ハウルの動く城

もうすぐ公開が終了しそうだと気づき、近所の映画館に観に行きました。
上映時間は朝9:40からの１回のみ。
午前中は私のアタマはボーッとしているのですが、仕方ないですね。
映画館に着くと、全席指定のチケットはすでに完売でした。
イヤな予感がしたので、あらかじめ前日買いに行っておいたのでヨカッタ。

家族連れで来ている人が多かったみたい。
こんなに幅広い年齢層に受け容れられているなんて宮崎駿作品はすごいなあ。
２度目以降に見に来ているファンもいるみたいで、特に子供が「○○のシーンだ！」とフライングするのでチョッとうるさかったけれど、まあ、子供だから許す。

名シーンが多くて、きれいな映画でした。
映画監督の巨匠というのはだんだん耽美的になるんだなあ…という感想を持ちました。
無名時代は実験的なことをいろいろやって、その雑味が面白い味わいになったりするものですが、
その才能が評価されて、作品を産み出すたび、どんどん洗練されていって、非現実的なストーリーと計算された遊びの要素の画面構成が増える気がします。

ハウルはとても美青年で、宝塚のトップスターみたいだと思いました。
ソフィーとの空中散歩は女の子のハートをしっかり射止めるシーンではなかろうか。

宮崎駿作品の特徴で、何度も観たい、と思わせ、何度も観ないと把握出来ない凝った映画でした。
なんといっても魔女役の美輪明宏さんが最高ですよ。