ダイユウサクを探せ

有馬記念週の今頃はいつも考えてます。『ダイユウサクを探せ』。

一応ダイユウサクって誰・・？って方の為に簡単に説明しときますと・・・
１９９１年の有馬記念。１番人気は武豊の「メジロマックイーン」。マックイーンは菊花賞や春天皇賞を勝ち、名ステイヤーとしての地位を固めつつある時期でした。ダイユウサクは２０００メートルを超えるレースの経験はほとんどなく、前走は勝っていたとはいえマイルのＯＰ特別。当然人気もなく１５頭中の１４番人気。そんな馬がマックイーンを内からするするかわし「これはびっくりダイユウサクー！！」などというＴＶの実況中継とともに勝ってしまったんです。

１着　ダイユウサク 　　　 牡７ 熊沢重文
２着　メジロマックイーン 牡５ 武豊
３着　ナイスネイチャ　　 牡４ 松永昌博

単勝　８　　　１３，７９０
複勝　８　　　　１，３９０
馬連　１―８　　７，６００

馬連はあった時代なんですねぇ。実は１９９１年の１２月２２日が有馬記念なのですが、前日の２１日（土）に中山競馬場に行きました。当時付き合ってた彼女と。そして次の日の有馬記念の前売りを買うことになった。競馬新聞を見て彼女が「このダイユウサクって名前かわいいっっ。この馬から買ってよ～」って言われました。ありえません。前走１６００Ｍ。京都金杯を勝っているとはいえ勝ち星はＯＰ特別ばかりのいわばＯＰ大将。少し競馬をやってる人ならとてもじゃないが買えない馬です。

でも付き合い始めなので、とりあえず彼女の言うことを聞かなくてはいけません。お金の無駄だよとつぶやきつつ、ダイユウサクの複勝を３００円購入して彼女に差し上げました。そして当たるといいねえなどと耳元でささやきながら武蔵野線で帰途に着きました。次の日は会社だったんだと思いますがその後のことは良く憶えてません。なんで複勝だけなんだ、なんでマックとの馬連を買わなかったんだと責められたという記憶はありません。おしとやかな彼女だったんでしょう。

その時の複勝馬券は引越しする前まではトイレに貼ってありました。でも６年前の引越しのときに捨ててしまったのかもしれません。いろいろ探したんですがありませんでした。なんで彼女にプレゼントしたのにトイレに貼ってあるかって・・・ああ、それはあの当時とは別人かと思ってしまう「彼女」は、今の「妻」だったんです。。。

って、前ふり話長杉。

今年のダイユウサクは「マイソールサウンド」かな？重賞５勝馬でしょ。ＯＰ勝ちだらけだったダイユウサクより優秀です。さらに毎年秋４走目は割と好走してます。ダイユウサクの７歳は旧表記ですかね。旧表記なら「マイソールサウンド」もダイユウサクと同じ旧７歳馬。予想オッズも最低人気に近い。ダイユウサクとダブらせるには格好の穴馬です。

３連単のヒモに買ってみようと思ってます。複勝３００円じゃなくてね。
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ところでデイープインパクトは無敗の３冠馬ですよね。２１年ぶりの。２１年前の無敗の３冠馬は“皇帝”シンボリルドルフ。ルドルフの連勝をストップさせたのは、１９８４年のＪＣ「カツラギエース」。カツラギエースの騎手は・・そうです、西浦勝一。マイソールサウンドの調教師です！なんか因縁めいたものを感じてしまいます。

「２１年ぶりの無敗の３歳馬に土をつけたのは、また西浦だぁ！！・・」なんてことにならないですかね。確かにルドルフは菊花賞からの中１週。次の有馬記念ではしっかり１着になってます。ただあのルドルフでさえカツラギエースやギャロップダイナに足元をすくわれた。

ディープがいつかは負ける日が来ますよ。それが今度の有馬かもしれないし来年かもしれないし・・・菊花賞は珍しくゲートの出が良かったけどまた躓いて落馬なんてことにならなきゃいいがね。