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庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

日々の出来事や思いつきを書き連ねています。訳文は基本的に管理人の拙訳。好みの選択は記事カテゴリーからどうぞ。

空調服

2005-07-15 09:22:46 | 自転車
いよいよ本格的に暑くなってきて、週一90kmサイクリングが、厳しい状況になった。出発がいつもお昼近くになるということもあるのだろう、先週、先々週は、海沿い今治行きの途中15kmほどの北条あたりで頭がフラフラしてそれ以上走る気がしなくなり、若干情けないことながら、已む無く引き返してきていたのだ。やはり夏の炎天下のサイクリングは特別な心構えと準備が必要であることを痛感する。



「子規記念館」の前面には巨大な「俳句たれ幕」が吊ってあって、定期的に俳句が変わる。

今日も30度を超える真夏の暑さになった。山道は幾らかは涼しいかもしれないと考えて、昼から出かけることにする。今回は「空調服」を試してみることにした。昨夏、別の目的で購入したものだが、結局使う機会を失い、もちろんサイクリングでも使ったことがなかった。


空調服

半そで上着の脇の横に小さなファンが付いていて、出てきた汗を吹き飛ばすことで気化熱を奪うという仕組みだ。少なからず期待して出かけた。ところが、結果から書くと、ほとんど何の役にも立たなかった^^;

室内ではそれなりの効果があるものの、走行中の自転車に風が不足することはほとんどない。それに、飛ばし切れない汗で濡れた首周りの化繊の肌触りが、とんでもなく不快なのである。結局10kmほどで堪らなくなり、持参していたいつもの綿シャツに着替えた。


ただでさえ狭い側道が夏草でこの有様


排気ガスで咽るトンネルの中が涼しくて快適だと感じたのは今回が初めて

ボトルのお茶は道程中ほどで無くなり、自動販売機でコーラを補給、谷水で頭を冷やしながら、なんとか目的地の知人宅に到着した。登り道20数kmの難行苦行だった。

それでも、今回も新しい発見が幾つかあって楽しかった。帰りは下り・・・行きの数倍楽だったのは言うまでもない。


水不足を心配していた石手ダムもこないだの大雨で満杯

サイクリング・グローブ

2005-07-08 09:25:57 | 自転車
注文しておいたOGKのサイクリンググローブが届いた。今日は昼食挟んで、ちょっと40kmほど走ってきた。ともかく暑い!夏のサイクリングは苦行・荒行の類かもしれない。

それでも若干追い風で、私にとってはかなり良いペースの22~23km/時で自転車歩道を走っていたら、車道後方からスーと追い越して行くロードレーサーがある。


30kmで走りながらロードレーサーの写真を撮ってみた。黄丸の中。

そう珍しい出来事でもないが、今日は彼の走りがあんまり楽そうに見えたので、ちょっと追っかけて速度を測ってみることにした。そしたら、なんと30km/hだ。私の中速ギアで目一杯のスピードで、彼は実にゆっくりペダルを回しながら何の苦もなく前進して行く。

重量もギア比も全く違うのだから当たり前だ・・・と言えばそれだけのことだが、しかし、これはちょっと“別の乗り物”と考えたほうが正しいかもしれない・・・などとも思った。ちなみに、彼もたぶん私と同じブルーのOGKグローブをしていた^^;

グローブの感想・・・1. 思ったより風通しが良い。2. 40km走ってもほとんど手の痺れがない。3. なぜか気分が引き締まって、一人前のサイクリストになったような気になる。4. 甲のメッシュや縫製の強度が疑問。ワンシーズンで消耗しそうな気もする。


拳の黒いイボはエアインテーク


手の平パッドは思ってたより薄いが、ホールド感は良い

スリックタイヤ

2005-06-28 09:28:13 | 自転車
注文しておいたスリックタイヤが来た。早速、前輪に付けてみた。後輪には既に前輪のタイヤを移動してあるのであっという間の作業。何かスッキリした感じだ。

ちょっと走ってみた。タイヤのブロックと路面が接して発していたジャージャーという音が無くなって静かになった。他は特に体感できるような変化はないが、まともな前輪タイヤが付いた後輪リムは、更に歪みが少なくなったような気がする。




前輪のブロックタイヤは後輪に来た。

複合原因

2005-06-24 09:29:49 | 自転車
昨日は触る暇がなく、今日あれこれ一時間ほどやってみた自転車の後輪の歪みと振動の調整・・・先ほど一段落して、ようやく原因が分かった。

空飛ぶ道具の場合もそうだが、何かのトラブルの原因はたいがい複合していて、必ずしも単純ではない。今回の後輪の歪みと振動の原因は、遠くは3回に渡るパンクとその修理の粗雑さ、近くはタイヤの変形。

パンク修理の際に何かの理由でタイヤゴム内面を傷つけたが為に、その箇所だけ薄くなり、チューブの内圧でその部分が変形して異常に膨らんでいることが分かった。

当初パンクの修理箇所が3箇所もあるチューブの膨らみ方の偏りが原因かと考えて、新しいチューブと取替え、更に前輪と後輪を入れ替えてみて初めて分かったのは、タイヤが内圧で変形すると、その影響でリムもしっかり変形するということだった。

こうして、詰るところタイヤ交換するしかないということになり、先ほど行きつけのホームセンターにタイヤと予備のチューブの注文を入れたところだ。新品のチューブが一本500円程度だということも初めて知った。これなら下手にパンク修理するより、その都度チューブごと換えた方が自転車には優しいかもしれない。

私のマウンテンバイクは、ほとんど舗装路しか走らないので、この際、前輪は細めのスリックタイヤに仕様変更することにした。スリックタイヤがあんまり快適なようなら、早晩、後輪も同じものになるだろう。


スリックタイヤの到着を待つ前輪

後輪の歪み

2005-06-23 07:49:40 | 自転車
昨日の90km、往路は珍しく辛かった。日差しはさほどどでもなかったものの、湿度が高く蒸し暑い。西の追い風は対地速度を上げてくれるが、私のペースでは“対気”速度がゼロに近い状態が続くことになる。つまり風がほとんどなくなる。したがって気化熱の発散量が少なくなり体温が上がる・・・そして、バテる^^;

更にやっかいだったのが、後輪の歪み。車輪の歪みは大なり小なりあるものだが、昨日から急に顕著になり、ちょうどバルブの辺りがブレーキシューのみならずフレームにも当たって不愉快な音と振動が出始めた。

しばらく我慢して走っていたが、途中で疲れも加勢して、その音と振動が我慢ならなくなったので、いつも携行している十徳ナイフを取り出し、フレームに当たっているタイヤの山の幾つかを削り取った。しかし、リムとブレーキシューについては如何ともしがたく、結局リアブレーキはワイヤを完全にフリーにして無用のものとした。


ナイフでタイヤの山を何個か削り取った

この状態で今治まで。街の自転車屋のおじさんに声を鰍ッたらスメ[クの何本かをチョコチョコっといじってくれて、あっという間にブレーキは使えるようになった。代金を聞くと「また・・・次に頂きます^^」という有り難い返事だ。次はいつになることやら。街の小さな自転車屋さんよ、大変だろうけど大手の量販店などに負けないで、頑張れ!!


街の小さな自転車屋さん

しかし、結局一回転一周期の不快な振動は帰るまで続き、今日は後輪のバランス取りに少し時間を使わなければならない。


自転車屋の通り向かいの高校の木造校舎がえらく洒落ていたので一枚撮った




奇妙な出来事

2005-06-15 22:01:44 | 自転車
今日の定例90kmサイクリングはちょっと、いや、かなり奇妙な出来事があった。

今治の友人宅に寄って一服した後、帰途の10数kmを彼も一緒に走ることになった。しばらくして後輪の空気圧が異常に下がっているのに気が付いたので止まって見てみると、ゆっくりではあるがエア漏れしているような気配がある。

この自転車の後輪はこれまで3回パンクした事は以前書いた。しかし、今回は何の音もなく、目で確認できるような空気の抜け方でもないので、バルブの緩みか虫ゴムかもしれないと考えて、フットャ塔vで元の空気圧まで戻して様子を見ることにした。

すると100mも走らないうちに、強

久しぶりの90km

2005-06-08 07:53:55 | 自転車
昨日は3週間ぶりに90kmの今治-松山往復サイクリング。今年も暑くなった。1時間くらいでサドルを擦るお尻が熱くなる。向かい風が3~5m。行きはかなり疲れたが、少し間をおいて同じところを走ると、植物たちの変化がよく分かる。

いつもの海岸休息所の下草はこんなに伸び、まだ名前を知らないこの樹は緑の薄着をまといはじめた。↓


今治市内のハスの池。周りがどんなに騒がしくても静かな華だ。↓


雨中サイクリング

2005-05-23 07:55:06 | 自転車
先週末土曜日は大洲のクラブハウスまで50kmサイクリング。画像など近々UPするつもりだが、双海町から長浜にかけて、伊予灘沿いの数十キロは沿道に花が多く気持の良いサイクリングロードが整備されている。

ただこの季節、高気圧に覆われた穏やかな天候では、瀬戸内からのシーブリーズが東西どちらの方向に傾くかによって疲れ具合が違ってくる。長浜まで至れば、まず間違いなく川下から川上に吹き抜けるリバーウィンドに助けれられる。

夜はクラブハウス近くの肱川でキャンプ。安直にYahooの天気予報に頼って日曜は曇り空だろうと思っていたら、土曜夜から雨、日曜も終日雨。やはり、天気予報はあんまり人頼みではダメだ。次回から天気図をじっくり眺めることにしよう。

そういう訳で、昨日の帰り道50kmは初めての雨中サイクリング。カッパは下しか持っていない。「春雨じゃ、濡れていこう・・・」
さほどペースが落ちることも無く平均時速17kmほどで3時間。やがて濡れネズミ状態になったので、途中でシャツだけ着替えた。寒いということは無かったが、雨のサイクリングは背中から濡れて(汚れて)いくことがよく分かった。

こんな天気でも元気なサイクリストが一人いた。向こうから全身黒ずくめのカッパ姿がかなりの勢いでやって来ると思ったら黒いサイクリングスーツ(というのか?)に身を包んだ、まことに座高の高い黒人だった。軽く挨拶するとサムアップ(親指立てる)して行き過ぎた。今度また逢ったらコーヒーでも誘ってみるか・・・。

それから往路で3回目の後輪パンク。ジャイアントの総走行距離がおよそ1500kmだから、平均すると500kmに一回はパンクすると考えておいた方が良いということか。ちょっと多すぎないか・・・後輪だけ・・・と気になって調べてみたら、ちゃんと統計があった。

以下『自転車探検!』HP http://www.geocities.jp/jitensha_tanken/index.html? より

「モスキートバイト・・・前輪ではねた異物が立ったところを前輪より荷重の大きい後輪が踏むなどして、後輪は前輪よりも蚊刺しを受ける確率が大きい。」

「 どれだけの距離を走ってパンクしたかを、インターネット上でアンケート調査した結果(回答数約450件)が公表されている。それを見ると、パンクは偶発的なものであることが分かる。パンクした距離は数kmから5,000km以上までばらついている。その平均は1,300km。特定の距離でパンクが多いということはないが、300kmまでのパンクがやや多い。距離が長くなるほど、パンクの件数が少しずつ減っている。 チューブラータイヤはクリンチャータイヤよりパンクするまでの距離が平均上4倍ほど長い。しかし、パンクの偶発性から見ると、特定の個人にとっては、この違いが実感できるか不明。細幅(19および20mm)と幅広(23および25mm)タイヤの比較では、有意な結果は出ていない。」

高縄山系右回り

2005-04-23 07:58:57 | 自転車
昨日の定例サイクリングは、行きを海岸道路で、帰りを山道で、高縄山系を右回りに一周する形になった。これは当初予定していたわけではなく、西風が思ったより強かった為だ。
トップブローは10mを超えていたろう。行きは労なく帰りは大変・・・また高縄山のブランケに助けてもらおうと考えた。上り坂に使うエネルギーと向かい風で使うエネルギーは、質は違うが量は同じだ。更に耳に付けたヘッドホンは風切り音を巧みに拾ってDVDの音声を消してしまうということもある。


あらゆる自然の造形が光を放つ季節になった。弁当を食べた海岸ではオフショア気味に入ってくるブローラインがキラめきながら水面を走る。


今治では、浅いが清んだ流れの中で少年たちの声が弾んでいた。


山道にはこんな人工の滝がある。この季節の山水は殊に清冽だ。


しかしまた、こんな可憐な野花のちょっと奥にはゴミが散乱していることもある。

サイクリングブルース

2005-04-17 08:02:09 | 自転車
例年のことだが、全く忙しい年度替わりだ。随分久方ぶりの書き込みになる。自転車には相変わらず乗っている。定例の金曜日サイクリングはGIANTにトレーラーを付けて一泊キャンプに出かけてみた。やはり以前のノーブランドよりはかなり軽く走る。50kmの距離を平均15km/hだから私には充分な速さだ。



先日、私の影響で自転車にはまり始めた友人がBE-PALの3月号をくれた。表紙に「自転車でジンセイ、変わります。」というコピーが出ていて、BE-PALらしい記事内容になっている。今のところパソコンに縁のない友人だが、ここに忌野清四朗の新曲「サイクリングブルース」がインターネットで聞ける情報が載っているということで、彼が我が家に遊びに来た際にダウンロードして(MP3ファイルに変換して保存)一緒に聞いた。清四朗が見事に自転車にはまった理由や沖縄ツーリングの映像もあり実に面白かった。


目障りな立て看板に
「海は浜辺を汚しません 浜辺を汚すのは私たち人間です」
とある。この看板自体が浜辺を汚していないのか?