歌うKANOKO

クリスタルボイス
Singer 野村佳乃子のひとりごと

Don't be cruel

2006-04-29 | Weblog
「今夜はNew Moon。満席間違いなし。○名で予約お願いします」
というメールが客様から入った。

このお客様は「佳乃子ちゃんは今日大事なものをなくす日だから気をつけて」
「○○ちゃんと◎◎ちゃんは相性が良い」「◎◎ちゃんと●●ちゃんはまあまあの相性」…とかって
根拠は不明?の占いみたいなことをよく言う方だけれど、なんだか当たるからフシギだ。
おかげさまで今夜の月夜の仔猫は早い時間から本当に満席に・・・新月だからなの?

今夜のお客様の中には足の悪い方がいらしていた。
大変ご高齢で、杖がなければ歩けない…
私に「いつもライブ行けなくてゴメンね。足が痛くて…」と仰るけれど、お心にかけていただき、こうやってタクシーに乗ってでも一生懸命(まさに)足を運んでくださるのは本当にありがたいです。。

お帰りは店の外までお見送りした。
私がタクシーをつかまえてきますね、、、と探したがあいにく空車がなかなか見当たらない。
でも、ちょっと先の方に個人タクシーがいるのが見えたので
そこまで歩いていき「すみません、あのビルの前まで来て、あの方を乗せていただけませんか?」と運ちゃんにお願いしてみた。
個人タクシーで、ふかふかの座り心地の良さそうな車だったので楽チンそう。良かったヨカッタ…と思ったのもつかの間
その運ちゃんは
いかにもシブシブ…嫌そうに、
「混んでいるからあの信号の先まで行って拾った方がいいよ」と乗車拒否。
お客が杖をついているのが見えているのに、よくもそんな冷たいセリフをいえたもんだ。サーヴィス業の風上にも置けん奴じゃ。
アッタマに来たけれど、お願いしますよ…といって乗せてもらったけれど。。

ドアもケチ臭く 少し しか開けてくれないのでこじ開けた。
アーやだ、日本の社会主義的な欠点が表れる瞬間だ。
そういえば思い出したけれど、以前やはり銀座からタクシーに乗ったとき、
女性は短い距離しか乗らないから乗せたくないみたいなこと言われたことがあった。まあ、個人タクシーで、有効に稼ぎたい気持ちは分からんでもないが、そんな寂しい話分かりたくもないね。
こんなんだから日本の男は世界でも人気が低いんだよ。。とか理屈にもならん怒りがこみあげてきたりして。

っつーか、こういう人ってさ、自分が年取って歩くのが困難になった時のこと一秒でも想像してみることはないのかね?ちょっと想像力があれば、自分がどう行動するべきかわかるはずだけどな…。。
こんな銀座のネズミ以下の脳ミソしか持ち合わせていない運ちゃんのクルマに大切なお客様を預けるのは心配だったけれど、背に腹はかえられぬ。
どうか無事におうちまで送ってもらえますように…と神に祈った。

世の中ってそんなもんさ…っていうことなの?
この世も捨てたもんだよ…こんなんじゃ。

道端には若者が地べたにベターっと座ってダベッている。
え~渋谷のセンター街じゃなくて銀座なのに…と驚き。センター街ならイイってもんじゃないけれど、銀座でこういう態度を取るのは驚き。
犬の糞は落ちてないかもしれないけれど、十分すぎるほどバッチィと思うけれど。。平気なんだそれに金曜の夜で通行人で混んでいるのにさあ…よく平気で道を塞げるよね。。

…いにしえの日本人の奥ゆかしさは一体何処へ行ってしまったんだろう。。

ステージ後はなぜかガックシ!疲れてしまいました。
何でかな~・・・と思ったらムカムカムカムカしてしまったせいだと気づきました。怒りは身体に悪い。。

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