昭和九年に関東軍経理部から差出の封書です。公用便ですので残念! 切手がありません。しかし消印は比較的綺麗に残っています。この建物を実際に見たことがありますが、巨大というか威圧的というか陰鬱な雰囲気を漂わしておりました。
なお確認は出来てないなのですが、「関東軍司令部内郵便局」ではなくて「関東軍司令部内出張所」ではないかと思います。希少性の高い消印ではないでしょうか。ですが、満州国に関する古物・骨董フアンにとっては必須の御品と思います。
絵葉書はベタに関東軍司令部です。まるで三つの天守閣がある戦国時代のお城のようなヘンテコなデザインです。設計者の発想の源もその辺りなんでしょうか。現在、中国共産党吉林省委員会として使用されているとのことで、なるほどとうなずけました。
*分からないことが次々出てきますが、解決してゆくのが斯界の楽しさでしょう*