歌うKANOKO

クリスタルボイス
Singer 野村佳乃子のひとりごと

PRIDE AND PREJUDICE

2006-03-12 | Weblog
5時間以上という長さを感じさせないほど面白いドラマだった。
原作は読んだことがないけれど、話の持たせ方が非常にうまくて、きっと原作が良く出来ているんだろうな・・・と感じました。
イギリスではこういう優れたドラマをテレビで見られるということに感心。
キャストも風景も、衣装にも引き込まれました。
5人姉妹の長女役の方が「誰もが認める美人」かなあ~?と思っちゃったけれど、ああいうタイプがイギリスでは美人の見本なのかもしれない。国が変われば好みも変わるんだろう…?!

礼儀正しさと奥ゆかしさが感じられて、見ていて気持ちが良かった。
人が人を思うその距離感の描き方が良かったなあ。

ダーシー役のコリン・ファースも、最初は「なにこいつ、キモイ男」というくらい
エリザベス同様、私も最初は大嫌い!に感じたんだけれど、だんだんとこんなに好ましい男子がいるだろうか…というくらい魅了されていきました。

ヨーロッパのお金持ちは(日本人が想像つかないくらい)とてつもなくお金持ちだ…ときいたことがありますが、時代が違えど「こういうことなのかな~」というくらい凄かったです。優雅…
人間は平等じゃないことを隅々まで描ききっていますが、心と心は平等だということも描いているのでした。

そういえば、映画もこの前公開されていたなあ。。興味あるなあ…機会があれば観たいかな。

好きか嫌いかといえば好きな話というわけでもないのだけれど、
5人姉妹の母親は頭がおかしいとしか思えないし、五女の愚かさにはめまいがしそう。それなのに面白くて途中で観るのをやめられなかったです。これが200年も前に書かれていたなんて!
伝統的なおとぎ話のハッピーエンドがそれはそれで好きな私にとっては、そうなのだよ、すべてこれで良かったのだよ、と大変心中が穏やかになりまして、なんとも後味の良い物語で御座居ました。

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