日歯1億円献金の真相 元内閣官房長官 村岡兼造

日歯から平成研究会に1億円献金された真相、検察誤認の経緯、不当な判決について

発覚時主要関係者の発言、協議など No3 

2007年06月01日 15時51分19秒 | Weblog
(平成16年7月中旬頃から-16年9月中旬頃まで)
H16年7月15日の新聞紙上に、日歯連が平成研に献金した1億円の領収証が出ていないことが判明、政治と金の問題として大々的な報道がありました。
この発覚から瀧川平成研事務局長が、検察に逮捕になるまで1ヶ月半ほどかかりましたが、主要関係者の発言について、誰もが信じることが出来ない、不可解、奇妙な発言が目立ちました。

政界から引退しておりました村岡は、この献金のことは全く知らなかったので、橋本会長、野中事務総長、瀧川事務局長等、経理担当者が小切手献金であったものを、何故こんな不手際をしたのか、全く理解出来ない処理であります。

この期間に主要関係者の発言、動きは次のとおりであります。

橋本会長  
多額な1億の献金を受けたにも拘らず、全く記憶がない、覚えていない、これだけを繰り返すばかりの発言でありました。誰もが不思議で逃げている発言、納得できない、有り得ないことであると思われていました。

そしてH16.8.5頃 村岡の携帯電話に橋本会長から直接連絡があり、自分はこの事件について全く覚えがないので、村岡さんが何か知っていたら、教えてくれないか?との電話でありました。
私は変だと思いましたが献金があった料亭に出席しておりませんし、さらに誰からも献金のことを聞いておりませんので、この事件に関して何も知りませんと答えましたが、後から考ますと、村岡が関与しているのかも知れないという疑念を持たせるための、不審な電話であったと思いました。

後に供述書で判明しましたが、二年半ほど前、料亭で1億円小切手の献金を頂き、相手にお礼を述べて、小切手を胸ポケットに収めて、翌日瀧川事務局長を呼んで(ハイこれ日歯から)と渡しているのに、全く覚えがないといい続けていることは、誰が考えても、自分が逃げるために、嘘の発言を繰り返していると国民の目に映っておりました。

また、新聞に発覚の頃橋本会長はニューオータニで瀧川、渡邊(橋本第一秘書)、弁護士と協議したことも記述にあります。
検察は橋本会長が献金を受けたことも、ニューオータニでの協議内容も何一つ聞いておりません。不起訴にするため故意に不問に付しております。

瀧川事務局長 
新聞に発覚直前、瀧川の要請で橋本会長は急遽平成研拡大幹部会を開催して、席上橋本会長は1億円の献金について全く覚えがないと発言している。
これを受けた瀧川は、橋本会長から1億円の小切手を受け取ったことを十分承知しておりながら、会長をかばい自分のミスで領収証を日歯に出さなかったと発言している。

当時政界を引退していたが、上司である野中氏には電話等で二、三回連絡していることも明らかになっている。しかし検察はこれを何も捜査していない、見逃したのである。
 
瀧川は逮捕までに事情聴取を何回も受けているが、その聴取の内容等を橋本、野中、元宿(党事務局長)、渡邊(橋本第一秘書)、等とお互いに連絡しながら対策を相談していたと思います。

当時村岡、野中氏、上杉氏は現役でないので平成研拡大幹部会に出席していないのは勿論であります。
村岡が若し現役であれば拡大幹部会に出席して発言し事情を質していたと思います、従って村岡に冤罪の起訴はありません。

瀧川は拡大幹部会で自分のミスであると明確に答えておりますが、逮捕になってから、ありもしない記憶を思い出して供述を変えております。
これも瀧川の供述書で判ったことですが、H13年夏に受けた1億の献金につい
て、翌14年3月上旬頃、日歯から領収証の請求を瀧川が受けたので、この解決を図るため、瀧川は独断で党元宿事務局長に行き、平成研では領収書を出せないので、金額が大きいから二回に分けて国政協から領収証を出してくれないかと相談している。
いわゆる迂回献金で処理してくれないかというお願いである。
この経緯については次回以降にどうなったかを掲載いたします。
瀧川は平成16年7月中頃事件発覚を察して、党事務局長の元宿に会い弁護士と共に協議している。

更に翌日渡邊と一緒に元宿へ行き弁護士と相談している。

この翌日滝川はニュウーオータニで橋本、渡邊、弁護士と対策協議を行っている。

以上の動きが供述で判明しても、検察は三日間に及ぶこの協議の内容を一つも追求しておりません。
故意に橋本、元宿、渡邊に累が及ばないようにするため捜査せず、見逃しております。

野中事務総長 
野中氏が自分はこの件について何も知らないが、村岡さんには報告があったかも知れないとH16年8月末頃の新聞にコメントしている。

更に驚いたのはH16.9.5TBSテレビ朝の時事放談の中で、平成研の金の流れを知っているのは、村岡ただ一人である、間違いありませんと瀧川が言ったと堂々と発言している。この発言は村岡に当然疑惑が掛かるが、これを想定しての発言である。
また野中氏はこの事件について(献金の料亭に出席しているのに)何も知らないと白を切り、法廷でも言い切っている。
立派な偽証罪であるが、検察も裁判所もこの事実を知りながら、何一つ追求しないどころか知らん振りである、この様な裁判が堂々とまかり通っている。
何のために法廷で宣誓するのかと言いたい。

この時期、村岡は政界を引退してから1年近くなり、電話のときは橋本会長も事件のため混乱しているのかと思い善意に解釈しておりましが、後で実に不思議であり、疑いが村岡に掛かる、問い合わせでありました。
私自身事件に全く関与しておりませんので、野中氏の新聞記事、テレビの報道等に気がつかないで、迂闊にも私の起訴後しばらくしてから以上の事が判明したのであります。

勿論村岡に瀧川、野中氏から起訴前はもとより、現在まで連絡は何一つありません、橋本も問い合わせ一回だけで逝去するまで一度も連絡がありません。

以上考えますと村岡に疑いが掛かるように進んでおり、検察はこれを信用して、速く政治家の責任者を出すため、誤認して起訴を急いだと思います。
まさに濡れ衣を着せて、杜撰な捜査の結果としての冤罪であります。
No4 以降 法廷裁判について掲載いたします。