みなさん、こんばんは。
今季2回目のカヤック釣りに行って参りました。
カレイは前回でどっさり釣れましたので、今回はいよいよ「泳がせ」での釣りをしたいな~と。
カヤックでの泳がせと言えば「ヒラメ」です。
ただ…何時もの所では本番が6月中旬から7月中旬くらい。
少し早め?かな・・・・・と思ってましたら、けんたなさんから週末どうですか?の連絡。
自分も今回を逃すと、仕事の波に呑まれそうな気がしまして、二つ返事でOKをば。
5/30
泳がせと言えば何と言っても餌になる「ギンペイ」が必要です。
10時にけんたなさんと待ち合わせをし、ギンペイの狩場へゴー!
途中で餌のサシ、サビキを調達し、小一時間で現地着。
二人でギンペイ釣り開始です。(なんか二人で田舎にフナ釣りに行くみたい(笑))
ただ・・・・この時期にギンペイを釣るのは初めて。
夏場から秋にかけてはこの辺りは川でありながら水量少なく、流れも微々たる沼風な感じのポイント。
が、この日は遅い雪しろが入っているのか水量満々で流れも有ります。
う~ん・・・・どんなもんでしょうかね~。
などと言いながらサビキを打ち込みます。
何時もなら、数秒で竿先にプルプ反応が出るのですが、全く動きが有りません。
段々とギンペイ調達に暗雲が立ち込めて来たころ・・・・・・けんたなさんに待望の魚信!
なんだ、いるじゃないですか!と上げて見ますと(・・; )??これがなんと「ワカサギ」
冬場なら完全なる対象魚ですが、この日は違います。
困った。
やはりギンペイには時期が早かったのかと思い始めたころ、ようやくお手頃サイズのギンペイがヒット。
これを皮切りに段々とでは有りますが釣れ始め、1時間半くらいで何とか20匹くらいを確保できました。
ギンペイ自体はいたようですが、水量豊富なのと流れが速いせいで一か所に溜まらず、あちこち泳ぎ回っている雰囲気でした。
5/31
早朝4時にけんたなさんと合流し、一路噴火湾へ。
途中7~8頭の若シカの群れに遭遇しながらも6時頃に無事到着。(どうも畑を荒らしていたようです… ヽ(`Д´#)ノ)
現地には6時くらいに到着。
風がほとんどないので波は穏やかですが、太平洋なので定期的に大きめのウネリがド、ドーンっとやってきます。
最近はけんたなさんも立派なカヤッカーに成長して、うねりをパドル一発で華麗にかわしながら無事出艇。
天気は小雨上がりの薄曇りながらところどころ日が差し、水面も凪の感じでまさにカヤック釣り日和ですね。
前回より少し沖目のラインまで出ます。
まずは泳がせ釣り用の竿にギンペイをセットして垂らします。
魚信が判りやすいよう、錘は10号を使います。
で、今回は泳がせに併用で普通のカレイも狙います。
(前回で・・・・冷凍庫、ほぼいっぱいなんですけどね(笑))
前回、ラインをズボラして前に巻いたナイロンのまま。
これが仇となって細かい魚信が全く分からず大変難儀いたしました。
この日は手竿も置き竿もPEライン1号に換装済み。
錘が着底するとほぼ同時にコツコツ魚信を感じます。
これですよこれ!
ふっと吸い込まれたのを感じ、クイッと合わせますと良型マガレイがヒット(笑)
前回のけんたなさん程では有りませんが、結構な魚信で楽しまさせてもらいます。
まぁカレイの他にギスカジカも元気いっぱいに喰いついてきますので、なかなかに忙しい!
ただ・・・・泳がせの方にはなかなか魚信が無く、海中に手を突っ込んでみるとかなり冷たい。
なんか前回の4月末より水が冷たい気がします。(マガレイ最盛期みたい!)
これではヒラメにはちと厳しいかな?ってな感じ。
マカレイ、ソウハチやギスカジカ、トウベツカジカなんかをほいほい釣って1時間くらいたった頃。
自分の置き竿に僅かですが微妙な動き‥‥。
チョン‥‥からの軽い振れ幅。
おっ!来た来た!
竿を手持ちにして、後はググーンッと絞り込まれるのを息をひそめて待ちます。
が・・・・・どうにも絞り込みが無い?
ただ竿は相変わらずピコピコ動いてますので、思い切ってオウリャッ!と合わせをくれてやりました。
結果、ズシッと乗った様で、ヤッターと慎重に巻き上げ、タモで掬います。
シーズン1号ヒラメをゲット!
まだシーズン本番には程遠い感じでは有りますが、初物をゲットできて大喜び(笑)
その後あっちこっち流しながらの釣りが続きます。
魚信は頻繁にありますが、マガレイの型は前回に比べるとかなり小さくなっており、やはりシーズンも終盤てとこでしょうね。
代わりにギスカジカが活性化しており、ピクピク来る魚信のほとんどがこいつって感じです。
置き竿の活きギンペイにもたかっているようで、置き竿にも結構反応がでるようになってました。
しかし・・・・決め手の絞り込みが発生せず、たまにギンペイを上げて確認すると・・・・あちこち噛まれたりしゃぶられたりしてグッタリしてます (ノД`)
昨年は生餌にソウハチがたかるのが確認されましたが、どうもギスもギンペイ苛めに参加している模様‥‥。
そんなこんなでゆっくり流され、そろそろ最初のポイントに戻ろうかなと思った頃、置き竿にグイン!っと明確な魚信!
おっ!来たぞ!
待つこと暫し・・・・・ゆっくりですがグーッっと竿先が海面に刺さりました。
トオーリャーッ!快心の鬼合わせ!
ばっちり乗ってます。
ヒラメのトルクの強い引きを楽しみながら・・・・・って・・・・・なんかモコモコ頭を振ってます。
あれ?
これは・・・。
ご存じ「アブ」の引きですね~(笑)
それでも引きを楽しみながら上げて見ますと、40cmほどのミディアムサイズのアブラコ登場。
岸からの泳がせアブは昨年経験しまして、カヤックからの泳がせアブは今回が初。
まぁ何でも初は嬉しいものですね。
その後、けんたなさんの置き竿にも魚信。
が・・・・こちらなかなかに絞り込みが無く、けんたなさんも困り顔。
ちょっと待ってから合わせを入れると・・・・・無事乗ったようです・・・・・・・・・・・が!。
けんたなさん曰く「なんか全然引かないんだけど…」
こんにちは~と上がってきたのはギスカジカ。
大きく開いた口からは生餌のギンペイ君「痛たたたた!」
やはりこいつらもギンペイにたかっていたんですね。
これでギンペイにたかってくる魚種が・・・・ヒラメ、アブラコ、ソウハチ、ギスカジカ、フグと一気に大幅増加(笑)
ソイも間違いなく来ると思いますので、その内狙ってみたいですね(ブリも行けるかな?)
しばらくしてまたもや自分の置き竿に軽い魚信。
ギスか?ソウハチ?かと見ていますと・・・・・・ピクピク・・・・・クイッ・・・・・ピタ(竿先が静止)。
からのギューンッと絞り込み!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
これは完全に掛かってます。
思いっきり合わせをくれますと、あのヒラメ独特のトルクの強い「のし」が入りました。
ヒラメって結構水面間際まで良い引きをしますね。
と言うわけで2枚目をゲット。
(針を外すとき、うっかり指がヒラメの口中へ・・・・バクッ!…(*_*)ゝイタタ流血!)
所で…ヒラメの泳がせ釣りももう3年目。
最初はどこで合わせれば良いか、随分と逡巡しましたが、最近は割と竿先から海底の具合が想像できるようになりました。
1:最初の怪しい魚信・・・・ツイッと動いたり、ピクピクっと動いたり。
「ヒラメが逃げるギンペイを軽く咥えるか、上から抑え込もうとしている」
2:竿先が10cm程度下がったりスーッと戻ったり。
「口に咥えこんではいるが、まだまだ浅い状態(ハリスが邪魔なのか、尻尾から来ていることが多い)」
3:竿先が少し下がった状態でピタリと止まる。
「飲み込んで異常が無いか考えている??」
4:いきなり竿がギューンと引き込まれる。
「飲み込んだギンペイの針がヒラメにもかかり、ヤバい!と慌てて逃げようとダッシュ!」
ここまで来るとしめたもので、まず間違いなくヒラメはゲットできますね。
ただ・・・・活性の悪い時は2:の状態で餌に違和感を覚えるのか、放してしまうことも多々あります。
今回その他に感じた魚信、竿先がいつまでもフヨフヨ動いている…。
恐らくソウハチかカジカ…。
上げて見るとあちこち傷だらけで鱗が剥がれ情けない感じになってます。
こうなるとヒラメは見向きもしなくなるので、ギンペイを交換しなければ釣れませんね。
昨年経験したフグは、全くの隠密行動で竿先はピクリともせず、上げて見るとギンペイが半分に食いちぎられてたりします。
これの対策は・・・・・フグの居なさそうなところへ逃げるしか有りませんね(笑)
気が付くとぶら下げているスカリも結構いっぱいになってきています。
さすがにもういいかなと思い始めたころから、かかってくるのは全てギスカジカ!
数えたら13連荘ギスカジカを上げまくっておりました(笑)
が、同じ場所でやっているけんたなさんは次々とカレイを追加。
マガレイ、スナガレイ、イシガレイとこの辺では珍しいクロガシラもゲット。
釣りの腕前は流石のけんたなさんですね。
おしっこタイムも近づいたころ、けんたなさんの置き竿に待望の魚信!
先ほど書いたヒラメ食い込みパターンで言うと、1:~3:は順調でしたが、なかなか4:に行きません。
逡巡することしばし・・・・・。
せーので合わせると、見事ヒット!
強い引きを楽しみながら上げたのは先ほど自分が上げたのとほぼ同じの40cmオーバーの立派なヒラメ。
まさに食べごろってサイズです。
時間はそろそろ11時。
生理現象も限界に来てましたので、本日の釣行は終了です。
着岸もうねりを避けながら一気に砂浜へ。
色々と片づけを開始しまして、けんたなさんが「ヒラメ血抜きしますね」と。
お願いシャースと違うことをやってたら、「kudopapaさん、ヒラメ2枚しか有りませんが、落としたりしてませんか?」と。
いやいやそんなはずは無いですねとスカリを見ますと・・・・・・・( ΦωΦ )
そこにはヒラメを凌駕する巨大なソウハチが一匹 工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工.
そうです。
そうなんです。
最初に上げたヒラメは、なんと!ソウハチに化けてたんです(*゚ロ゚)ハッ!!
な・・・・訳も無く、そこには紛う事無きソウハチガレイのでっかいのが鎮座‥‥。
生餌のギンペイにかかったのと、それなりのファイトでしたので、なんの識別もせずヒラメと思い込んでおりました。
歳とると・・・・色々と・・・・・・思い込みが激しくなるという見本ですね・・・・そう言えば少し前に准高齢者になってたっけ。
ってなわけで、二回目のカヤック釣行は無事ヒラメもゲットでき、色々と面白いツアーとなりました。
で・・・・帰り道の車内・・・・。
自分「なんか生臭くないですか・・・・?」
けんたなさん「そう言われてみると・・・・」
そうなんです。
今回は我が家のかみさんが干したソウハチが食べたいというので、いつもはリリースしているソウハチを全部お持ち帰りにしてました。
クーラーボックスはガッチリ閉めてはいるんですけど、いや・・・・ソウハチって・・・・やはり臭いがきついですね。
ではでは。
>竿先が下がった状態でピタリと止まる
我々の仕掛けは針位置が20cmくらい底を切るようにセッティングしているので、下がったままピタリの状態はヒラメが底についてジッとしている状態なんでしょうね。もしかするとここで合わせても問題ないのかもしれないですが、そこからヒラメが走り出して4に移行すると・・・なるほどという感じです。
それにしてもkudopapaさんはソウハチ臭に敏感なようですね。私も臭いとは思いますが、kudopapaさんに比べると案外鈍感かも知れません(笑)
ついに、ヒラメの気持ちがわかるようになりましたか(笑)
ソウハチの臭さ、苦手な人いますが、干すと臭さが増して?さらにうまみが増しますよね~
先週末、石狩の朝市で売っていたので買おうか迷い・・・買わなかったので次回買います(笑)
先日はお疲れさまでした。
合わせの考察ですが、仕掛けの針位置が重要なファクターになりますよね。
さすがけんたなさん、鋭い考察です!
ソウハチ臭・・・・考えたら昔から苦手です(笑)
週末・・・・今晩辺り、カトーサンに連絡を取ってみます。
>ヒラメの気持ち
自分がヒラメだったら、3:で止めて、釣り人をいらいらさせるタイプになりそうです(笑)
ソウハチは捌いて一晩塩水に漬け、まる一日干して干物を完成させました。
で・・・・依頼主のかみさんが先週から風邪をひいて食欲が無いとのことで、冷凍しました。
友人におすそ分けした分は、大変美味しかったと!(はてさて(笑))