山里の四季・鹿野

山里の風景、趣味や日常の雑感を書く。

アサギマダラがやって来ました。

2016年10月11日 | 日記
 10日より急に秋らしくなりました。
10月1日からは24節気の”寒露(かんろ):朝夕は肌にやや寒気を感じ始め、そぞろ秋も深まりゆく頃” でした。
現実の気象は、多雨と蒸し暑い日々が続いていましたが、やっと、秋の空気を肌に感じるようになりました。
 それに合わせるように、10日、自家にアサギマダラがやって来ました。
たった1匹ですが、秋の深まりを知らせる使者です。
今日11日に2匹になりました。
これから、南下の長旅を前に、ゆっくり休んで、準備して欲しい・・・ただ眺め、祈るだけです。
親から引き継ぐ”南下・北上”を繰返す命の連鎖・・・自然の驚異です。
最近は、各所に規模の大きい”フジバカマの花畑が作られ、以前の様には、沢山は飛んで来なくなりました。
昨年も2匹でした。
それでも、蝶を迎える事は、筆者には、毎年繰り返して来た秋祭の様なものです。

 「 フジバカマ 逢いたき蝶に 逢いにけり 」(詠み人知れず)



  

 アサギマダラが好む花は、フジバカマ・・・秋の七草の一つです。
自家には、白花、赤花の2種ありますが、前者が良く殖えます。
蝶には、好みの差は無いようです。
キク科の多年草、その微香が蝶を呼ぶのでしょう。
広い野山の中で、如何に匂いに気付くのでしょうか?
不思議です。

  

 24節気の白露に因んで露草を見て頂きます。
1~4枚目は自家の黄金葉ムラサキツユクサ、5,6枚目は野にある普通のツユクサです。
  
  

 こんな俳句がありました。

  「 白露を こぼさぬ萩の うねりかな 」 (松尾芭蕉)

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