今年最後の五月晴れの週末を、
故郷での家事に費やすことになるとは……。
あんなに、ダイエットの効果が出ないと言っていたのに
ここ数日でストンと1.5㎏、落ちました。
精神的ストレスでやせるタイプ?

圧迫骨折を起こした父は
重いものが持てなくなり、買い物に難儀することが予想されたので
ネット通販でシニア用手押しカートを注文し、
それが届くまでの数日間、家にあるもので食事ができるよう
考え付く限りの常備菜をつくって
神奈川に帰ってきました。
処方薬が効かないとぼやきつつも、
何とか歩くことはできるので、
無理をしないよう言い含め、
「何かあったら私と、○○さんに電話してね」
○○さんとは、介護認定を機にご担当となった
地域包括支援センターの方。
→この名称は一般名で、自治体により「高齢者安心センター」とか
「高齢者の暮らし相談センター」など、名称はさまざまです。
先日、ブログにいただいたコメントを見て、
確かにそうだ、と気づいたのですが
ご担当がついて、何かと気にかけ様子を見に行ってくださったり
相談に乗っていただけたりがスムーズにいくのも
昨年秋に、介護申請をし、認定を受けたから。
以前にもちらっと書きましたが、私は2019年に
介護や保健施設も持つ医療法人の理事長さんの書籍案件を担当し、
ほぼゼロベースから介護制度について勉強させていただきました。
医療と介護は、一人の人生の中ではゆるやかにつながっているものですが、
成り立ちや制度、組織は別々で、
医療や医学分野で20年記事を書いてきても、まったくといっていいほど
別世界。
正直なところ、半分泣きそうになりながら取り組んだものでした。
救いだったのは、その理事長さんがとても良い方で、
ご自身も親御さんの介護と看取りをしており、その経験もふまえて
とても身近なお話しをしてくださったこと。
「介護認定は、早いうちに受けた方がいい。
介護と、早くつながっておく方がいい」
このお言葉が、私にとって今回最大の助けになりました。
昨秋、父が「膝が痛くて湯船に入るのがたいへん」ともらしたのを聞き、
「認定を受けるとすっごく安く、手すりがつけられるよー」と説得し
すぐに介護申請へと動くことができたのです。
中には
「自分はまだまだ元気だ、年寄り扱いするな」などと、認定を受けたがらない人も
いると思いますが、
転ぶのは一瞬です。歩くのに難儀するようになってから慌てても
介護申請してから認定までには3週間前後かかってしまい
その間は家族主体で対策をとらねばなりません。
要支援1(一番低い介護度)であってもとれていれば、
地域包括支援センターの人は「ああ、認定済みなんですね」と言って
急なアクシデントがあったときにも、彼らのできる範囲のことはしてくれます。
それが、私のように遠方にいる家族にとっては、
どれだけ安心材料になるか、今回のことで思い知らされました。
父はすっかり、地域包括支援センターのご担当がいることを
当たり前として受け入れているようですが、
そもそも、認定を受けなければこうならなかったわけで、
迅速に動いた私をもっと、褒めて欲しいな(笑)
ないに越したことはないけれど
これからも“急な何か”はあるだろうと思います。
一つひとつ、公的サービスでできることと、家族がしなければならないこと
(民間サービスの利用も含め)を確認しながら、
都度、着地点を見つけていこうと思います。