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クリスタルボイス
Singer 野村佳乃子のひとりごと

100万円のバッグ

2006-03-13 | Weblog
この前、スペイン王室御用達の某ブランドのセールに誘われて出かけてみた。
ブランド品には興味は無いのだが、たまには高級ブランドも見学しようという気を起こしたのと、今ボストンバッグを探しているのでもし手ごろなものが見つかれば嬉しい、と期待したのです。

私の仕事道具(譜面、ドレス、靴…などなど)の入ったバッグはギョッとするくらい重いんであります。
今までの経験から言って、並みのバッグでは中身の重さに耐えられない。
譜面だけの場合はプラダのショルダーバッグを愛用していますが、さすがに丈夫です。
もっと荷物が多くなってしまう時はルイ・ヴィトンのバッグを使いますが頑丈で全く壊れません。高かっただけのことはある。安いバッグを何度も買い換えることを思えば、考えようによっては安いとさえ思える。だが、難点はなんてったってバッグ自体が重いんであります。。これはけっこう深刻な悩み。
…とまあ、そんなわけである程度値が張っても、品質の確かなバッグを少しでも安く買えれば嬉しい…という淡い期待を抱いて出かけていったのですが、結論から言うと
「お呼びではない。」って感じでした。
まず私の期待したようなものは無かったのだけれど「あ、コレかわいい!」と思ったプチバッグが85,000円したり(半額で)このボストンバッグかわいい~と思うと340,000円だったり(もちろん半額で)、へえめずらしいバッグだなあ、と思って手にとって見たら1,000,000円だったりしたわけです。さすがに1,000,000円のバッグには疑問が…だってたかがバッグでしょ?なんでこんなに高いんだろう、とそっとナデナデしてみたらさわり心地からいって「ミンクかな?」と感じた。

もし私がお金持ちだったら気に入れば値札を見ないで「あら、かわいいわね。買うわ」とか言っちゃうのかもしれない…?いや、バッグに100万円も使うかなあ?確かにめずらしいデザインでたぶん難易度が高いと思しき技術でブランドのロゴがあしらわれている。
10万円のバッグを買って、残りの90万円でヨーロッパを旅行してベネチアでゴンドラに乗ったほうが良いなあ、もしくはニューヨークでブロードウウェイミュージカル&ライブ三昧も良いかも。もしくはビッグバンドを雇ってライブをするのも楽しい…なんて想像をしたのですが、そんな計算をするってところがビンボーだからなのかもしれん。

素敵なシルクのドレスも見つけて「これぞ洗練!」という優美さにうっとりしたけれど50万円の定価が半額割引で25万円になっていた。
悩まないで諦めることが出来た。考えようによっては25万円も割引されていて安い?!?のだが。

結局なんだかアホらしい気持ちになって会場を後にし、気を取り直して近くのデパートへ寄った。軽くて丈夫といえば今ココしかないでしょ!本命のゲラルディーニのショップを下見。
ほぼ理想通りで大好きなゴールド色のボストンを発見。大きさといい作りといい申し分ない。78,000円ナリ。100万円のバッグを見た直後だったので、目の錯覚でエラく安く見えた。むむむ…

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