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KANNA * KIMNAMGIL * キムナムギル

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キム・ナムギル 「悪い男」/「赤と黒」言葉集 第4話「日本へ」

2011-10-30 | ナムギル 「悪い男」/「赤と黒」言葉集

「誰が どんな名前で俺を呼ぶのか。 

協力者の調査員にいったい何と呼べばいいのか、ときかれて。

 

「俺も時々わからなくなる。」

「誰が どんな名前で俺を呼ぶのか。」

ゴヌクという人物にとてもミステリアスなイメージを刻んでいるシーンですが、同時にゴヌクのこれまで歩んできた複雑な人生を物語っています。

  

「でも俺には最期のロープがあるんだ。

ヘシンのビルの前のバス停で座りながら、ウォニンとのいつもの会話の中で。

 

「あそこ。」

「あそこからロープを1本ずつ垂らしてくれるんだ。」

「大抵はそれを伝って登りさえすれば全てうまくいくと思って迷わず掴む。」

「だけどほんとはほとんどが腐っているから、ロープをつかんだ人は、数知れず落ちて、また落ちて、、、また落ちていく。」

「でも俺には最期に残されたロープがあるんだ。」

ウォニンの顔の前で指を鳴らして話し始めるしぐさや、ヘシンのビルの上の方というよりどこかもっと遠くを見つめながら、物語りを話すように語る口調が印象的です。

携帯電話の登録名「ロープ」の主、モネが、いよいよ始まる壮大な計画の中で”最期のロープ”であることが判明するとともに、なにやら今後の展開を予感させるような。。。

 

この「ロープ」、英語訳にいたっては「Security Rope」、、、ずっと気になっていたのですが、

韓国語では「ドンアジュル」で、意味については諸説あるそうです。

以下、日本版公式ホームページの掲示板”ともこ”さん他の投稿から引用させていただきました。

①昔鹿を追っていた猟師が、命乞いをされる。
「これから天女が降りてくるので、その天女の羽衣を手に入れて子供を作ったら絶対に天女は戻っていかない。しっかり羽衣を隠しておきなさい。」と言われる。
しかしいいつけを守って子供を作ったにもかかわらず、天女は羽衣を見つけて天に続く綱(ドンアジュル)を伝って天に戻っていってしまう。
日本の天女の羽衣を思わせる話です。

②悪人が天から落とされた綱(ドンアジュル)にすがりつくと、我も我もと後から続いてきて綱が切れてしまった。
こちらは芥川龍之介の『蜘蛛の糸』ですね。

③虎に追われた人(きょうだい説もあり)が天に祈ると綱が降りてきたが、その綱が腐っていれば死ぬし、丈夫であれば天に登れる

ここでポイントなのは、善人が握ったから助かるとか、悪人が握ったから綱が切れてしまうというものではなく、全く因果応報という教訓的な意味合いはないそうです。
突然降ってくるチャンスだが、成功すれば大きなものを手に入れられるし、失敗すれば命を失う。成功か失敗かはあくまで運しかない、という厳しい内容だそうです。 
  

「愛なんてない。」

ゴヌクと飲みながら、過去のつらい思い出を語るジェインの口から搾り出すように出た言葉。

 

「愛なんてない。」

「私に言わせれば 愛なんてない。」

ジェインの行動の基軸となっている恋愛感をズバッと言いぬけていますが、それがゴヌクの心にひっかかる部分でもあり。。。

ジェインという人物像はこの物語のとても重要なポイントのひとつになっています。 

 

「人との出会いや別れが思い通りになる?」

 ゴヌクの前ではたくさん恥ずかしい思いをしたから、もう会いたくないというジェインに、つぶやくようにでてきたゴヌク言葉。

 

「できるかな?」

「何が?」

「人との出会いや別れが思い通りになる?」

ジェインに会いたくないと言われて寂しい気持ちにふと出た言葉には、思いもよらず、ゴヌクのこれまでたどってきた人生の影が見え隠れします。

そしてこの物語の今後を示唆しているような。。


キム・ナムギル 「悪い男」/「赤と黒」言葉集 第3話「恋病み」

2011-10-22 | ナムギル 「悪い男」/「赤と黒」言葉集

恋病み

台詞ではありません。第3話の日本題です。

訳にはがっかりすることが多いですが、この言葉は・・・!

日本語ってすてき。

初恋を表現するのにふさわしい、美しい言葉ですね。(「赤と黒」公式HP掲示板でもどなたか書かれていました。)

甘酸っぱい香りのするような、そして痛々しいような。

そしてこのドラマを見てモネと同じような”恋病み”患者がどれだけ増えたことか。。

 

「俺には3つの名前がある。」

夜の街をバイクで彷徨うゴヌクの映像とともに

「俺には3つの名前がある。」 

「両親が呼んでくれた、チェ・テソン。」

「ヘシングループが強要した、ホン・テソン。」

「そして仕方なく自分で選んだ、シム・ゴヌク。」

「俺も時々、自分が誰なのか分からなくなる。」

名前に関する独白はこの後繰り返し現れます。

ゴヌクの心の闇の奥底に、アイデンティティーの混乱が根深く存在することがわかります。

 

「誰かのために一度でも苦しんだことが?」

モネが傷ついたり、苦しんで死んだりしても何とも思わないのかとテラに糾弾されて。

「あんたは? あんたは傷ついたことあるの?」

「誰かのために一度でも苦しんだことが?」

 

モネの話をしていたはずが、また不意をつかれ、一言も言い返すことのできないテラ。

第2話の「傷つけられたらなかなか忘れられない」に続き、初恋の話に紐付けてテラの心をゆさぶると同時に、再度強いメッセージを発しています。

この問いかけに対し、後々テラは返答を返すことになります。

 

モネの話をつけにきたはずが、ゴヌクが現れる前からそわそわ落ち着かない様子のテラ、

テラを見透かしたように初恋の話で凄むゴヌク、

そんなゴヌクに一生懸命バリアを張ろうとするテラ、、、

画面から2人の間の微妙な空気感が伝わってきます。


キム・ナムギル 「悪い男」/「赤と黒」言葉集 第2話「報復の始まり」

2011-10-22 | ナムギル 「悪い男」/「赤と黒」言葉集

「傷付けられたらなかなか忘れられない」

モネのレッスン室にいたところをテラに見つかり、帰り際エレベータの前で、なぜモネに付きまとうのかと糾弾されて。

 

「会いたかった。」

「傷付けられたらなかなか忘れられない。」

「あの時から会いたかった。」

 第1話でテラに頬を打たれた時の傷を指さしながらの言葉ですが、不意に自分にむけられた言葉にテラは動揺を隠せません。

ゴヌクの傷がほんとは心の中にあって、もっと深いところからでた言葉であるとはテラは知る由もありません。

 

このつぶやくような「ポグシポソヨ」

そして 「なんてな。ありえないよな。勘違いすんなよな。」と続けておきながら、

ひっぱたこうとしたテラの手を掴んで「あったかい。」とのたまうあたり、

常人にはとても真似できません。

 


キム・ナムギル 「悪い男」/「赤と黒」言葉集 第1話「天使の羽」

2011-10-22 | ナムギル 「悪い男」/「赤と黒」言葉集

「人を殺すよりもっと難しいのは何だと思う?」

横暴な女優ヘジュを殺すためにスカイダイビングの装具に細工をしているところを目撃され、パニック状態になったヘジュのスタイリストに向けたゴヌクの言葉。

「ヘジュが死んだらお前の人生が変わるのか?」

「ヘジュが死ねば、また他のヘジュがお前を踏みにじる。そのたびに殺すのか?」

・・・

「人を殺すよりもっと難しいのは何だと思う? お前がヘジュを踏み台にしてのし上がることだ。」

「そしてもう2度と、誰にも踏みにじられないことだ。」

 スタイリストの女性を強く優しく導く言葉であるとともに、ゴヌク自身の復讐に対する強い信念が感じられます。

 

「テラ 姉さん モネ・・・ 家族

ゴヌクがつくったとも知らず、拾った折鶴を何気なく開いてみるジェイン。そこに走り書きされた言葉。

ジェインはまだ知る由もありませんが、この物語の中心を貫く重要なメモ書きです。

 

「俺はどこに向かっているんだ?天国か?地獄か?」

上のシーンに続き、シナリオと思われる言葉を読み始めるジェイン。

その言葉はそのまま、ゴヌクの独白と重なり。。

 「夜は辺り一面真っ暗闇で どこが空でどこが地上なのか」

 「光っているのは 明かりなのか それとも星なのか 区別がつかない」

「俺はどこに向かっているんだ?天国か?地獄か?」

スカイダイビングのトラブルで、空から海の中へと、まっさかさまに落ちたゴヌク。

静寂に包まれた海の中、これまでの記憶のフラッシュバックとともに入るゴヌクの独白。

彷徨い、もがき苦しむゴヌクの心の内が見えるようです。

最後に向けられた鋭い視線からは、急激に坂を転げ落ちようとしながらも、復讐に向かうゴヌクの痛いほどの決意が感じられます。

 

海の中のシーンは何度かでてきますが、ほんとに息をのむほど美しい。


キム・ナムギル 「悪い男」/「赤と黒」言葉集

2011-01-01 | ナムギル 「悪い男」/「赤と黒」言葉集

作品の中には、印象的な言葉、意味深い言葉というのが必ずでてきます。

この作品に限って言えば、言葉そのものが意味を持つのではなく、役者の表現と映像としての切り取り方、音楽、これがあって初めて意味を持つものも少なくありません。

まさに生きた言葉としての魅力です。

印象的な数々の言葉の中でも、特にこの物語のキーとなると思われるものについて書いていきたいと思います。(ちなみに解釈はあくまで自己解釈ですのであしからず。。)

印象に残る言葉はたくさんありすぎて書ききれません。

 

何度も書いていますが、言葉の印象ってとても重要だと思います。

韓国語には、相手を呼ぶだけでも”ヒョン”、”アジョッシ”、”オッパ”、”ゴヌガ”、”ゴヌク”、”ゴヌクッシ”、”タンシン”、”ヨボ”、”チャギヤ”・・・いっぱいありますよね。

日本語でも表現しきれないのに、英語に至っては皆”You"で訳されていたりする。

ええ?そんな訳になっちゃうの~?ちょっと感じ違うんじゃ、、みたいなこともしばしば。

私も韓国語を勉強しはじめたばかりで全然詳しくはないですが、壊さないように頑張ります。

 

ここではあえて言葉に注目して一瞬を切り取っていますが、動画としての映像のすばらしいこと、そして音楽の効果のすばらしいこと、改めて実感します。

そしてまた、言葉のないシーンで魅力的かつ重要なシーンのこれまた多いこと。。。

それは、各話の紹介のところで語るとして、、いや、ほんと語りつくせぬ魅力なのです。

 

 第1話 「天使の羽」

 第2話 「報復の始まり」

 第3話 「恋病み」

 第4話 「日本へ」 

 第5話 「二人のテソン」

 第6話 「ガラスの仮面」

 第7話 「愛と憎しみ」

 第8話 「墓前の誓い」

 第9話 「仮装ゲーム」