烏3D製作所

Thingiverse
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フィラメントホルダの設計①

2022-04-04 20:00:26 | 制作物

 この間、よくある形状のフラメントホルダを作ったんですが、やっぱりというか、色んなメーカーのフィラメントを使用していると、そもそもリールの穴径も横幅も全く違うものに当たる事が結構あります。

 案の定、前回制作したフィラメントホルダも、幅の違いで使うことのできないリールが出てきてしまいました。

 いちいちいくつものサイズのフィラメントホルダを作ってられないので、今までめんどくさくて真面目に設計する気が起きなかったんですが、そろそろ一度きちんとしたホルダを設計して改良していくことにしました。

 形状自体は、旋盤の三つ爪チャックからもらってます。

 先端の黒いダイヤルをぐりぐり回せばチャックが開閉するので、その段にあったリールを取り付けることができます。

 ちなみにこのホルダ、リールを横向きにして使う想定で設計(縦置きだとかなりがっしりした設計になりそうだったんで・・・、手抜きじゃないよ・・・)

 あとは、回転部分にこれまたこないだ設計した自作ベアリングを埋め込んであるので、回転も比較的スムーズに行く・・・予定です。

 早速各部品を印刷中なので、完成したら記事として掲載しようと思ってます。

 

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フィラメントホルダの制作

2022-03-31 22:14:03 | 制作物

 今日はフィラメントホルダを制作しました。

 これはMEGA-S用に作ったんですが、今使用しているフィラメントフォルダも似たような構造で作ってみたんですけど、ベアリングを取り付ける穴の公差を大きくとりすぎて結構ガタがあり、そのうち作り直さなきゃなーと思ってたんで。

 底面に穴がたくさん開いているのは、MEGA-Sを載せている棚がパンチングメタルになっているので、どこでも固定できるようにです。

 フィラメントを載せるとこんな感じ。

 まだ完成ではなく、明日あたりにベアリングへ専用のリングを作成して取り付けて完成って感じです。


マキタ12Vバッテリーケースの制作

2022-03-29 19:16:45 | 制作物

 マキタの12Vインパクト用バッテリー、PA12のケースを制作してました。

 といっても、中にバッテリーを入れるわけではなく、12Vの安定化電源につなげて使うためのケースです。もともとマキタの12Vインパクトをジャンク品で購入して、動作確認するために互換バッテリーを使用していたんですけど、購入してから1年ほどでバッテリーがダメになってしまったので、再度互換バッテリーの購入を考えたんですけど、たぶんまたダメになるだろうと思ったのと、基本作業部屋でしかインパクトを使わないので、電源に直接つないで使えるようにしようと、ケース制作をおこないました。

 基本パーツは3Dプリンタ製の4パーツ構成で、あとは端子とケーブルグランド、1.25sqのケーブルを使ってます。

 こちらが採寸したマキタPA12の互換バッテリー

 採寸元との比較

 インパクトに取り付けるために最低限の部分だけ再現してます。

 押しボタンと本堤への引っ掛け部分

 電源供給部分はホットボンドで固定してます。固定方法は今後の課題ですかね。

 

 実際に取り付けるとこんな感じになります。

 軽負荷の作業や動作の確認程度ならばこれで十分かなと。


ベアリングの自作

2022-03-26 16:39:14 | 制作物

 以前から試行錯誤しながら作ってたベアリングがやっと完成。昨日は完成試作品をドリルドライバーに無理やりくっつけて1200rpmくらいで回転させたら支柱にしてた部品とこすれてて見事に融着。今日は2代目のベアリングを組み立ててコロコロ回してました。ちなみにトップ画像は3DCADで設計したベアリングパーツのアセンブリ画像。最終的に滑車にしたいので下のような完成イメージに。

 なんでベアリングを自作しようかと思ったかというと、理由は単純で、ベアリングって買うとめっちゃ高いから日本製の608ZZとかホムセンで500円ぐらいする(中華製なら安いけど到着に時間がかかる)、あと意外と置いてあるホームセンターが少なくて入手性が悪かったから。今のところ想定してる使用環境で回転精度や速度を必要としている場面はないので、安くて簡単に作れる3Dプリンタ製のベアリングを作っちゃろ!と、そんな気持ちで制作をスタート。ネット上でフリーのベアリング造形データはいくつか転がってたんで、いざ作ってみるとクリアランスが広すぎてガタついてたり、色々あって満足いくものが出来なかったのでしゃーなしに自分で設計することに。

 回転自体はスムーズに回したかったので、ケースの内側にホムセンで売ってるグリスを塗り付け、中に入れる球は3Dプリンタで作らず、お安く買える精密BB弾(6mm)を使用。

 あと、そこそこ回転精度と剛性も欲しかったんで球を2列へ

そして上蓋を取り付けて完成

 直径がΦ75mmとでっかくなっちゃいましたが、個人的には満足。回転もスムーズだし。ただ、この指で回してガタ無くスムーズに回るクリアランスを見つけるまでが結構大変で、CAD上の公差はOKでもPLAの収縮や使うプリンターの精度によって完成後の寸法が変わるので、ここまで来るのに何度もトライ&エラーを繰り返す羽目に・・・。まぁ、でも、イメージ通りのものが出来上がったので、次はこの経験を生かして小型化したベアリングの制作にチャレンジしようかと。