増しました♬[御紹介]和太鼓奏者の小笠原めぐみさんの鍛えられたリズム感とビート、パワフルさ、和太鼓だけでなく様々な楽器を叩ける打楽器奏者は和楽器公演ではかかせない存在ではないでしょうか。数々の津軽三味線全国大会にて多数受賞歴をお持ちで、名取として澤田流を受け継ぎ、お弟子さん方も多く抱える先生としても御活躍されている津軽三味線奏者の澤田成珠さん&澤田成音さんの活気溢れる津軽三味線、普段はなかなか耳にすることのできない懐かしくも格式高い日本の音色に、お客様は胸をときめかせていました。徳島県出身の民謡歌手の山形恵理奈さんのハリと伸びのある素晴らしい歌声、キングレコードさんからもデビューしていることが分かるようにテレビやラジオからでないとあのような歌声はなかなか聞けないプロの歌、さすが民謡歌手でした。公演の中心として、会場を大いに盛り上げて下さいました!! 私が待機していた控室まで、お客様の熱気が伝わってきました!! 皆の気持ちが1つになれる「音楽」ってステキですね!そして、華響の皆様の「芸」に対する熱意が、私も大変嬉しく、感謝致しました。

そのような中、私は後半の部へ出演させていただきました。後半も熱気を帯びる会場内・・・、後半はがらりと雰囲気が変わります ―― 今日、私語り手にもちょっとした素敵な演出が入りました。 舞台袖から提灯を持っての登場!暗い道を提灯で照らしながら、ゆっくりとステージ中央へと歩いて行きます。提灯の中で揺らぐ燈火・・、その火をステージ中央へと灯します。ステージへ柔らかな明かりが灯った時、昔々の時代へタイムスリップ!物語の幕開けの風が吹き、語り手の語りが始まります マイク前に立つまでの少しの時間でしたが、語り手として、それら‘言葉の無い時間’がなんとも大事な時間となりました。音も言葉も聞こえない道のりには、まるで‘新しい言葉’が生まれるような感覚、貴重な一時でした。 いただいた演出をオリジナルのものにでき、朗読前の動きの演出というのは初めてのことでしたが新鮮で嬉しく、なんだか楽しかった!! 懐かしい時代を思わせるような素敵な演出のおかげで、ほんの短い時間でしたが、公演後には、お客様より、所作が美しく雰囲気があって凄く良かったよとの有り難い感想までいただくとができました。初めてのことだったので、ほっとしましたし嬉しかった;; 私自身、提灯の柔らかな光に、なんだか癒されたひとときでもありました*^^*

公演後は、出演者全員でお客様のお見送りをさせていただきました。その時に、お客様は私達一人一人に声をかけて下さったり、応援の言葉をかけて下さいました。私のもとへも、華響様の公演の中に語り手が入りどのようであったかを伝えて下さった方々もいました。語りが入り会場が締まった、ステージの中に強弱や緩急ができたので良かった、曲の内容がよく分かって良かった、特に五木の子守唄の時には涙が出た、唄との繋ぎがとてもいいねぇ等々、個人的にも素敵な感想を沢山いただくことができました。とにかく、和楽器と語りの共演を喜んでいただけたようで、とても嬉しかったです
そして、何よりどのお客様も明るい笑顔でお帰りになられていました。笑顔のお客様、私も、とても嬉しかった!「音楽」は人の心を明るく元気にしてくれますねv^^v 私も音楽に囲まれて嬉しかったなぁ*^^* 今回、「華響」の皆様とは初めましての出会いでしたが、音楽を通して、音楽とのコラボレーションの「語り」を通して、私も楽しく新鮮な一時を過ごさせていただくことができました


最初にお声をかけて下さった和太鼓奏者の小笠原めぐみ様、この度はこのような貴重な機会をいただき、ありがとうございました 又、小笠原様をはじめ主催として私達を支えて下さいましたバンビ幼稚園皆様、打ち合わせから今日まで、少しの時間でしたがお世話になりました 澤田流津軽三味線奏者の澤田成珠様と澤田成音様、民謡歌手の山形恵理奈様、「華響」の皆様、この度は皆様と御一緒させていただき、楽しく素敵な時間を、素晴らしいステージの一時をありがとうございました!!活気溢れる音色を皆様のもとへ届けて下さり、ありがとうございました 
今日、「語り」を通して、沢山の皆様にお会いできましたこと、大変嬉しかったです☆彡

突然ですが、来年1月☆ 「華響」の皆様の次回公演が神奈川県横浜市のコンサートホールで開催されるそうで、なんと☆ その次回公演へ、
私も再びお声をかけていただき、再び皆様と御一緒させていただけることになりました☆ 大変有り難く、とても嬉しく思っております!皆様、次回公演もどうぞ宜しくお願い致します。また皆様にお会いできますことを楽しみにしております


主催:学校法人盛光学園認定こども園バンビ幼稚園

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