校長室だより ~ 武蔵野の森で紡ぐ友情『明星学苑・スクールライフ』

民間企業勤務から中学、高校、大学など、教育現場へ転じた『キャリアコンサルタント』の日常をお伝えします。

オリンピック報道に思う

2024年08月05日 05時30分19秒 | 日記

毎朝早く目にする、オリンピックの新しいニュース。個人or団体、それぞれにドラマチックな結果が続いていて、時には思わず目が潤んでしまう場面もあります。個人的に期待をしていた競技が敗れると、本当に残念です。また競技結果とは別に、関心を惹くニュースもあります。たとえばトライアスロンの競技場も、その一つでした。関心をもった人も少なくないと思いますが、セーヌ川の水質汚染問題で実施困難になったとの話に驚きました。通常時でも「大腸菌の数値が大阪・道頓堀の約6倍」という水質汚染が、開会式での大雨によってさらに悪化させたと言うのです。

私は小学生の頃から地図帳を見るのが大好きでした。ロンドンのテムズ川、ボンのライン川、ローマのテヴェレ川、ニューヨークのハドソン川、カナダのセントローレンス川などとともに、セーヌ川という響きから美しいイメージが勝手に沸いていたのです。ところがこの報道で、環境汚染の深刻さをしりました。そこで上に上げた他の川も調べてみると、やはり長年にわたって産業排水や生活排水で、いまだに深刻な状況にあり、困難に直面している現実を知りました。私たちは夏休みの初日に「東京湾の浄化」に力を尽くした大野一敏さんのお話を伺いましたが、これを思うと改めて大野さんの偉業の大きさを思い知らされます。東京湾は今、海水浴ができるまでに水質が回復していますが、ここに至る道のりを作ってこられた大野さんに尊敬の念が浮かびました。

 

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