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日独戦争 パラオ消印の切手と絵葉書 カテゴリー: 日独戦争  No. 91

2016-02-19 11:30:55 | 日独戦争

   本当に良い御天気ですねえ。暖かくなってきて河津のさくらも満開とのことで嬉しいですねえ。今回は日本帝国の旧領でありました。パラオにかんする古物をご紹介します。観光案内ではございませんので、カテゴリーは「軍事」とします。

 

   なぜ軍事かといいますとパラオは日独戦争で日本が委任統治領としてドイツから奪ったものです。もともとは落ち目のスペインがドイツに売却したものです。日本が国際連盟から脱退しても領有が認められましたが、そこから軍事設備を有することも認められました。

 

   メインはまず切手となります。比較的に珍しい御品でございます。第一次昭和切手シリーズの鳥居30銭でございます。PARAO/8.12.41/NIPPONとありますので1941年(昭和16年)12月8日に日本領内であるパラオから海外へ向けて用いられた切手であります。切手の右上に他の消印があることにもご注意ください。

 

  絵葉書は当時のいわゆる南洋の風景です。ただし日本帝国の名誉のために申し上げますと、ドイツは民生の向上になにもしなかったのですが、日本は学校教育、道路、病院などを作っております。

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