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まさかの笠間生活

三鷹に住む私が100㎞離れた笠間に月の半分住んで気づいた。平凡なはずの笠間は「まさか」が一杯の街。

まさかの話8>「瑞穂の国は最近の外来種」を栗やの試食会で学ぶ。

2017-04-18 17:17:59 | まさかの笠間生活

 

驚いたなんてものじゃない。この多彩な美味しさ。
このお弁当、創作料理4種と、デザートが2種類詰まっている。

何と、オール栗。6種類の調理が全部材質と味付けが異なる。
こんなに多彩な味が「クリだけ」で出来るのか!!

 

4月8日雨でハイキングの予定が流れて、替わりにと栗やさんで開催の
「 大試食会」のチラシを見て出かけてみた。会議室みたいなところで、
試作料理が並び、ちょっとづつ食べて感想を言わされるくらいの感じで
出かけたが、違った。

各種商品販売コーナーのテーブルに座らされ「順にお料理が出ますので」
と言われ、次々と出てくる7種の試食とこの7品の詰まったお弁当。
量は少ないがすごいフルコース。一組づつお客に説明付き。
たっぷり堪能してしまった。

試食の方で「衣栗ペーストときくらげのチュー」でびっくり。
ベトナムの著名なきくらげ入り甘味料(チュー)に衣栗を使う。
絶妙な食感の品の良い甘さ。

ここは日本一の栗の産地笠間市・岩間地区にある栗の商社「小田喜商店」。
毎月第一土曜日に「大試食会」を無料で開催。

この創作料理が、なんと毎月全く違う内容なのだという。

お弁当の内容が下記(上写真の試食会メニューに記載ある)
1)ぽろちゃんくりおこわ
2)いが栗ナゲット
3)栗とエビの淡雪仕立て
4)衣栗のバルサミコサラダ
5)抹茶と栗の水羊羹
6) 抹茶団子 栗ソース添え

2)の「ナゲットがうまい!」と言ったら「酒が要りますね」と来た。
お店の料理人が客と会話を楽しんでいる。

壁に掛けてある液晶ディスプレーがクリの解説を流しているのに説明
があった。
「1万5千年間、栗は日本人の主食」「コメは外来種でたった2千年」
栗は日本食の原点 

社長さんが出てきて「瑞穂=米の国」が日本の代表というけど、ありゃ外来種」
日本古来の食は『栗』だという。すべての栄養素が詰まっていて動物に
食われないように「いが」で守っている。

さらに栗の薄皮(衣)は認知症予防になるポリフェノールだという。
小田喜社長 

この話は印象的だった。
栗の良い栄養分はこの薄皮の部分にある。これをナイフで剝いてしまって
冷蔵庫で熟成させると糖分が増して甘くなるが、栄養分は偏る。衣付きの
ペーストが、甘すぎず栄養的には良い。

この和栗の性質は、「クリ」にしかなく中国栗、アメリカ栗、ヨーロッパ栗
にもない日本原産だけとのことである。
だから、社長は語る。
英語やマロンとかフランス語で呼ぶのは間違い。「クリ」と呼ぶべきだ。 

栗をすっかり見直してしまった。

毎月の「大試食会」。見逃せないな。 次回は5月13日である。


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