泌尿器科が好きなタダのおっさん

_とある医局の風景をつづります_

専門医

2021年03月17日 20時20分09秒 | 雑用

こんばんは。J-Maです。

先日、専門医認定証が届き、無事専門医に認定されました。

今年度の専門医試験は新型コロナウイルスに影響で例年9月に行われる試験が1月9日となり、会場も大阪から金大病院に変更となりました。1月9日は30年ぶりの大雪の日であり、当日は散々な目に合いました。金沢会場であり、特に大丈夫だろうと高をくくり、午前中に外勤に行っておりましたが、途中で大雪に伴う渋滞に巻き込まれました。渋滞中にも雪が積もり続け、自分の車もスタックし、これは試験に間に合わないかもしれないと焦り始めました。車に積んであったスコップで雪をかき分けたものの、スタックし続け、これは終わったかもしれないと思いました。まさか試験を受けれない状況になるとは夢にも思いませんでした。

しかし、たまたまスタックした場所の道路沿いの人が除雪車を持っており、除雪とけん引してもらうことで、脱出できました。その場面を見ていた新聞記者が取材しに来ましたが、時間がなく丁重にお断りし試験会場に急ぎました。

しかし、さらなる不幸が起こりました。高速に乗ろうとしていたのに、焦りと大雪で普段と道路状況が変わり過ぎており、高速への道を間違え通り過ぎてしまい、下道で帰ることとなってしまいました。最悪、遅れてでも試験が受けれればいいかなと思っておりましたが、何とか集合時間の10分前に大学に到着し、売店でおにぎりを買い食べて試験会場に向かいました。

試験は過去問にない問題も多く、二つに絞って残りどちらか迷う問題がけっこうありました。ただ、過去問とガイドライン(特に改定された内容)、治療法、ステージ分類など覚えるべきことを覚えれば合格点は取れそうな印象です。特に悪性腫瘍は新規の治療法が次々出てくるので、以前の治療法の違いをしっかり覚えておくべきと感じました。ただ大学で勤務していれば、カンファレンスでの内容や実際に悪性腫瘍の治療を多く経験するので、実際の勤務と照らし合わせれば覚えやすかったです。

無事試験は受けれましたが、その後も不幸は続きました。

帰宅途中に、また自宅近くの小道で車がスタックしました。車からスコップを取り出し、自宅からママさんダンプも持ってきて除雪しましたが、抜け出せませんでした。困っていると近所の人が助けに来てくれて、車を押してもらったり、雪かきしてもらいましたが、抜け出せませんでした。その後、JAFに電話しても、同様の人が多すぎて来れないとのことで、ひたすら雪かきし続けました。周りの人達も次から次へと助けに来てもらい、この日に私の車のスタック解除を助けてくれた人は20人くらいはおり、いい人が多いなあと感じました。しかし7時間経過し23時になっても抜け出せず、富山から妻の両親が助けに来てくれて、けん引にて脱出できました。時間は翌日の深夜1時となっており、ようやく解放されました。

この日は、合計10時間は雪かきしており、身は凍えましたが、人の温かさに触れることができ、思い出深い1日でした。スタックしている車を見かけたら次は手助けしようと思います。

試験翌日、ニュースを見ると乗ろうとしていた高速がタイミング的に乗った直後に渋滞で通行止めになっていることが分かり、あの時道を間違えて下道で帰って良かったです。

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1 コメント

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プラマイゼロ (マイルドガンマン)
2021-03-18 16:55:17
映画にしたいね。尾ひれつけて。
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