
庭のヤハズススキ(鉢植え)の根本にナンバンギセルの
花が咲きました。
姿かたちがタバコのパイプに似ているので名付けられたようです。
ナンバンギセルはススキやミョウガなどの根に寄生する
植物で、葉緑素は全くない。花はピンクで8月頃咲く。
別名を「思い草」ともいいます。
道の邊の 尾花がしたの 思い草 今さらになど 物か思はむ
万葉集より(作者不詳)
「ずっとあなたのことを思ってきました。
でも私の心は通じません。ススキの陰にひっそりと咲いて
散る思い草と同じです。あなたのことはもう忘れます.. 」
思い続けてきた女の決別の歌でしょうか?
道ならぬ恋のような気もしますね...