雑誌「婦人グラフ5月号/ 1926年(大正15年)」の口絵ですが、印刷ではなく版画です。この版画の内容はパリの最新流行衣裳とのことです。昔、中央線沿線の駅前をふらふらと歩いているときに手にいれたものです。その後、大手百貨店で夢二の即売会をやっていましたが、あまり良い物はなく、まずまずの買い物だったようです。
この女性のファッションはいわゆる「モガ」(モダン・ガール=短髪、洋装、濃化粧、享楽的、西洋的)を描いていると思います。
詳しくない分野の物を買うと数年は見るたびに根拠もなく反省に次ぐ反省ということもありますが、事情に明るくなってくると、自分の行動が良くも悪くも客観的に見られるようになります。我慢強く持続しないと自分が何をしているかすら分かりませんね。