
高校生は今週、中間テストに取り組みましたが、今日の話題は入試問題について。先日、本科高1の飯島先生から、入試問題についての興味深い情報提供がありました。それは今年度の早稲田大学の入試問題の内容です。早稲田大学の「地域探究・貢献入試」という形式の試験ですが、次のような出題がされていました。「今年に入ってからChat GPTなどの生成AIがマスメディアで大きく取り上げられており、教育に大きな影響をもたらすとされています。もしあなたが本入試の出願書類として提出した『課題レポート』を、Chat GPTを適切に利用して書き直すとしたら、どのような有効な使い方が考えられますか。自分の考えについて600字以上800字以内で述べてください」。
9月・10月に実施した高校生各学年の凝念において、論文作成において「Chat GPTの活用について」というテーマで、話をしてきました。事後のアンケートを読んでも、生徒諸君の問題意識は高く、どのような使い方が適切かということについてたくさんの意見が寄せられています。とても感心する内容もあったので、改めて紹介するとして、もしこのような問題に直面したらどのような答を書くでしょうか。そもそも出願段階で活用していたら、逆に答えに窮するかもしれません。きっと、オリジナルでしっかりした論文を書いてこそ、こうした変化球にも対応できるようにも思います。今年の入試でも、生成AIについての問題が出題されるかもしれないので、いろいろと考えてみてください。