神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

熊野大社

2016年09月03日 17時05分30秒 | 日記

 松江市八雲町の熊野大社です。


 数年前に初詣に行ったことがありましたが、その時は大渋滞、境内は大混雑で、どんなとこやら落ち着いて参拝はできませんでした。今回は平日で参拝者はほとんどおらず、ちょっと寂しいけれど、ゆっくりと参拝出来ました。









Nikon D700 + Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

 この神社に祀られている神様は「加夫呂伎熊野大神櫛御気野命(かぶろぎくまののおおかみくしみけぬのみこと)」即ち、素戔嗚尊(スサノオノミコト)です。ヤマタノオロチを退治した神様です。

 本殿に向かって左側に「鑚火殿(さんかでん)」があります。屋根は萱葺き、四方の壁はヒノキの皮で作られています。鑚火殿の中には、火をおこす燧臼(ひきりうす)と燧杵(ひきりきね)が置いてあります。出雲大社で使う火はここの火起こし道具で起こした火が使われるそうです。







Nikon D700 + Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

 本殿の左側の社は「伊邪那美神社」で、祀られている神様は「伊邪那美命(いざなみのみこと)」です。すなわち、素戔嗚尊のお母さん。


 本殿の右側の社は「稲田神社」で、祀られている神様は「櫛名田比売命(くしなだひめのみこと)」即ち、スサノオノミコトのお嫁さん。さらにここには櫛名田比売命のご両親である足名椎命(あしなづちのみこと)と手名椎命(てなづちのみこと)も祀られています。


 スサノオノミコトはお母さんとお嫁さんご一家と一緒に祀られているという、なんとも家庭円満な神様たちでしょう。でも、スサノオノミコトのお父さんである伊邪那岐命(いざなぎのみこと)は?。いずれの世においてもお父さんの立場は低いようです。






Nikon D700 + Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)


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