日歯1億円献金の真相 元内閣官房長官 村岡兼造

日歯から平成研究会に1億円献金された真相、検察誤認の経緯、不当な判決について

巨額献金の理由、何故発覚したのか     (No2)

2007年05月21日 11時07分57秒 | Weblog
H12年当時、橋本龍太郎平成研会長と日歯連幹部の臼田氏とは、日歯連会長選挙を巡って両者間に強い確執が起きておりました、その後臼田が日歯連会長に当選して、橋本会長が臼田氏に詫び状を書きましたが、依然として確執状況は続いていたようであります。

しかしH13年度になり医療関係の診療報酬改定の年になりこの要請のため、臼田氏は今までの考えを変えて、厚生関係の重鎮である橋本会長と仲直りを図るため、参議院選挙直前に懇親会を呼びかけ、橋本個人でなく平成研会長橋本に小切手1億円を献金した。
参加者はH13年7月2日で赤坂の料亭(口悦)に橋本会長、野中事務総長、青木参議院議員と日歯臼田会長、内田会計理事の5名である。その受領の際橋本会長がお礼を言って、1億円の小切手を内ポケットに納めたと臼田、内田が供述している。

その翌7月3日、橋本会長は橋本事務所に瀧川事務局長を呼び「ハイこれ日歯から」といって瀧川に小切手を手渡した。瀧川はその日の内に橋本会長名義の銀行通帳に入金し、7月4日、再び橋本事務所に行き橋本会長に入金の報告をしている。
これは瀧川の供述調書に克明に記載している。
そして瀧川は小切手を受け取ったときから、日歯連から請求を受けるまで、領収証を出さなくともよい献金であると思っていたと何回も供述している。この理由としては会長からの指示が全くない、さらに巨額であり、マスコミ、野党、他派閥等から疑惑の目で見られ強い批判を受けることを恐れたと思われる。

この一派閥の平成研に対して、破格な献金でありますが、橋本、臼田の強い確執がなければ有り得なかった献金であります。この献金は橋本に対する臼田の和解金、手打ち金の意味合いであります。その証拠に後にも先にも日歯連から平成研に対しての献金は此の時1回だけであります。
この料亭の会合について村岡は誰からも何一つ聞いておりません、勿論料亭に出席しておりませんので献金のことは発覚するまで全く知りません。

発覚の経緯はH15年の衆議院選挙において日歯連推薦候補者(愛知県)の選挙違反で関係者が逮捕された、
この関連で日歯連本部が捜査を受け、日歯連が平成研に対して1億円献金をしているのに領収証が提出されないことが判明して、この選挙違反とは全く関係ない別の事件の政治資金規正法違反として発覚したものである。



2007年5月10日、日歯1億円献金事件の高裁判決について(No.1)

2007年05月16日 17時04分03秒 | Weblog
第一審は1年半に渡って、28回の公判、そのうち実質審理は24回、百数十時間でありました。2006年3月31日、第一審で完全無罪の判決を受け喜んでおりました。
検察は不服として控訴し、控訴審は5回の公判、そのうち実質審理は2回、数時間程度であります。
5月10日の控訴審判決は、原審を破棄する。被告を禁固10ヶ月執行猶予3年とする、という判決がありました。
予想もしなかった判決を聞き、私は自分の耳を疑い、弁護人に確かめてから茫然自失の状態でありました。
高裁の決定は、不当極まる判決であり、到底承服することは全く出来ません。
いちじるしく正義に反する判決であり、直ちに上告することを決定いたしました。

判決文の記録は、まだ高裁から私に来ておりません。しかし裁判長の判決を聞きますと、第一審とはまるで正反対の逆転判決であります。
控訴審において有罪になる新たな証拠も証言も全く出ておりません。裁判長は有罪である理由も証拠も示しておりません。裁判長の恣意的思い込みで無罪であるものが有罪に変りました。わが国の裁判は検察と裁判の馴れ合いの要素が強く全く納得のいかない理不尽な暗黒裁判であると思います。
事件の経緯、結果については真相が複雑怪奇であり理解しにくいところも多々あると思います。
皆様にこの事件の真相、経緯、理解をいただくために、これから事件についてこのブログで順次お知らせしていきたいと思います。
皆様の貴重なご意見、ご助言もいただければ幸いであります。

【お知らせ】
●2007年5月18日(金)13時~14時30分、ラジオ日本(1422KHZ)「ミッキー安川のずばり勝負」に私が生出演して真実を述べます。

●2007年5月21日(月)20時~21時、CS朝日ニュースター「ニュースの深層」に私が生出演いたします。